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日輪の遺産 の商品レビュー

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209件のお客様レビュー

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2012/02/19

シェエラザードのときもそうだけど、描写や史実がこまかく映画を見ているような美しい情景を思い浮かべながら読むことができた。 よくも悪くも悲しくならないのは やはり戦時の話だからなのか。 三の谷の桜のせいなのか。

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2012/02/15

軍人やその階級といった、物語のキーとなるものになじみが無く、読むのに時間がかかった。 昭和史をもう一度復習してから、再度挑戦したい本。 戦争に巻き込まれ、知らないうちに金塊を運び、散っていった女生徒たちの想いをもう少しページを増やして書いて欲しかった。

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2012/02/21

戦争を題材にし、数十年前と現在が同時進行する手法の小説を少し前に読んだ。「終わらざる夏」 そうだったのか、この手法の始まりが「日輪の遺産」だったのか? 終わり方が現実離れするのも似た手法のようだ。

Posted byブクログ

2012/01/21

荒唐無稽な「プリズンホテル」と壮大な歴史物の「蒼穹の昴」が交差するような作品。マッカーサーがあれほど執念を燃やしていた財宝を諦める理由が、それまでのスリリングな展開に比べひっかかりを感じた。彼は日出づる国の魂に降伏したということか。

Posted byブクログ

2012/01/14

登場人物達の正体が明かされるまでは謎が多かったが明かされてスッキリ!遺産は受け継がれる…それはただの財宝ではない。自身のあとがきで若く、拙い文章とあったが、そんなことない!すごくわかりやすかった、言おうとしている事が。

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2012/01/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

映画化もされた浅田作品。 マッカーサーの巨額の遺産の行方をめぐるストーリー。 手がかりは、真柴老人が残した古い二冊の手帳。 巨額の隠し財産という題材は同じ作者の「シェエラザード」に似ている。 登場人物中、最も胸に響いたのは、切れ者であった小泉中尉の生き様。 肝心の少女たちの悲劇の理由には、少し合点が行かない部分もある。 現代と過去とを切り替えながらの描写は見事だが、 花見のシーンを除き、現代の話の必要性が薄い。 のみならず、現代の登場人物に魅力が乏しい。 何より、マッカーサーが、あの理由で隠し財産を諦めるだろうかと疑問に思った。 戦争の話は語り継いでいかなければならないが、 終戦後の世代の手になる作品で、相応の重さと真実味を 感じさせることは難しいのだろうか、と思ったり。 もちろん、この本一冊のみの感想で判断するべきことではないのだが。

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2012/01/19

Might is right? No,it's wrong. The eternal truth is that peace is right.作者の転換機となり、『蒼穹の昴』誕生へと続く作品。

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2012/01/08

シェエラザード(号泣)に似てるのかな、と思いながら読み始めた本。 シェエラザードに比べると、いまいち入りきれなくて残念だったかな。 シェエラザードの方が、歴史には名が残らない人たちの思いや行動がたくさんあって感情移入できたし、謎が解かれていく爽快感があった。 とはいえ、ゆっく...

シェエラザード(号泣)に似てるのかな、と思いながら読み始めた本。 シェエラザードに比べると、いまいち入りきれなくて残念だったかな。 シェエラザードの方が、歴史には名が残らない人たちの思いや行動がたくさんあって感情移入できたし、謎が解かれていく爽快感があった。 とはいえ、ゆっくりゆっくり2度目読み返してみると、これはこれで胸に来るものもありました。 悲しくもあたたかく読み終わることができます。

Posted byブクログ

2012/01/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

浅田次郎の出世作となった作品といわれていますが、いつごろ書かれたとか、最初はそんなこと知らずに、取り扱っている時代と映画化に興味があったのと、『蒼穹の昴』とかとおんなじ読み応えを期待して手に取りました。 重厚感のあるタイトルとはうらはらに、ヒストリーテリングとエンタテインメントのバランスは、後者のほうが勝ってる感じ。最初のうち、なかなかリズムがつかめずに苦労しましたが、終戦時と現代が交互に話が進む中、途中見事に結びつくところに感動。マッカーサーの描き方とか、つっこみどころはあれども、著者のターニングポイントとなったというのも、うなづけます。

Posted byブクログ

2011/12/18

久しぶりに読む浅田次郎さんの作品。母親が傑作だって絶賛してたのを思い出して読んでみた。 やっぱりどんどんひきこまれてくんだけど、内容が内容だけに、面白い!っては言いにくい…。感じたのは、とにかく自分が一生懸命にやっていかなきゃいけないってことです。。なかなかにヘビーだったけど、現...

久しぶりに読む浅田次郎さんの作品。母親が傑作だって絶賛してたのを思い出して読んでみた。 やっぱりどんどんひきこまれてくんだけど、内容が内容だけに、面白い!っては言いにくい…。感じたのは、とにかく自分が一生懸命にやっていかなきゃいけないってことです。。なかなかにヘビーだったけど、現代の登場人物のキャラクターとかで、重いだけになってなかったところがさすがです。浅田さんは一時よく読んでたけど、「蒼穹の昴」はまだなので、ぜひ読んでみたい!と思いました。

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