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日輪の遺産 の商品レビュー

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209件のお客様レビュー

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2011/10/21

久しぶりに読書感想。 ここ数ヶ月でいちばんかにばんに好きだったのがこれ! 折しも映画化されています。 中村獅童とユースケサンタマリアは私のイメージではないですが… 合っていないわけでもないかもしれません。 http://www.nichirin-movie.jp/ 映画化にあたっ...

久しぶりに読書感想。 ここ数ヶ月でいちばんかにばんに好きだったのがこれ! 折しも映画化されています。 中村獅童とユースケサンタマリアは私のイメージではないですが… 合っていないわけでもないかもしれません。 http://www.nichirin-movie.jp/ 映画化にあたってNHKで浅田さんを拝見することもできました。 戦争の中で、国と国民を生かすためのお話です。 戦力となる男子のみならず、 若い女子をも巻き込むほどの情勢。 それでもみんなが国のために頑張っているせかい。 純粋で強くて格好良くて、無知でまっすぐで切ない。 戦中の貧困や悲しみを見ていると いったい何が勝利で何が敗北なのか分からなくなります。 幸せの定義とかね。 大切なものを失っても信じるものがあれば幸せなのか、 ここにある大切なものを失っても幸せと言えるのか。 でも軍隊の非常な緊迫感って好き。 ホント格好良い。 様々な立場のうえに絶妙なバランスを保つ「今」とか それぞれの心の動きとか けっこうストレートに伝わってくる本だと思います。 何度も読み返したい本のひとつ。

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2011/10/31

昔人にお勧めされたのでいまさら読んでみた。 浅田次郎らしい文章でいいのだけれど、結局なんだったんだろう、みたいな気持ちで終わってしまった。戦争、そしてそこからの復興のために命を尽くした人の話はよいのだけど、マッカーサーの気持ちがわからない。いつかまた読み返せばわかるときがくるのか...

昔人にお勧めされたのでいまさら読んでみた。 浅田次郎らしい文章でいいのだけれど、結局なんだったんだろう、みたいな気持ちで終わってしまった。戦争、そしてそこからの復興のために命を尽くした人の話はよいのだけど、マッカーサーの気持ちがわからない。いつかまた読み返せばわかるときがくるのかな。

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2011/10/14

終戦の時代と現代という異なる時代を上手く混合させたミステリー。おそらくフィクションであると思うが、どこか本当にあった話なんじゃないかと思ってしまうほどリアリティにあふれていた。

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2011/10/11

最後に自らの命をたった少女たちの姿が切なすぎました。そして、生きながらも戦争から解放されない真柴、登場人物の全員の運命に胸が苦しくなりました。

Posted byブクログ

2011/10/01

観てから読むか、読んでから観るか・・・で、読んでいる途中で映画を観ました。史実を交えたフィクションで、あまりにも引き込まれて読んでいて、電車を降り損ねそうになったこと数回。小説が想像力をかきたてる、その凄さを味わいました。 映画の設定は少しばかり違って、もっとわかりやすいかもし...

観てから読むか、読んでから観るか・・・で、読んでいる途中で映画を観ました。史実を交えたフィクションで、あまりにも引き込まれて読んでいて、電車を降り損ねそうになったこと数回。小説が想像力をかきたてる、その凄さを味わいました。 映画の設定は少しばかり違って、もっとわかりやすいかもしれません。小説の中のいい台詞が、映画で俳優さんたちに語られるのはたまらなく良いものですね。

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2011/09/26

終戦直前、戦勝をあきらめた日本が復興の資金として極秘に金塊を隠す。その任務遂行の様子としての過去と金塊に迫っていく現代との話が同時進行的に読ませる作りになってます。 しかし、単なる宝探しの話でない。中盤で宝の場所ははっきりし結局話は「何故金塊は未だにそこにあるのか?」という疑問に...

終戦直前、戦勝をあきらめた日本が復興の資金として極秘に金塊を隠す。その任務遂行の様子としての過去と金塊に迫っていく現代との話が同時進行的に読ませる作りになってます。 しかし、単なる宝探しの話でない。中盤で宝の場所ははっきりし結局話は「何故金塊は未だにそこにあるのか?」という疑問に集約していく。 そしてある意味衝撃のラスト。 登場人物それぞれが皆信念を持って行動しているところが非常に浅田次郎的ですが、だからこそ、人物像、人物関係が明確で理解しやすかった。 背景、内容共に「愛国心」の視点から捉えたくなるけど、それ抜きで読むと少し違ったものが見えてきます。 多少読者をおいてけぼりにするような部分があるので丁寧に読むことをオススメします。

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2011/09/24

戦争の悲惨さと日本人としての勇気を感じる小説。戦後の日本復興の為、軍人としての使命を貫く真柴や阿南ら軍首脳に意志の強さ。マッカーサーの財宝を隠す為に利用される20名の少女達の純粋さに心が和み、そして真柴や小泉らの為と思い込み自ら毒薬を飲む場面は悲しみで溢れてしまう。日本人を心底恐...

戦争の悲惨さと日本人としての勇気を感じる小説。戦後の日本復興の為、軍人としての使命を貫く真柴や阿南ら軍首脳に意志の強さ。マッカーサーの財宝を隠す為に利用される20名の少女達の純粋さに心が和み、そして真柴や小泉らの為と思い込み自ら毒薬を飲む場面は悲しみで溢れてしまう。日本人を心底恐れるマッカーサーや米軍側通訳のイガラシ中尉の一つ一つの言葉も読み応えがある。再読してさらにハマる大好きな小説です。

Posted byブクログ

2011/09/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ポツダム宣言を受け入れて日本の敗戦が決定的になった折に、大蔵省の地価倉庫に眠る金塊を多摩の奥地に隠す極秘の作戦が行われた。 特命を受けた真柴少佐、小泉中尉、軍曹の3人に加えて、35人の女学生が作業に従事することになった。 指令を全うした後、級長を除く女学生らは毒薬を服用して自害してしまう。 数十年後に真柴少佐は、この事件を克明に記録した手帳を丹羽と海老沢に託す。 現在と過去の出来事が交互に記載されている、スリルのある展開が面白い。

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2011/09/12

まぁまぁおもしろかった、ぐらいかな。ストーリー展開はおもしろいけど、ちょっと先が気になって長い説明を読み飛ばしながらすすめてしまった。

Posted byブクログ

2011/09/12

物語としてもすばらしいし、なにより歴史の勉強にもなった。今年映画になるんですよねこれ。この時代だからこそ読むべき名作。ただの宝探しの話ではありません。

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