やがて哀しき外国語 の商品レビュー
エッセイ。 あまり好き好んで読むジャンルじゃないけれども、大好きな村上春樹なので、いまさら読んでみました。 読んでみるとエッセイでもやっぱり村上春樹でした。実に面白かった。 それにしても、特にテーマもストーリーもないとりとめのない日常に感じたことを読ませる。 あたりまえだけれど...
エッセイ。 あまり好き好んで読むジャンルじゃないけれども、大好きな村上春樹なので、いまさら読んでみました。 読んでみるとエッセイでもやっぱり村上春樹でした。実に面白かった。 それにしても、特にテーマもストーリーもないとりとめのない日常に感じたことを読ませる。 あたりまえだけれども、それって凄いことです。
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「アンダーグランド」前の作品が好きなので、安心して楽しみながら読めた。〈男の子〉の話は特に。オイラもそうありたいと思う。〈女の子〉の三つの条件も欲しかったな。年齢に関係なく〈男の子〉〈女の子〉であり続けている人っている。年齢は重ねるけどある部分では成熟しない部分を持つ人かもしれな...
「アンダーグランド」前の作品が好きなので、安心して楽しみながら読めた。〈男の子〉の話は特に。オイラもそうありたいと思う。〈女の子〉の三つの条件も欲しかったな。年齢に関係なく〈男の子〉〈女の子〉であり続けている人っている。年齢は重ねるけどある部分では成熟しない部分を持つ人かもしれない。〈男〈女〉だとsexの匂いがするというか大人な感じがする。 「ロールキャベツを遠く離れて」で労働が最良の教師だったっていう話も面白かった。アスリートで居続けていることも頷ける。
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20161107読了 1997年出版。1991年頃、アメリカのプリンストン大学で過ごした2年間のエッセイ。もう20年以上前のことなのか。自国の文化や慣習と切り離されて暮らす感覚が蘇って…文章のプロってすごいと思う。小説はほんと、申し訳ないくらい好みが合わないのだけど、エッセイは好...
20161107読了 1997年出版。1991年頃、アメリカのプリンストン大学で過ごした2年間のエッセイ。もう20年以上前のことなのか。自国の文化や慣習と切り離されて暮らす感覚が蘇って…文章のプロってすごいと思う。小説はほんと、申し訳ないくらい好みが合わないのだけど、エッセイは好きな作家さん。 20170508蔵書
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ボストンも含めてアメリカ生活が長い自分にとってはあまり響かなかった。当たり前のことが多いような気がしたが、これが原因なのか、書かれた時代が今となっては古いからなのかはっきりしない。多分もう2度と読まないと思う。
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私はあまりエッセイを読まないんだけど、知り合いが貸してくれたので、しぶしぶ読み始めたが、これがすっごい面白い。 私はワシントン州の田舎に住んでるので、こちらwest coastと、村上さんが滞在してたeast coastではほんとに雰囲気が違うんだなー。(もちろん、うちの周りに...
私はあまりエッセイを読まないんだけど、知り合いが貸してくれたので、しぶしぶ読み始めたが、これがすっごい面白い。 私はワシントン州の田舎に住んでるので、こちらwest coastと、村上さんが滞在してたeast coastではほんとに雰囲気が違うんだなー。(もちろん、うちの周りには有名大学なんてないんだけど) 本の前半はそんな驚きから、後半は共感できる英語の『電池切れ』の話や引越し業者の話で吹き出したり、「よくぞ、そこまで言ってくれました!!」って叫びたくなる話、ショッピングや車の話にも相槌うっちゃって楽しく読めましたー。 たぶん私が日本に住んでたら、そう感じなかったと思う。 アメリカに住んでるから楽しく読めたんじゃないかなぁー。
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学校の勉強の出来だけじゃない頭の良さと行動力、それと運もあったのだろうけど、実にうらやましい人生を送っているなぁという感じ。もう絶対に手の届かない夢の世界かな。せめて、久しぶりに早稲田松竹にでも行ってみようかな…
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タイトルになっている話はとくに印象に残っているけれど、他のアメリカでの話どれも面白くて読み終わるのがもったいなかった。ヒエラルキーや元気な女の人の話がよかった。
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村上春樹の本は初めて読んだので覚書。靄と霧の話はハッとした。アメリカにいて現地を感じて日本語を考えるのも面白いだろうな。しかしこの倦怠と村上さんの頭の吹き出しを読んでいる感じは何だろう。好きじゃないけど、エッセイからもうちょっと読んでみよう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
村上春樹のエッセイも面白いよ、と聞いて借りてきた本。 確かに面白かった。。。でもヨーロッパのエッセイはもっと面白いらしいとも聞くので読んでみたい。 いや、その前に小説もまだ読んでないの多いので読まないとだけど。
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村上春樹の小説というものはあまり好きにはなれない。というか他の小説と何がそんなに違うのか、ということが気になりすぎて純粋に楽しめない、と言った方が正しいか。しかし彼の生い立ちや特に本書での外国での生活や文化に対する考え方というものは非常に共感できるところがあった。海外文学に傾倒し...
村上春樹の小説というものはあまり好きにはなれない。というか他の小説と何がそんなに違うのか、ということが気になりすぎて純粋に楽しめない、と言った方が正しいか。しかし彼の生い立ちや特に本書での外国での生活や文化に対する考え方というものは非常に共感できるところがあった。海外文学に傾倒し、洋書の翻訳も手がける村上が外国語というものが結局苦手だと告白した所に驚いた。もちろんだから出来ないというわけではないが、外国語に対する姿勢というものが今の自分にとっても参考になるものであった。要するに下手は下手なり自分の気持ちを伝えたらいいのだ、という点である。村上でさえ意思疎通が十分にできず、全く理解されないことも多々あるという告白は少なからず自分にも安堵感のようなものを与えてくれた。ノーベル賞候補のかの村上春樹でさえもたかが英語ごときで四苦八苦しているのだという事実は英語の習得に悪戦苦闘している自分にもまだまだ努力の余地があるということか。
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