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やがて哀しき外国語 の商品レビュー

3.8

131件のお客様レビュー

  1. 5つ

    20

  2. 4つ

    60

  3. 3つ

    32

  4. 2つ

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2013/06/07

村上春樹のエッセイ読み直しその二。 珍しく、一回が結構まとまった量。主題はアメリカについてや日米比較でわりと硬めではあるがそこまで変わらない。この時期のは結構好き。90年代くらい。このあと、村上ラヂオ程度でしか書かなくなったのは残念。

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2013/05/03

(2005年1月のブログより転記)  以前にも読んだことがあるのだけど、なんとなく再読。ほんとおもしろい。電車のなかでなんども笑ってしまって困った。

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2013/04/05

村上春樹のエッセイは面白い。 この本は村上春樹のアメリカ滞在記。 日常生活の中で考えた事が綴られている。 ジャズの話はマニアック過ぎてよく分からなかった。

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2013/03/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

村上春樹の外国滞在もの紀行物は結構好きです。遠い太鼓、雨天炎天、辺境近境など。というより小説の良さが今ひとつわからない。辺境近境でノモンハンを取り上げていたので、氏の小説、ねじまき鳥クロニクルを読んでみたが、最終巻の意味がよくわからない。まあ別の本の話ですけど。

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2018/03/05

ムラカミハルキが 1991年から2年半ほど プリンストン大学にいた時の エッセイである。 一つ一つが 意外と長い文章なので ムラカミハルキのこだわりが 垣間見ることができて おもしろいのである。 私も 雲南省昆明にいるので なぜか アメリカも中国も そう変わらないなぁ と言う感...

ムラカミハルキが 1991年から2年半ほど プリンストン大学にいた時の エッセイである。 一つ一つが 意外と長い文章なので ムラカミハルキのこだわりが 垣間見ることができて おもしろいのである。 私も 雲南省昆明にいるので なぜか アメリカも中国も そう変わらないなぁ と言う感じを受けながら 読むことができた。 1991年と言えば バブル崩壊目前の 何とも言えない喧噪たる日本で、 そこから アメリカは ちょっと元気をなくしていたような時期。 そんな中に アメリカに身を投じたので  日本とアメリカの落差みたいなものと ムラカミハルキ的日本的なこだわりが何とも言えず 楽しいものだ。 ムラカミハルキは言う 『気持ちの流れみたいなものは 時間がたってしまうと なかなか思い出せないものだから。 そして 変化と言うものは ちょっとした細かいことの集積から くっきりと読み取れるものだから』 という 表現が なんとなく うなづくことができるのである。 『やがて哀しき外国語』のなかで 一番面白かったのは 「運動靴をはいて床屋に行こう」だった。 まず 男の子のイメージを具体的にどういうものであるか? ムラカミハルキは言う・・・・ 1)運動靴をはいて 2)月に一度(美容室ではなく)床屋に行って 3)いちいち言い訳をしない いたってシンプルなのだが、男の子は 床屋に行くことが アイデンティティとはねぇ。 中国において 床屋は さまざまなものがある。 やはり 美容室的なものが 多くなっている。 私の住んでいる所のそばの 床屋は 実に質素で イスは 2台しかない。 そして 時たまいるお客を見ると オジイたちばかりである。 どうも 美容室よりも こういう床屋が好きだ。 それで 意外とこまめに通う。 最初にいったときは 相手も勝手が違うのか すべて はさみで 丸坊主にしてくれた。 その 丸坊主を 櫛とハサミで 念入りにやるのである。 恐れ入りました・・・・と言う感じだった。 それで 7元だった。 所要時間は 15分くらいかかったのだろうか。 それから 行くようになったのだが 2回目の時は バリカンでいいよ といったら そこのオヤジは なぜか悲しそうな顔をした。 ハサミで丸坊主すると言うことを 否定されたからである。  そして バリカンでやってもらったら モノの5分もかからない。 実に簡単なのだ。それは それでいいが、 金額は おなじように 7元だった。 それにしても 日本のチョキチョキとアメリカなどのチョキチョキと言う音が ずいぶん違うということは おもしろい。 中国人のチョキチョキは そんなに違和感がないのだ。 しかし、カミソリを使うのは ちょっと危険な感じなので いつも敬遠している。

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2012/11/02

村上春樹のアメリカ滞在記。 床屋さんの話など、「ふーん、そんなことあるんだ」とおもしろく読んだ。 この本で、村上春樹もMacユーザーだと知ってうれしくなりました。

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2012/09/29

村上春樹って小説は好き嫌い激しい(少なくとも1Q84はダメ。初期と世界の終わり〜と海辺のカフカは良い)けど、エッセイはどれも好きだな〜。中でもこれ。プリンストン大学で教鞭をとりつつねじまき鳥を書いている頃のもの。学術書とか重めの小説ではなく、たまにはこういう軽いものを読むと気分が...

