虹を操る少年 の商品レビュー

東野圭吾(著者)

新しい物の見方に気づかされた一冊。ただ、エンディングが物足りなかった

[炊き込みご飯]

進化の在り方やこれまでの歴史で権力者が進化を妨害してきている、という新しい物の見方に気づかされた一冊。ただ、エンディングが物足りなかった。若者たちが集まってきてどう物語が進展するのか、脇役の親子と両方に関係する女性との関係がどうなるのか、読みたかった。

優れた才能を持った男…

[文庫ＯＦＦ]

優れた才能を持った男の子が主人公の話。メッセージに込められたものが、気になってしまいます。

メッセージは誰かに届…

[文庫ＯＦＦ]

メッセージは誰かに届く。いつか誰かに必ず。

天才的な才能を持つ光…

[文庫ＯＦＦ]

天才的な才能を持つ光瑠。光によって創り出す音楽は人々を魅了する。そのメッセージとは?一体誰に届くのか?

光でコミュニケーショ…

[文庫ＯＦＦ]

光でコミュニケーションできる能力の目覚めといった、人類の進化に纏わる青少年向けSF小説。大人が読むには、チョッと気恥ずかしい思いも・・・。

2024/07/16

多彩な光を操る「光楽」で若者を魅了する天才少年光瑠。ある「目的」を目指す彼を取り巻く人々の思惑を描く。前半の謎めいた予感に対して、後半は急にB級SFのような展開が残念。ダーウィンの進化論を引き合いに出しながらも、光瑠の持つ能力は常人を超越した特殊能力や覚醒である点にやや違和感。読み流すエンターテイメント小説としては面白い。

2024/07/01

色（光）で若者の心を掴む光瑠。それを光楽と表現し、実際に光を通じて人の心に訴える。理解しがたい部分が多く、今一つ話の中に入っていけなかった。

2024/06/19

SFっぽくて、ファンタジーぽくて、でもミステリー。
現状維持を望む権力者と、変革を求める若者たちの戦いって感じのお話なんだが、今の政治家なんか見てると、強制的に読ませたいような１冊です。

2024/05/26

東野圭吾さんの現実離れもの
んなアホな、と突っ込みながらも読み切れてしまう
話に引き込む文章力はさすがです

2023/10/11

　光瑠（みつる）は光を感じることが出来る天才少年。彼は光を演奏することでメッセージを発信します。その光のメッセージを受け取った若者がどんどん集まるようになります。彼の光の演奏「光楽」を観た者は魅せられ一種の中毒のような症状を起こします。光瑠の特殊な能力に気付き近寄ってくる大人達――。

　生まれた時から他の子とは違った光瑠。両親もそんな我が子を誇らしく思っていましたが、光瑠が成長するにつれ理解できないことが増えていきます。
　親にとっては天才児より平凡で未熟な子、よく言われますが「出来の悪い子ほどかわいい」という心境になるだろうなと思います。親としての出番が無いですものね、しっかりしすぎた子を持つと。

　光瑠の能力を利用しようとする大人達を逆に利用する光瑠。光瑠の能力に危機感を募らせ彼を排除しようとする勢力も現れ、終盤は混沌とします。

　人とは違った能力があったりすると生きづらい世の中だと思います。誰だって自分にない力を持っている人を警戒するだろうし、脅威と感じる人もいるでしょうし。
光瑠の未来は険しいものになるのではないかと思いました。