ビジョナリーカンパニー の商品レビュー
スタンフォード大学教授の経歴を持つ方がビジョナリーカンパニーという分類を作った。 日本人でわかる主な企業で、ソニーがある。 比較企業を作り、比較するのだが、CEOがカリスマだからとか、大企業だからとかでは比較はされていない。確かに、後になってカリスマ社長も出てくるが、それは、企業...
スタンフォード大学教授の経歴を持つ方がビジョナリーカンパニーという分類を作った。 日本人でわかる主な企業で、ソニーがある。 比較企業を作り、比較するのだが、CEOがカリスマだからとか、大企業だからとかでは比較はされていない。確かに、後になってカリスマ社長も出てくるが、それは、企業の作られ方がいいからであって、けして、社長が良いからではない。 決めたことを一貫してやり通すということがどれだけ大事か気づかされる本。
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ビジョナリーカンパニー(先見的な企業)とその他優良企業との対比から、各業界での1位と2位を分かつエッセンスを抽出しようと試みた経営書。 6年という時間を注ぎ込み、先入観を極力排除し、様々な種類の膨大な量のデータを調べ上げることによって答えを導き出すというアプローチは、人為的なビッ...
ビジョナリーカンパニー(先見的な企業)とその他優良企業との対比から、各業界での1位と2位を分かつエッセンスを抽出しようと試みた経営書。 6年という時間を注ぎ込み、先入観を極力排除し、様々な種類の膨大な量のデータを調べ上げることによって答えを導き出すというアプローチは、人為的なビッグデータ解析そのもののような感じがする。 得られた知見にはそれほどインパクトを感じないが、説得力があり、ビジョナリーカンパニーに発展させるには近道がないことを思い知らされる。厳しく自己を律し続ける、その仕組みを作るということである。 経営書ではあるが、専門用語が多用されるわけでもなく、表現が柔らかく具体例が多いため、読みやすい。
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『ターゲットワード』 ・社会に絶大なインパクトを与えている会社はビジョンを持って行動している ・「品質を重要視する」と「低価格を重要視する」という方針が合った場合、ビジョナリーカンパニーは「OR(かつ)」を選択する ・ビジョン達成のために「高い目標」を設定する ・ビジョンをずらさ...
『ターゲットワード』 ・社会に絶大なインパクトを与えている会社はビジョンを持って行動している ・「品質を重要視する」と「低価格を重要視する」という方針が合った場合、ビジョナリーカンパニーは「OR(かつ)」を選択する ・ビジョン達成のために「高い目標」を設定する ・ビジョンをずらさず結果より量の手法で進める ・利益を超えてビジョン達成のために行動する -尊敬される企業は経営難に落ちいった時にビジョンから始める ・決して満足しない ・始まりの終わり ・時を告げるのではなく、時計を作る 『質問』 ・本当にビジョンだけで会社を存続させることができるのか ・自分たちの信念を相手に押し付けることは悪になりえないのか ・相手のニーズを重要視せずビジョンから作ったものが本当に社会にインパクトを与えるものなのか ・ORの考え方は時としてリスクにならないのか ・宗教的に会社を経営していくことは正しいのか
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これまでの基本理念についての認識は、外部に対しての会社の方針表明と、内部での行動の拠り所、位でした。この本を読むことで、 「企業の永続的な発展や、利益を出しながら(利益は人間の呼吸のようなもの。手段にすぎない)社会に貢献していくための指針」といった考えに触れ、将来、経営に携わる仕事に就くための一つの価値観として加えられました。まだまだ現状業務で活かす、というポジションではないので、また何年後かに読んでみたいです。 「基本理念を維持し、進歩を促す仕組み作りも合わせて必要」 「明日には今日より前進するという終わりのない修練」
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仕組化の話とかすごく共感できた。ただ、参考例として挙げられている企業は大企業ばかりなので(もちろん、スタートアップの企業でも参考に出来る部分は多いと思うが)中小企業とかベンチャー企業にはちょっとリアルじゃないかも??
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経営者必読の本と言われる ビジョナリーカンパニー。 2巻で指摘されている通り、 スケールが大き過ぎて、 まだまだ自分には実用的ではない。 しかし、 生活の中に生かすことのできる部分は沢山ある。 平社員でも部長でも、 どのレベルでもこの本の内容を生かすことはできると思うので、 ...
経営者必読の本と言われる ビジョナリーカンパニー。 2巻で指摘されている通り、 スケールが大き過ぎて、 まだまだ自分には実用的ではない。 しかし、 生活の中に生かすことのできる部分は沢山ある。 平社員でも部長でも、 どのレベルでもこの本の内容を生かすことはできると思うので、 是非試してみたい。
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【ビジョナリー・カンパニー】 ・業界で卓越した企業 ・社会に消えることのない足跡を残している。 ・CEOが世代交代している。 ・当初の主力商品がライフサイクルを超えて繁栄している。 ・1950年以前に設立している。 共通する特徴を見つけ、実践の場で役に立つ枠組みをつくる。 ■...
