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哲学の謎 の商品レビュー

3.8

93件のお客様レビュー

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2012/08/29

普段気にせずに生きていますが読んでから改めて考え直してみると、とても深く考えていく必要があると思いました。

Posted byブクログ

2012/08/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

普段見過ごしてしまっていることを、あらためて問い直すとどうなるのか。 「今ここにあるリンゴ」は、他の人から見ても同じもの? そのリンゴが本当に「そこ」にあるって、どうしたら証明できるの? 一人で生きている人がいたとしたら、規範とかルールって存在するの? 普段こういうことに目をつむらないと、生活スピードに乗れないというのも本当。 だけど、本当に「ま、そういうことにしとこう」「みんなそんなこと深く考えてないよ」でいいのか? 対話形式なので読みやすい。 著者はこれを「自分の中での対話」というが、自分の中でこれだけ議論を発展させられるって、すごい能力だと思う。 いろんなことをしっかり考えること、忘れないようにしたいと思った。

Posted byブクログ

2012/08/10

面白かった〜! 堅苦しくなくて、読みやすくて、 疑問が全部身近なものなので、2人と一緒にうーん?って悩めて、読んでいておもしろかったです。 色の話を読んだあと、"カラフルな民族衣装をまとった民族に、色の名前が3つしかない"って話を知ったり、 なんか、世界の見方...

面白かった〜! 堅苦しくなくて、読みやすくて、 疑問が全部身近なものなので、2人と一緒にうーん?って悩めて、読んでいておもしろかったです。 色の話を読んだあと、"カラフルな民族衣装をまとった民族に、色の名前が3つしかない"って話を知ったり、 なんか、世界の見方が広がっていった気がします でも、各考え方の出所が明記されてた方が、この後の本選びとかに役立つのでよかったなぁ。。

Posted byブクログ

2012/05/15

哲学にはまったく疎い僕だが、なぜ小中義務教育で哲学を学ばせないのかと疑問に思う。本書や「ソフィーの世界」にしてもそうだが、人が叡智を求め生を豊かにしていく、その最も大切な、「疑問にする力」の意義をしかと認知させられた。 当たり前を当たり前にしない力。なし崩しに流れ去っていく人の日...

哲学にはまったく疎い僕だが、なぜ小中義務教育で哲学を学ばせないのかと疑問に思う。本書や「ソフィーの世界」にしてもそうだが、人が叡智を求め生を豊かにしていく、その最も大切な、「疑問にする力」の意義をしかと認知させられた。 当たり前を当たり前にしない力。なし崩しに流れ去っていく人の日々に、ほんの小さな一石を。僕は僕なりの哲学を肥やし続けたい。

Posted byブクログ

2012/03/27

対話形式にまず面食らい(笑)、実在の世界と自己、そして他者の意識の世界がある程度重なっているという了解が揺さぶられる。 時間が流れるという了解、言葉(意味)が通じるということなどが、次々と再検討にかけられ、とても小気味よかった。 個人的には、第五章「経験と知」以降が興味深かった...

対話形式にまず面食らい(笑)、実在の世界と自己、そして他者の意識の世界がある程度重なっているという了解が揺さぶられる。 時間が流れるという了解、言葉(意味)が通じるということなどが、次々と再検討にかけられ、とても小気味よかった。 個人的には、第五章「経験と知」以降が興味深かった。 恥ずかしながら、この辺りに来て、やっと話題がランダムに振られているのではなく、関連づけられてこの配列だったのだと気づいた。 経験と一般化された知識との断絶、自由についても言語の問題が絡んでいるということらしい。 言語は使用の場で意味が決定される。 「文」が先にあって、そこから意味の違いを生み出すものとして「語」が切り出されるという話は、これまでの理解を覆された。 否定という言語現象は、「もの」が集積した世界ではない世界を作り出す。 (「否定」といえば、否定形で事態を描写すると、無数の捉え方を可能にしてしまうという話もあったが・・・) たぶんそれは、最終章で「自由」との絡みで議論される「虚構」の問題につながっていることが分かった。 平易な言葉で書かれているので、するすると読めてしまう。 けれども、十分読みこなせたとは思っていない。 また時機を見て、読み返したい一冊。

Posted byブクログ

2012/03/26

対話形式の本であって一緒に哲学について考えることができた。ただ、二人の対話は少し高度であるから所々読み返しは必要だった。 この本には出典が書かれてなく、あくまで著者のオリジナルらしい。対話の中で疑問に関する答えはないので答えは他の本を通して見つける必要があるが、哲学とは何かを知る...

対話形式の本であって一緒に哲学について考えることができた。ただ、二人の対話は少し高度であるから所々読み返しは必要だった。 この本には出典が書かれてなく、あくまで著者のオリジナルらしい。対話の中で疑問に関する答えはないので答えは他の本を通して見つける必要があるが、哲学とは何かを知る入り口にはとても良いと思う。

Posted byブクログ

2012/02/12

野矢茂樹氏自身が一人二役になって問答を繰り返す感じの本です。 とてもわかりやすい本です。 哲学の本というと、「そもそも何が問題なの?」というところからよくわからないことが多いのですが、この本はその、何が問題なのか、がとてもわかりやすいです。対話形式だからこそ、でしょうか。 テ...

野矢茂樹氏自身が一人二役になって問答を繰り返す感じの本です。 とてもわかりやすい本です。 哲学の本というと、「そもそも何が問題なの?」というところからよくわからないことが多いのですが、この本はその、何が問題なのか、がとてもわかりやすいです。対話形式だからこそ、でしょうか。 テーマとしては、独我論、私的言語、決定論/非決定論といったところでしょうか。 ウィトゲンシュタインっぽい臭いの濃厚な一冊です。

Posted byブクログ

2012/04/21

対話形式で親しみやすい本だが、内容は考えごたえのあるものだった。 特に色の話は実際に疑問に思ったことがあったため、楽しく読めた。 他のテーマも言葉や時間など、身近なことが多く哲学に触れたことがなかった人も楽しく読めると思う。

Posted byブクログ

2011/12/31

哲学入門書という位置づけらしい…が、生まれて初めて読む哲学書だったので非常に難しく感じたし、青天の霹靂を何度も味わった。 哲学書と聞いて、細かい字でびっしり書かれた分厚い書物を想像するが、この本は予想に反して驚くほど薄く、字も大きく文字数も少ない。 そして、小学生でも読めるような...

哲学入門書という位置づけらしい…が、生まれて初めて読む哲学書だったので非常に難しく感じたし、青天の霹靂を何度も味わった。 哲学書と聞いて、細かい字でびっしり書かれた分厚い書物を想像するが、この本は予想に反して驚くほど薄く、字も大きく文字数も少ない。 そして、小学生でも読めるような優しい文体でさらさらと、ユーモアも交えながら書かれている。 しかし、油断していると痛い目に合う。 会話ベースの優しい文体で難解・深淵な内容が書かれているからだ。 読み進める途中、この本を読む前に哲学的な考え方に慣れておくべきだった… と何度も挫けそうになったが、結論として「読んでよかった!」。 哲学という大いなる世界のドアを開けたくてゾクゾクできるから。 著者の野矢氏のファンにもなった。 将来、哲学的な考え方に慣れたらまた読み返したい1冊。

Posted byブクログ

2011/12/13

対話形式で思索していくので、とても読みやすい。 でもそれは必ずしも簡単というわけではない。哲学における大きなテーマを自分で考えるきっかけになるだろう。

Posted byブクログ