哲学の謎 の商品レビュー
そもそも〜?という当たり前と思うことを見つめ直す哲学的な内容だけど、対話形式で読みやすい なにかの結論があってスッキリするような本じゃないけど、読んでいる間は日頃の悩みやもやもやから逃げられる、ような気がした
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「あなたに見えている世界と私に見えている世界は同じか」 「時間は"流れる"ものなのか」 「物理法則に縛られた原子の集合体である人間は自由でありえるのか」 この本は、著者の野矢さんが「存在」「時間」「自由」などの普遍的な概念を対話形式で紐解いていく哲学書。 ...
「あなたに見えている世界と私に見えている世界は同じか」 「時間は"流れる"ものなのか」 「物理法則に縛られた原子の集合体である人間は自由でありえるのか」 この本は、著者の野矢さんが「存在」「時間」「自由」などの普遍的な概念を対話形式で紐解いていく哲学書。 著者の鋭い視点と柔らかな思考が私達の常識や固定観念に隠れていた謎を次々と炙りだしていく。その謎が現れるたび、私は自分が生きている世界の不可思議さに驚いた。 自分の当たり前が次々と剥ぎ落され、新しい物の見方が立ち現れる瞬間。この瞬間が哲学の醍醐味だと思った。
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そもそも〜?という当たり前と思うことを見つめ直す哲学的な内容だけど、対話形式で読みやすい なにかの結論があってスッキリするような本じゃないけど、読んでいる間は日頃の悩みやもやもやから逃げられる、ような気がした
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第1章と7・8章がおもしろかった。適切なたとえ話は、哲学的な問いを理解するのに役立つ。142頁の「花一般の絵」を描いてみよう、という話とか。
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「入門!論理学」が面白かったので,こちらにも手を出す.しかしこれは,ちょっと私には合わない本だった. 須藤靖さんだったら,「問いのたてかたが悪い」というのではないかな.抽象的で漠然とした問題には答えようがない.こういう抽象的な問いかけをしているのが「哲学の現在」であるならば,哲学...
「入門!論理学」が面白かったので,こちらにも手を出す.しかしこれは,ちょっと私には合わない本だった. 須藤靖さんだったら,「問いのたてかたが悪い」というのではないかな.抽象的で漠然とした問題には答えようがない.こういう抽象的な問いかけをしているのが「哲学の現在」であるならば,哲学は学問として非常に幼稚な状態にあるということになるのではないかな.
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読みづらい。 対話式を取っているが、どっちの話者も口調が同じで、しかも明瞭な役割分担がなく、語り手にも聞き手にもなる。 おまけに話者ABと文中で明記せず、上部線の有無だけで判断せねばならないから、読み手はしばしば混乱して話の流れを見失う。 試みは面白いし、発言も深いが、もうちょっ...
読みづらい。 対話式を取っているが、どっちの話者も口調が同じで、しかも明瞭な役割分担がなく、語り手にも聞き手にもなる。 おまけに話者ABと文中で明記せず、上部線の有無だけで判断せねばならないから、読み手はしばしば混乱して話の流れを見失う。 試みは面白いし、発言も深いが、もうちょっとだけ上手く編集してくれれば良かったのに。
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無限論の教室も執筆した野矢先生の哲学書。 対話形式で描かれているので大変読みやすい。 言葉の定義を再度考えさせられたり、人の世界と自分の世界は独立しているのか、どのような行動がそれをそれたらしめるのか。 などなど考えることが好きな人にとっては永遠に解けない言葉の謎が詰まっているためぜひ読んでほしい。
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※このレビューにはネタバレを含みます
自分が見ている赤色は他の人が見ている赤と同じなのか、この世界が五分前に作られて、記憶も後付けでないと証明できるのか、など、誰もが一度は考えたことのある問題についてあれこれと考察する。 何かの結論を出す、というものではないが対話調で進んでいって、様々な角度から考えるための基礎になる本 ・奥さんが洗濯物を洗濯機に入れて、その後は横になってTVを見ている場合であっても「洗濯機が洗濯をする」とは言わず、「奥さんが洗濯をする」と言う。行為の主体というのは動力の担い手ではなく意図の担い手ということになる
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対話形式で進められていきます。哲学者ではなく、哲学の本です。思考実験の要素が含まれているため、冷静に読まないとクエスチョンマークが消えません。対話形式が苦手なので、すこしつらかったです。
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本そのものの感想というよりも、読んでいて私が痛感したことになりますが… ここ最近他のことに興味の対象が移ってしまっていたこともあり、全く本を読まない日々が続いていました。 さすがに不味いと思い、積読状態だった本書を手に取るものの、内容がほとんど頭に入らない。 ネット上の何も考え...
本そのものの感想というよりも、読んでいて私が痛感したことになりますが… ここ最近他のことに興味の対象が移ってしまっていたこともあり、全く本を読まない日々が続いていました。 さすがに不味いと思い、積読状態だった本書を手に取るものの、内容がほとんど頭に入らない。 ネット上の何も考えずに読める中身のない文章ばかりを目にしていたせいで、「考えながら読む」ということが苦手になってしまっていたのでした。 読書をしなければ「考える力」は容赦なく退化することを実感しました…。
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