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イン ザ・ミソスープ の商品レビュー

3.3

63件のお客様レビュー

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2013/03/19

題名からすると身近な題材かと思いきや人間の深い暴力的欲求を描く内容でした。 外国人の視点から見る日本や日本人の理解できない部分が、時におかしく時に深刻に描かれ考えさせられました。 リアルな描写に気持ち悪くなりました。

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2012/07/07

村上龍の小説。 日本人は、日本は海外から見るとおかしな国に映るのかもしれない。 何となく、周りに合わせたり、ふらふら自分探しとか言って甘えたり、そういう人は確かに多いのかもしれない。 これは海外の実際を知らないため、厳密にはわからないけど、身の回りや、ニュースを見ているとそう感...

村上龍の小説。 日本人は、日本は海外から見るとおかしな国に映るのかもしれない。 何となく、周りに合わせたり、ふらふら自分探しとか言って甘えたり、そういう人は確かに多いのかもしれない。 これは海外の実際を知らないため、厳密にはわからないけど、身の回りや、ニュースを見ているとそう感じる。 日本人は日本のことを知らな過ぎる。 そして海外の文化に憧れてどんどん輸入してくる。 宗教も無いようなもんだ。 神様にしかすがるものがないという状況に歴史的に陥って来なかったためだ。 なんとなく、というのは罪かもしれない。 世界のたくさんの人は、リスクを取って生きている人がおおいのだから。 日本人の大多数の人は、日常に行なっている行動の理由に答えられるのかな? 説得力のある答えを持っている人は少ないように、思える。 随分適当に書いた。 もっと社会に目を向けないと、実際のところはわからないですね。自戒。

Posted byブクログ

2012/02/13

飛行機の乗るときは、本を必ず持っていきます。そんなあたり前の行動の中、選んだのこちら「イン ザ・ミソスープ」。よし!これから仕事だってときにこのテーマは、重たすぎますね。と否定的な書き方ですが、中身は最高です。人間の内面を飛んでいくように描写していて、あっという間に読んでしまいま...

飛行機の乗るときは、本を必ず持っていきます。そんなあたり前の行動の中、選んだのこちら「イン ザ・ミソスープ」。よし!これから仕事だってときにこのテーマは、重たすぎますね。と否定的な書き方ですが、中身は最高です。人間の内面を飛んでいくように描写していて、あっという間に読んでしまいます。人間について書く作家さんが少ない今、こういう作品は重宝しますね。

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2012/01/21

夜の性風俗ガイドを依頼してきたアメリカ人・フランクの顔は奇妙な肌に包まれていた。その顔は、売春をしていた女子高生が手足と首を切断され歌舞伎町のゴミ収集場に捨てられたという記事をケンジに思い起こさせた。ケンジは胸騒ぎを感じながらフランクと夜の新宿を行く。97年夏、読売新聞連載中より...

夜の性風俗ガイドを依頼してきたアメリカ人・フランクの顔は奇妙な肌に包まれていた。その顔は、売春をしていた女子高生が手足と首を切断され歌舞伎町のゴミ収集場に捨てられたという記事をケンジに思い起こさせた。ケンジは胸騒ぎを感じながらフランクと夜の新宿を行く。97年夏、読売新聞連載中より大反響を引き起こした問題作。読売文学賞受賞。 「最悪なことは自分の関知しないところで進行していてそれがあるとき突然に姿を現す」 村上龍を読むと日本のよくないところが見えてくる。それは、どうしようもないことのようにも見える。こわくなるな。

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2011/12/25

3時間弱で読了。 初めて村上龍の作品を読んだが、目に映らない、映ることのない現実があり、現実に抗おうとしている人、受け入れる人、諦める人を生々しい形で描写していた。 自分自身外国人と接することがないため、作者の言う一般の日本人と同じものの見方をし、そもそも自国のことをよく理解し...

3時間弱で読了。 初めて村上龍の作品を読んだが、目に映らない、映ることのない現実があり、現実に抗おうとしている人、受け入れる人、諦める人を生々しい形で描写していた。 自分自身外国人と接することがないため、作者の言う一般の日本人と同じものの見方をし、そもそも自国のことをよく理解していないということを改めて認識させられた。 そして、自分は退化していないか、考えさせられた。 一個人として、日本人として進化していきたいと、考え直すきっかけとなった。

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2011/12/17

日本や日本人への危機感をフランクを通して描きながら、最後は除夜の鐘というとても日本的なものでBONNOUから解放されようとする。僕が除夜の 鐘と聞いてイメージするのは静寂だし、そこにはタイムズ・スクウェアの盛り上がりとは違う美しさがある。(とは言え実際には勝鬨橋なんてざわついてそ...

日本や日本人への危機感をフランクを通して描きながら、最後は除夜の鐘というとても日本的なものでBONNOUから解放されようとする。僕が除夜の 鐘と聞いてイメージするのは静寂だし、そこにはタイムズ・スクウェアの盛り上がりとは違う美しさがある。(とは言え実際には勝鬨橋なんてざわついてそうだけど) 村上龍は日本に強い危機感を抱きながら、日本的なものの持つ美しさも表現したかったんだなと感じた。そこが好きなところかもしれない。

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2011/10/27

フランクの言うことはわからんでもないですが。なぜ退化と見捨てるか。村上龍自身が日本に勝手に見切りをつけたように感じました。違うとは思いますが。

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2011/10/06

大楠君が、 「恐怖のなかに、作者のメッセージ性が強烈にある」ねとすすめてくれました。 読んでみると、 まずは怖かった。ぐろかった。 でも、その、この本のメッセージ、少しは感じられたと思う。

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2012/07/16

描写が生々しい。 殺戮シーンの強烈さはかなりのもの。 怖いもの見たさで1日で読了。 主人公の冷静さが気味の悪さを引き立てる。

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2011/06/29

ミソスープ=日本社会 人々はただ漂っているだけ。何も思考せずに。 クリスマスを迎えたと思ったら一週間後にはお正月。なんの疑いもなくそういう日常を過ごす日本人。なんでもあるように見えて実は何もない、曖昧な日本社会への警鐘。

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