やがて哀しき外国語 の商品レビュー
知的にくすっと笑えて和む。手軽にトリップ出来るので、これからも続けたい通勤読書で村上春樹(出社限定not帰社)
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村上春樹の小説は苦手だけれど、エッセイは好き。 面白かった。 こんなふうに海外生活を綴れたらいいよねー(ノ)・ω・(ヾ)
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軽く読めるエッセーで、アメリカ生活のことや、彼の小説のベースとなる考え方がところどころみられて面白い。小説のほうが好きだが・・
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村上春樹のアメリカ生活のエッセイ。 彼の文章はその生き方そのもので、観念的なもの、原理主義的なものを嫌い、からだで感じることを味わい深い言葉に発酵させている。(彼はあとがきで、本書を「第二印象」から「第三印象」で書いてみたと記している) よく文芸批評やフェミニズムで言うと...
村上春樹のアメリカ生活のエッセイ。 彼の文章はその生き方そのもので、観念的なもの、原理主義的なものを嫌い、からだで感じることを味わい深い言葉に発酵させている。(彼はあとがきで、本書を「第二印象」から「第三印象」で書いてみたと記している) よく文芸批評やフェミニズムで言うところの「身体性」という概念を、なぜか私は村上春樹の文章から一番学んだような気がする。 ついつい小難しいことを書いてしまったが、内容は繰り返して言うが、とても味わい深くて、ぐんぐん引き込まれ、ところどころハッとして折り目を付けて、あっという間に読み終わってしまう。とにかく彼の見ている部分、考えている視点に魅了されてしまうのだ。 エッセイだが、彼の小説世界に近い文章だと思った。
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村上春樹のアメリカ滞在時のエッセイ。彼が普段どのようなことを考え、生活しているのか垣間見ることができる。
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村上春樹のエッセイ集。米国で執筆をしていた時期に書かれたもの、プリンストンの街や大学の雰囲気が良い。 一番印象に残ったのは真ん中からちょっと後ろくらいにある『ロールキャベツを遠く離れて』の切実さ。小説家になるきっかけや大学卒業から7年間働き続ける中で感じたことが本音ベースで書いて...
村上春樹のエッセイ集。米国で執筆をしていた時期に書かれたもの、プリンストンの街や大学の雰囲気が良い。 一番印象に残ったのは真ん中からちょっと後ろくらいにある『ロールキャベツを遠く離れて』の切実さ。小説家になるきっかけや大学卒業から7年間働き続ける中で感じたことが本音ベースで書いてあった。
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やっと読み終わった。二年近くかかった。 プリンストン滞在時のエッセイ。アメリカと日本のちがいを村上春樹の視点から村上春樹の言葉で知るのはそれなりに楽しかった。 すらっとは読めないけど、印象に残る一冊やった。
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どうも村上つながりで、村上春樹と村上龍の性格がかぶってしまう。 それゆえ、村上春樹=自我が強くて批判的。協調性に問題ありという印象を持ってエッセイを読んでしまうため、最初の数十ページは混乱の嵐。 これを読んで、実は自分と結構考え方が似てる上に物事を客観的に見えれる人だと知りました...
どうも村上つながりで、村上春樹と村上龍の性格がかぶってしまう。 それゆえ、村上春樹=自我が強くて批判的。協調性に問題ありという印象を持ってエッセイを読んでしまうため、最初の数十ページは混乱の嵐。 これを読んで、実は自分と結構考え方が似てる上に物事を客観的に見えれる人だと知りました。(龍とは真逆ですね:笑) 彼が数年のアメリカ生活を通して感じたことを書き連ねてるエッセイなので、話としての良し悪しより、賛成OR反対って感想しかないのですが:エッセイにしては珍しく、かなり賛成。 というか、批判的でなく、あくまで「アメリカではこうなんですよ」「日本ではこうでしたね」と言う態度の村上さんにかなり好感が持てました。 よく海外生活のエッセイを読むと、「海外はここがすばらしいのに日本はここが駄目ね」っていう態度を見受けるけど、それはまじでノーサンキュー。 というか、意見性の強いエッセイは基本好きじゃないわ。 意見性がない(というか、素直に押し付けがましくない)村上さんのこのエッセイ、それだけで結構エッセイの中では高評価だけど、それにプラス、彼の“アメリカ感”(とでも言えばいいのか?)に大賛成です。 別にアメリカがいいとか日本がいいとかじってわけじゃなく、単なる差、なのよね。 そしてタイトル作でもある「やがて哀しき外国語」は本当に賛成。 これから「どれくらい居たら英語喋れるようになりますか?」って聞く人に、これを読んで欲しいくらい。 久しぶり(と言うか初めて?)、心の底から共感できるエッセイ読んだ。感動。
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村上春樹の眼鏡を通して、日本人とアメリカ人の違いがつらつらと綴られる。「人によって感じ方は違うだろうけど、僕はこういう経験を通してこんな風に思うのよー」といった緩い雰囲気がたまりません。ゆるいくせに、文章のあちこちで感性がキラリと光る…ズルい!その感性が羨ましい! 個人的に、最...
村上春樹の眼鏡を通して、日本人とアメリカ人の違いがつらつらと綴られる。「人によって感じ方は違うだろうけど、僕はこういう経験を通してこんな風に思うのよー」といった緩い雰囲気がたまりません。ゆるいくせに、文章のあちこちで感性がキラリと光る…ズルい!その感性が羨ましい! 個人的に、最も好きだった章は「ロールキャベツを遠く離れて」。彼が小説家になるに至った経緯を振り返るというものです。僕は取り立てて大した経験はしていない、けれど自分の人生をそれなりに楽しんで、それなりに必死に積み上げてきたから、書きたいものが出来たのだ、と。何かを書きたいけれど何を書けば良いのか分からないのならば、書きたいものができる時まで精一杯生きていくことが大事なのだろう、と。書いてることは当たり前のことなのかもしれないけど、沁みた。 http://d.hatena.ne.jp/yukorya/20110115/1295100247 こっちでもレビュー書いてます
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アメリカ在住時代のエッセイ。特別興味深いネタではなかったが、やはり読ませる文章。飽きさせない。さすが。
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