虹を操る少年 の商品レビュー
12.08.24 スコシ・フシギなSF。 視覚を楽しむ、 光楽、 光でのコミュニケーション、 面白い着想と、全くの創作なのにリアルに感じられる筆力がさすが。 光楽を体感してみたいなぁ。 できればこの世界設定の長編もやってほしい。
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光を操る能力を持った少年が主人公。 メッセージを受けて集まった若者たち。 力の大きさを利用しようとする大人たち。 ミステリーの類いに入るのだろうけど、 ファンタジーのような雰囲気もある、不思議な話だった。
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タイトルに釣られて買ってしまった東野圭吾の本。 光をグラデーション(文中では光楽と表記)のように操る少年と、その光の強弱や色合いに魅了された人達、また光楽には麻薬性中毒があると見抜いて撲滅を図る人達、など群像劇風に描かれた物語。面白くて読み進めるのが早かった☆ もし自分が中学生や高校生ぐらいの年齢だったら、夏休みの読書感想文の本にしたいぐらいです。
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最近読んだジェノサイドを軽くした感じ。いつも通り序盤からぐいぐい引き込まれた。主人公の少年の才能よりも東野圭吾の才能が凄い
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光瑠くんがイケメンだった。 ひとまず、あんな大人な人間に出会いたい(笑) 光を演奏する光楽家。 それが光瑠が考える自身の役割だ。 光楽家として人々に働きかけをすることで、人間の次なる進化へを気付かせる、 要は、多くの人々が持っている進化の種の目醒めを助長のさせる、メッセージを送っているという訳だ。 しかし、進化を恐れる権力者、人を欺き、殺すことで地位を得てきた者に、その道を阻止されようとする。 p.298にもあるように "もし人々がバイオフォトンによってコミュニケートできるようになったら、謀略というものが存在しにくくなる。 (中略) さらに人々は、膨大な量の情報処理能力を持つことになる。 こんなことになったら、権力構造が壊れるのは目に見えている(以下略)" という理由からだ。 以上のことより、この物語は、光というコミュニケーションの媒体を、推進するものと否定するものの抗争が書かれたものといっても、差し支えないだろう。 新次元でのコミュニケートは、光だということ、目を使うという発想。 やはり、作家は考えることが違う!
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7月の1冊目。今年の91冊目。 これまで読んできた東野作品とはちょっと違う物語。これはこれでサクサク読めました。いやーほんとにアイディアが多彩だなーと思います。まぁたぶん根本的な部分はありそうかもしれないけど、光を操るってところがね。 ただ、突っ込みたくなる部分はありましたが、...
7月の1冊目。今年の91冊目。 これまで読んできた東野作品とはちょっと違う物語。これはこれでサクサク読めました。いやーほんとにアイディアが多彩だなーと思います。まぁたぶん根本的な部分はありそうかもしれないけど、光を操るってところがね。 ただ、突っ込みたくなる部分はありましたが、まぁ本質的でないところ以外を突っ込んでもしょうがないのでね。もうちょっと練りこんでもうちょっと長い話にもできそうだなーとも思いました。
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盛り上げは良かったが、 敵の正体が最後まではっきりしなかった所が微妙。 凄く微妙な終わり。作者この話、最後書くの嫌になったんじゃないかと邪推してしまった。
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光を操ることができる光瑠。 光で音楽を奏でると、大勢の人を魅了してしまう。まるで、宗教の開祖のように、、、 光瑠の力を利用したい者、光瑠の能力を抹殺したい者、光瑠の存在が必要な若者、さまざまな思惑がある中、人類は変化の時を向かえる
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人類の進化を予感させる、絶対音感ならぬ光感。 こういう話は好きなはずなんだけど、退屈で途中から斜め読み。
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作中名言 「人間程、世代交代を忌み嫌う生物は、地球上には存在しない」 この小説は最後の光瑠のこの言葉に集約されている、 特異な能力を持った人、感性が人とは違う人、ずば抜けた変人、奇才。彼らは上にはたてない。その答えはこの言葉に集約される。↓ 「新種の存在を認めてしまうことは...
作中名言 「人間程、世代交代を忌み嫌う生物は、地球上には存在しない」 この小説は最後の光瑠のこの言葉に集約されている、 特異な能力を持った人、感性が人とは違う人、ずば抜けた変人、奇才。彼らは上にはたてない。その答えはこの言葉に集約される。↓ 「新種の存在を認めてしまうことは、従来種にとっては、自分たちの滅亡を意味するからだ。」 物語は生まれた時から天才である光瑠が、光を操ることにより人々を目覚めさせようとする宗教チックなSF。 そこで起こりうるリアルなストーリー。宗教家たちもこうやって排斥されていったんだろうな。 1枚も2枚も上をいく光瑠を止めれるものはいない。 良い設定なのに、なんか物足りなかった。これはこれ以上書くことはないし、完璧なのだが、メッセージ性が東野圭吾にしては稚拙な気がする。
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