ビジョナリーカンパニー の商品レビュー
ある業界で偉大な業績を残し続けている会社と、そうでない会社を比較して、偉大な業績を残し続けることができる要因を蒸留してみたら、、という趣旨の本。 単なる方法論としてではなく、教養として受け取り、昇華する必要があると感じた。読むのも大変だし、持ち運びにくいしけれど、迷ったり悩んだり...
ある業界で偉大な業績を残し続けている会社と、そうでない会社を比較して、偉大な業績を残し続けることができる要因を蒸留してみたら、、という趣旨の本。 単なる方法論としてではなく、教養として受け取り、昇華する必要があると感じた。読むのも大変だし、持ち運びにくいしけれど、迷ったり悩んだりした時に読み返したい本。
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ビジョナリーカンパニーとそれ以外の企業の比較で、なぜ前者がここまで長く存続できてこれたか、企業の強みや目的が描かれていた。これからの時代にも通じる部分が多くあるし、また、益々変化する時代においてもこのビジョナリーカンパニーは継続していくのか注目だ。
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偉大な企業と優良企業の違いは何かー ただビジョンが大事だよ、っていう本ではない。要は、一貫性。 こういう会社で働きたいし、働く会社はこういう会社にしたい。
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具体的な話を読むのが大変で、読むのにかなり苦労しました。 研究、分析の質も凄いが、量も凄い。 良書は良書だが、もう少し簡潔に書いてほしい所。
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普遍的な信念の確立とその徹底。で、それ以外は(もしくはその信念を元に)変化・進化させ続けるシステム構築を推奨してた。ちょっとびっくりしたのは、そういう組織はカルトっぽく、部外者には居心地が悪いらしいこと。あと、全般に例示が多くて冗長やった。 「カルト的」というのは、むしろ恋心か...
普遍的な信念の確立とその徹底。で、それ以外は(もしくはその信念を元に)変化・進化させ続けるシステム構築を推奨してた。ちょっとびっくりしたのは、そういう組織はカルトっぽく、部外者には居心地が悪いらしいこと。あと、全般に例示が多くて冗長やった。 「カルト的」というのは、むしろ恋心から来る献身に近いと思う。「基本理念」は法人に与えられるキャラクターと捉えれば理解しやすいし、突き詰めると企業を二次元美少女(少年)化すべきだし、M&Aとかは18禁で大興奮。
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かなり読み終わるまで時間がかかってしまいましたが アメリカでも日本的な経営をしているところが強いことが印象的です
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以下の四点をしっかり肝に銘じておきたい。 ・時を告げる預言者になるな。時計をつくる設計者になれ ・「AND の才能」を重視しよう ・基本理念を維持し、進歩を促す ・一貫性を追求しよう
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いまさらながらの95年出版だけれども一読はしとくべき。 すっごい企業群とそうでもない企業群を比較してみたらどうなるかという話。 「ビジョナリーな企業」として本書にでてくるのは3Mやアメリカン・エキスプレス、ボーイング、シティコープ、フォード、GM、HP、IBM、J&J、マ...
いまさらながらの95年出版だけれども一読はしとくべき。 すっごい企業群とそうでもない企業群を比較してみたらどうなるかという話。 「ビジョナリーな企業」として本書にでてくるのは3Mやアメリカン・エキスプレス、ボーイング、シティコープ、フォード、GM、HP、IBM、J&J、マリオット、メルク、モトローラ、ノードストローム、P&G、フィリップ・モリス、ソニー、ウォルマート、ウォルト・ディズニーの18社。 今からみるとビジョナリーかと疑問に思う企業もあるが、抽出された企業の特徴は普遍的だと思う。 基本理念以外はタブーなしに変化・改善させ、妄信的な社員を作り出し継続的な経営者の育成を行っていく。果敢に挑戦していく。カリスマ経営者はあまり良いことがないらしい。 疑問に思ったのは3Mで今現在では革新的ではなくなった紙やすりを作り、売っている人のモチベーションはどう維持しているのだろうと。挑戦する人、生み出す人とは別に既存ラインを維持する人はどう評価されているのかな。
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すばらしいアイデアを持っていたり、すばらしいビジョンを持ったカリスマ的指導者であるのは、「時を告げること」であり、ひとりの指導者の時代をはるかに超えて、いくつもの商品のライフサイクルを通じて繁栄し続ける会社を築くのは、「時計をつくること」である。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
時を作るのでなく時計を作る。確かにカリスマのアイデアは会社を豊かにする。しかし、そのカリスマが死んだら企業は衰退をたどるであろう。これを時としている。時計というのは企業の風土やシステムのことを言う。時計を作るのがビジョナリ―カンパニーにとって必要である。 利益を超えて 企業は勿論利益を得なければならない組織である。しかしビジョナリーカンパニーは利益以上のものを得ている。それは従業員、顧客、冒険心、製品などものは異なるがポリシーとしているものがある。どれかを手に入れるためにどれかを捨てるのではなくてどちらも手に入れている。ORではなくANDの精神がある。 時計を作ること=基本理念を維持し、進歩を促す具体的な仕組みを作ること ・社運を賭けた大胆な目標・カルトのような文化・大量のものを試して、うまくいったものを残す・生え抜きの経営陣・決して満足しない。 カルトのような文化はその企業で働くにはいいが他の企業では通用しない。PandGは郷に入っては郷に従えという風土はなく、PandGという郷に全社員を入れさせる。そして個人崇拝のカルトは作ってはいけない。 一貫性を追求すること。一貫性を追求しなければ従業員、顧客共に離れていくことになる。 ビジョナリ―カンパニーになるために一番初めにするべきことは基本理念を制定することである。内側から見付け出すものである。
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