村上春樹って小説は好き嫌い激しい(少なくとも1Q84はダメ。初期と世界の終わり〜と海辺のカフカは良い)けど、エッセイはどれも好きだな〜。中でもこれ。プリンストン大学で教鞭をとりつつねじまき鳥を書いている頃のもの。学術書とか重めの小説ではなく、たまにはこういう軽いものを読むと気分が楽になるね。

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2014/06/26

村上春樹の長編小説はたぶんほとんど読んでるけど、エッセイははじめて。 まず、小説と文体が似てることに、ああ~そうなのか~、という印象。 村上春樹自身の考え方については、小説よりもダイレクトに感じて、面白いけど、小説のように何度か読み直そうとは思わない感じかな。 2014.6....

村上春樹の長編小説はたぶんほとんど読んでるけど、エッセイははじめて。 まず、小説と文体が似てることに、ああ~そうなのか~、という印象。 村上春樹自身の考え方については、小説よりもダイレクトに感じて、面白いけど、小説のように何度か読み直そうとは思わない感じかな。 2014.6.26 更新 2度目で読んだ。で、前のレビューを読んで驚いた。これがわたしにとっての始めての村上春樹エッセイだったらしいが、あのあとけっこうたくさんのエッセイを読んで、作品によっては何度も読んだ。 感想文をつけておくのもこういう驚きがあっていいもんですね。 庄野潤三『静物』安岡章太郎『悪い仲間』『海辺の光景』、小島信夫

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2012/07/31

アメリカでの生活が書かれていた。平凡な日常だとしても村上春樹さんが文字におこすと、カラフルになる。どぎつい色ではなくてやさしい色。それは村上春樹さんのエッセイを読むといつも思うこと。 村上さんが小説を書くようになったきっかけが、今まで読んだどのエッセイよりも詳しく書かれていたと思...

アメリカでの生活が書かれていた。平凡な日常だとしても村上春樹さんが文字におこすと、カラフルになる。どぎつい色ではなくてやさしい色。それは村上春樹さんのエッセイを読むといつも思うこと。 村上さんが小説を書くようになったきっかけが、今まで読んだどのエッセイよりも詳しく書かれていたと思う。

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2012/06/21

これはアメリカとかイギリスでは読んでる新聞で生活階層が分かる、というような話がblogで出て、それを村上春樹がこの本で書いてる、と教えてもらったので読んでみた。 村上氏が1990年秋から3年間、プリンストン大学に招かれた時に書いたエッセイだ。その中の「大学村スノビズムの興亡」に...

これはアメリカとかイギリスでは読んでる新聞で生活階層が分かる、というような話がblogで出て、それを村上春樹がこの本で書いてる、と教えてもらったので読んでみた。 村上氏が1990年秋から3年間、プリンストン大学に招かれた時に書いたエッセイだ。その中の「大学村スノビズムの興亡」に、氏の知っているプリンストン大学関係者は「NYタイムズ」を読んで、ビールはハイネケンとかギネスなどの輸入ビールを飲む、というのが一般的だと書いてある。 何がコレクトで何がインコレクトかという区別がかなり明確である。というコレクトの意味が分からないのでだいたいの感じしかわからない文のあとに、分かりやすい実例が示してあった。 もしプリンストン大学関係者で、バドワイザーが好きで、レーガンのファンで、スティーブン・キングは全部読んでいて、客が来るとケニー・ロジャーズのレコードをかけるような先生がいたら、・・たぶん相手にされないだろう、ということらしい。 実は日本以上にアメリカは階級的な身分的な社会だという気がすると書いている。 これが書かれてから20年たつわけだが、さてアメリカ、日本はどう変化しているのか。

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