虹を操る少年 の商品レビュー
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タイトルからファンタジーを予想していたのですが、読み始めて早々「ま、まさか暴走族の話?!」と勘違いしてしまい、思わず読むのを止めようとするところでした。 ちょっと終わり方が中途半端だと思いましたが、すごく読みやすくて引き込まれました。
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今まで読んだ東野作品とはまた一味違ったミステリーのような気がした。 新次元のコミュニケーションをめぐり若者達の集団が出来上がるのだが、 それを阻止しようと大人たちの魔の手が伸びる・・・ 主人公の「光瑠」を中心にその能力をフルに使って「ある計画」を実行に移す。 なんとも美し...
今まで読んだ東野作品とはまた一味違ったミステリーのような気がした。 新次元のコミュニケーションをめぐり若者達の集団が出来上がるのだが、 それを阻止しようと大人たちの魔の手が伸びる・・・ 主人公の「光瑠」を中心にその能力をフルに使って「ある計画」を実行に移す。 なんとも美しく魅力的なプロジェクトだが、最後にはまたドンデン返しがある。 夢中になって読める一冊である。 これから何を読もうかと思っている人がいればおすすめの一冊である。
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音楽のように光を操る少年。 次世代の人間の意思疎通の手段。 音楽ではなく光楽という。 映像作品になることを期待する。 もし,光楽器を作る必要があれば,ぜひ相談してほしい。 三次元空間の音場のような, 光場を設計したい。
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超人的な能力を持ち別の世界を見ているという設定は、あとがきを書いている井上夢人の『オルファクトグラム』を思い出させた。 この作品が良かったのは、主人公がその能力を積極的に発信しようとしている点。終わりが唐突なのが少し残念。
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SFっぽい。ミステリーではないと思う。推理は一切ない。 特殊な能力を持って生まれた天才少年の光瑠。 主人公であるはずの光瑠の主観は最初の方は全く出てこない。 光瑠の能力を使った光楽という光の演奏。 それに魅せられる若者、利用して私欲を満たそうとする者、疎ましく思い恐れ潰そうとする者。 周りの人々の動きや想いが中心に話が進んでいくから、光瑠の真の目的は何なんだろう?と思いながら後半まで一気に読めた。 盛り上がった。 で、、、あれ?終わったの?? という終わり方。SFだし、ファンタジーだし、こんな終わり方がよいのかもしれないけど、なんともいえない物足りなさ。 でも、光を題材としてこんな話ができてしまったり、登場人物の繋がりとか、東野さんの作品を読むたびに毎回すごいな~と思う。
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ダニエル・キースの「アルジャーノンに花束を」の チャーリーの知能が発達した部分の文章力がすごいという 評を以前何かで読んだことがある。 この本の主人公も人並みはずれた知能をもつ天才。 湯川シリーズといい、こういうところで東野は作家としての力量をみせつける。 ただ小説としては風...
ダニエル・キースの「アルジャーノンに花束を」の チャーリーの知能が発達した部分の文章力がすごいという 評を以前何かで読んだことがある。 この本の主人公も人並みはずれた知能をもつ天才。 湯川シリーズといい、こういうところで東野は作家としての力量をみせつける。 ただ小説としては風呂敷をたためきれてない感じで、アイデア倒れ。
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面白かった。 自分が色弱なだけに、色彩を敏感に感じ取る主人公には憧れというか、羨ましく感じた。 オーラって実は目に見えるものなのカモって思った。
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東野圭吾の発想力はなんなんだろう。 光にも音楽を奏でる力があるのかもしれないなんて 今まで一度も考えたこともなかった。 タイトルからイメージしていた話とは違ったけれども 新鮮な感覚をさらっと味わえる一冊
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音楽なんてものは当たり前の世界であるが、光楽という今までに想像もしなかった世界が小説のなかで繰り広げられていて、引き込まれた。
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