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イン ザ・ミソスープ の商品レビュー

3.3

64件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    18

  3. 3つ

    21

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    5

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2025/07/23

4.2/5.0 ホラー/サイコスリラー小説でいいのかな? 不気味さや狂気的な怖さが凄まじく、エンタメとして凄く面白かった。 日本における外国、外国人に対する捉え方の言及が興味深かった。 世の中に対する批評性やシニカルな書き方も楽しんで読んだ。

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2016/06/07

どっぷりと物語のなかに入り込んでしまって一気読み。 サイコパスがでてくる小説は好きでいろいろ読んでいるのですが、フランクの気味の悪さは群を抜いていました。 外国人だから、というのではない、もっと人間の本質が腐敗しているような、それでいて新鮮味のある生臭さ。 それに加えて残虐的な描...

どっぷりと物語のなかに入り込んでしまって一気読み。 サイコパスがでてくる小説は好きでいろいろ読んでいるのですが、フランクの気味の悪さは群を抜いていました。 外国人だから、というのではない、もっと人間の本質が腐敗しているような、それでいて新鮮味のある生臭さ。 それに加えて残虐的な描写が続くのに、やはり文学としての気品をどこかに感じてしまう。 世界が自分の足許にあるという全能感と、自分だけが世界から切り離されているという不安感。

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2015/09/01

フランクがとにかく怖かった。 ずっとこの状態なのかと不安だった。 殺戮を繰り返した場面では本当に怒っているのかという気がしていた。 リアルでドキドキする描写! 日本とアメリカの違い、日本の特有なところが良くも悪くも描かれていて視点が面白かった。 ミソスープのくだりも、たのしかった...

フランクがとにかく怖かった。 ずっとこの状態なのかと不安だった。 殺戮を繰り返した場面では本当に怒っているのかという気がしていた。 リアルでドキドキする描写! 日本とアメリカの違い、日本の特有なところが良くも悪くも描かれていて視点が面白かった。 ミソスープのくだりも、たのしかった。

Posted byブクログ

2015/04/10

情緒不安定な外国人と過ごした数日の話。日本人に対する批判的な意見が面白かった。日本人は自分自身を見つめていないとか、本当に必要なものをわかっていないとか。ただの猟奇的な小説だと思ったがこのような面もあって面白かった。

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2014/09/24

あまりの恐怖で駆け足読了した後フウようやくフランクから解放されたと安堵しながら初めて表紙をまじまじと見てしまい悲鳴をあげながら本を投げました

Posted byブクログ

2013/05/29

後半の殺戮シーンは良かったけど、もっとフランクの詳細が知りたかった。 最後が腑に落ちん。尻切れトンボ… 2013.05/28 読了。

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2012/12/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「もう飲む必要はない、ぼくは今ミソスープのど真ん中にいる、コロラドの寿司バーで見たミソスープには何かわけのわからないものが混じっていた、野菜の切れ端とかそんなものだ、そのときは小さなゴミのようにしか見えなかったけど、今の僕は、あのときの小さな野菜の切れ端と同じだ、巨大なミソスープの中に、今僕は混じっている、だから、満足だ」(235) ケンジは、外国人相手に風俗的な観光のアテンドをしている。 年末にかかってきたフランクからの依頼の電話でその物語は始まる。 フランクは猟奇的殺人鬼で、幼い頃から人を殺してきた。 「…人を殺すとき、どれほど緊張してどれほど集中が必要かケンジにはわからない、極度に研ぎ澄まされる、そいつが発している信号がわかる、信号は、脳を巡る血流からくる、退化している人間は脳を巡る血流がものすごく弱い、殺してくれという信号を無意識に発しているんだ、だからぼくは殺す、…」(234) 戦慄を覚えるような殺人現場の描写は、恐ろしいほど淡々としていて、恐怖だとか同情だとか、そういった類の陳腐な感情は組み込まれていない。 これが妙に居心地がよく、そして妙に落ち着かない。 誰だって一度や二度は人を殺したいと思うような悪意を持ったことがあるはずだ。でも、何かが歯止めをかける。その人の空洞から生まれた悪意が、その人の空洞の底で止まり、やがて忘れられて、別のものに、たとえば仕事に対する熱意のようなものに変わったりする。フランクは違う。フランクが殺人者かどうかはわからない。でも、彼には間違いなく底のない空洞がある。(102) 人間は想像する。 他の大型獣に比べて圧倒的に非力だった人間が生き延びていくためには、想像する力が必要だった。 それはポジティブに発揮されれば武器になるが、 ネガティブに発揮されれば恐怖や不安や憎悪という形になって返ってくる。 自分が他の誰かの血をもう一度飲むのではないかという想像力の不安にフランクは耐えられなくなり、自分の手首を切る。 人は、自分の想像の恐怖に駆られたとき、それを現実の世界にスルーさせて自分や世界が崩壊するわけでないことを確認する。 フランクには、殺したいとか苦しむところを見たいとか、そういった欲求はないと思う。 ただ、日常的に、他人に注意をするような感覚で、 この人間を殺そう、という流れになるのではないか。 恐らく彼にとってはそれが「普通」で、 でも、世間から見ると異常なことで、 彼は、「ウイルス」のような人間だと見做される。 ケンジの前で、ウイルスになる必要がなくなった彼は、 まるで人間の汗のような匂いがする、 そのくせ見た感じがどこか妙に洗練されて上品な変なスープのなかに浮かぶ「その他大勢」になった。 人混みに紛れながら思う。 私もウイルスなのかもしれない。 その恐怖が、埋められない空洞になったとき、 私もフランクになるのではないか、と。

Posted byブクログ

2012/10/27

ホラー・サスペンス的な要素の多い小説。 ただ、さらに評価できるのは、その中に現代社会に生きる人間の心理を描いている部分だと思う。 歌舞伎町の風俗街に代表するように、現代人はお金が第一と考える一方で、その消費方法として自分の寂しさや孤独を紛らわせることを採用している。

Posted byブクログ

2015/05/30

読んでて嫌悪感を覚えさせるような表現力の高さはすごい。暴力的な描写は読んでて鳥肌が立った。 ただこの小説、たいしてストーリーがなくて、作者の日本や日本人に対する(政治的な事ではない)不満と、白人に対する憧れとコンプレックスをそれらしく文章化しただけのように思える。

Posted byブクログ

2012/08/08

小学生の頃、新聞の連載を毎日くらいつくように読んでた。 その頃は途中から読み始めたから最初の展開を知らなかったけど 高校生の時に改めて文庫版を読んで、やっぱりこの本は小学生時代の私のバイブルだと思いました。 理由なんて、どこにもない。

Posted byブクログ