ソフィーの世界 の商品レビュー
中学生のときに読んだ本。 ソフィーの元に届く、 哲学者からの手紙の興味深さ。 ふともう一度読みたくなり再読。
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思想史の流れをさらいたい人には面白い本だと思う。物語の構成もよく練られているため読み進めやすい。「14歳以上大人までが対象」ということだけれど、哲学・思想史に初めて触れる人よりは、多少は哲学者の書いたものに触れたことがある人のほうが内容に入りやすいと思う(特に日本人の普通の14歳...
思想史の流れをさらいたい人には面白い本だと思う。物語の構成もよく練られているため読み進めやすい。「14歳以上大人までが対象」ということだけれど、哲学・思想史に初めて触れる人よりは、多少は哲学者の書いたものに触れたことがある人のほうが内容に入りやすいと思う(特に日本人の普通の14歳には難しいかもしれない)。永久保存して時おり繰り返し読みたい本。
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哲学とは何かということを、ソクラテスからフロイトまで丁寧に例を挙げながら説明してくれている。 あなたはだれ? 世界はどこから来た? この質問から始まる本著。 人は多くの疑問をもっている。どうやって世界は作られたのか?雨はどうして降るのか?などなど。 そして疑問に対して説明し...
哲学とは何かということを、ソクラテスからフロイトまで丁寧に例を挙げながら説明してくれている。 あなたはだれ? 世界はどこから来た? この質問から始まる本著。 人は多くの疑問をもっている。どうやって世界は作られたのか?雨はどうして降るのか?などなど。 そして疑問に対して説明したいと考える種族である。例えば、昔々は、自然現象などを説明したいと思った時、神話をつかって説明したと言ったように。 哲学、私たちという存在、動物との違い、理性と感情について語る時、歴史的背景とは切っても切り離せないので、この厚みの本になるのは仕方がないが、読み応えが十分すぎた。 昔の人の考え方は間違っているとか、そういったことを論じるのではなく、過去の考え方をどのように発展させてきたのかということに注目して読むとよい。 •••ソフィーとヒルデの関わりが無ければ読みやすかったのではないかって思ってしまった。
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自分宛てに手紙がくるなどと、そうない事。 そこからすでに何が起こるのか、とわくわくします。 が、中身を開ければ困惑するしかない文章。 一体これは何なのか? そうして哲学に夢中になっていくわけですが 最初の頃は話についていけました。 が、長すぎて途中で飽きてくるという状態に。 後...
自分宛てに手紙がくるなどと、そうない事。 そこからすでに何が起こるのか、とわくわくします。 が、中身を開ければ困惑するしかない文章。 一体これは何なのか? そうして哲学に夢中になっていくわけですが 最初の頃は話についていけました。 が、長すぎて途中で飽きてくるという状態に。 後ろには人名索引があるので、後で使えるかも、ですが 半分から後ろ、ほぼ流し読み、でした。 きちんと読めば、非常に分かりやすく哲学を 解説してくれている、とは思います。 しかし長すぎる…。 ひとつひとつが短いと言われればそうなので 少しずつ読めば大丈夫だったかも? 現実が物語へ、物語は現実へ。 本当に物語だったのはどちらなのか、と いまでもちょっと思います。
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差出人不明の手紙に書かれた「あなたはだれ?」という問い。そこから始まる不思議な哲学講座。 『哲学』と聞くと少し難しいイメージがわきますが、そんなことはありません。 必要なのは疑問に思うこと。そして考えること。 ソフィーと共にそれがどういうことなのか、実感できる、哲学入門にもオスス...
差出人不明の手紙に書かれた「あなたはだれ?」という問い。そこから始まる不思議な哲学講座。 『哲学』と聞くと少し難しいイメージがわきますが、そんなことはありません。 必要なのは疑問に思うこと。そして考えること。 ソフィーと共にそれがどういうことなのか、実感できる、哲学入門にもオススメの物語です。
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高校生のとき、恩師に借りて。哲学史に初めて触れた本です。 背伸びして西洋の古典文学をいろいろ読んでいた時期で、哲学という学問、こんな世界があることに、本当にびっくりしました。 小説としても楽しめる本です。本好きな方に読んでみていただきたいな。
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「哲学史ファンタジー」とでも呼ぼうか。14歳の少女ソフィーが不思議な体験をしながら、哲学史の流れを辿っていく。章ごとにテーマを区切ってかなり多くの哲学者や問題について扱いながらもそれぞれの掘り下げも深いと思います。大学の授業で教科書にも使えるかもしれません。 であると同時に、骨太...
「哲学史ファンタジー」とでも呼ぼうか。14歳の少女ソフィーが不思議な体験をしながら、哲学史の流れを辿っていく。章ごとにテーマを区切ってかなり多くの哲学者や問題について扱いながらもそれぞれの掘り下げも深いと思います。大学の授業で教科書にも使えるかもしれません。 であると同時に、骨太のファンタジーでもあります。次第に現実と非現実が入り乱れ、激しい入れ子構造がたち現れ、読者は否応なしに哲学的問に向かうことになります。純粋に物語として面白いし引き込まれる。まあそりゃあ説明っぽいところも多々ありますが、哲学史とファンタジー、どちらとしてもきっちり成立させているように感じました(離れ業!)。 読んで良かった。二ヶ月くらいずっと読んでたので疲れました……
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古代から現代に至るまでの哲学史が分かりやすく、参考になりました。はじめて哲学に触れる際の入門書にうってつけです。 それとは別にこの本の主軸として織りなす、ソフィーの世界の意外な結末にもサプライズが。 とても壮大なる仕掛けにきっともう一度、最初から読みたくなるでしょう。
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20年ぐらいぶりの再読。 読むのがだるい。かなり飛ばし読み。 哲学の歴史本なんだが、「ソフィーの世界」の設定が面白い。 でも結局、哲学って何なの?
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哲学の歴史が解りやすく掻い摘んで描かれていると思いました。 ストーリーにも一捻りがあり、その一捻りもまた、哲学的な捻りで自分を考えたくなります。 20年で3回目のトライでやっと読みきることができました!
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