【ビジョナリー・カンパニー】 ・業界で卓越した企業 ・社会に消えることのない足跡を残している。 ・CEOが世代交代している。 ・当初の主力商品がライフサイクルを超えて繁栄している。 ・1950年以前に設立している。 共通する特徴を見つけ、実践の場で役に立つ枠組みをつくる。 ■基本理念を維持し、進歩を促す具体的な仕組みを整えることの大切さだ。これが時計をつくる考え方の真髄である。⇒p145の枠組の図 12の崩れた神話 01:会社をはじめるのに素晴らしいアイデアは不要。 02:カリスマ指導者は不要。 03:利益が最大の目的ではない。 04:ビジョナリー・カンパニーには共通した基本的価値観はない。 05:変わり続ける。(基本的理念は維持) 06:リスクをとる。 07:だれにとっても素晴らしい職場とは限らない。(カルト的) 08:戦略的とは限らない。(試行錯誤、臨機応変、「種の起源」的) 09:社内CEO 10:競争に勝つことを第一に考えない。(自らに勝つこと) 11:相反することを同時に獲得する。 12:経営者の先験的発言がすべてをではない。(第一歩) 「時を告げること」ではなく、「(ある種の)時計をつくること」 企業そのものが究極的作品:どんなに素晴らしい製品も時代遅れになるが、ビジョナリー・カンパニーは時代遅れになるとは限らない。 ビジョナリー・カンパニー一覧(p5) 陰陽思想からとった紋様(p73) ビジョナリー・カンパニーの基本的理念一覧(p112) ビジョナリー・カンパニーは理念を宣言しているだけではなく、組織全体に浸透させている。 基本理念=基本的価値観+目的。信念と存在価値。 基本理念を維持し、進歩を促すための具体的な方法 ①社運をかけた大胆な目標(BHAG) ②カルトのような文化 ③大量のものを試して、うまくいったものを残す。 ④生え抜きの経営陣 ⑤決して満足しない BHAGの例:ケネディの月旅行計画 進化を促す教訓(3M) 「試してみよう。なるべく早く」 「誤りはかならずあることを認める」 「小さな一歩を踏み出す」 「社員に必要なだけの自由を与えよう」 「重要なのは仕組みである。着実に時を刻む時計をつくるべきだ」 ↑チクタク、ピシン、チクタク、パシン 一貫性の教訓 ①全体像を描く ②小さなことにこだわる ③下手な鉄砲ではなく、集中砲火を浴びせる ④流行に逆らっても、自分自身の流れるに従う。 ⑤矛盾をなくす ⑥一般的な原則を維持しながら新しい方法を編み出す 四つの概念 ①時を告げる預言者になるな。時計をつくる設計者になれ。 ②「ANDの才能」を重視しよう。 ③基本理念を維持し、進歩を促す。 ④一貫性を追求しよう。
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・理念の内容ではなく、理念をいかに深く「信じて」いるか、一貫しているか。 ★競争に勝つことよりも「明日にはどうすれば、今日よりもうまくやれるか」と厳しく問いかけている。 ・「他と比べて際立っている点は何か?」 ・カリスマ的指導者は「時を告げる」 繁栄しつづける会社を築くのは「時計をつくること」 ・早い時期の成功とビジョナリーカンパニーは逆相関 ・絶対に諦めない。 ・わが社のポリシーは、消費者の望んでいるものを作るのではなく、新しい製品をつくることによって、彼らをリードすることである。 ・フォード:過度な利益よりも、販売台数を多くし、車にのって楽しめる人が増え、十分な賃金で雇用できることが私の2つの目標である。 ・基本理念だけは変えてはいけない。 ・基本理念を維持し進歩を促す具体的な仕組みを整えることが大切。 ・BHAG:Big Hairy Audacious Goals : 目標を達成する決意が極めて固い場合のみ。 ・ノードストロームの規則:その1 どのような状況にあっても、自分で考え、最善の判断を下すこと。 ・SPH(1時間あたりの売上)を意識させる。 ・ビジョナリーカンパニーは自分たちの存在意義や達成すべきことをはっきりさせているので、厳しい基準に泡内社員は働ける余地がなくなる。 ・無駄にした時間は永遠に失われる ・ダーウィンの進化論は、変異と自然淘汰。環境に即した変異が淘汰で生き残る。 ・最高の仕事、もっとも難しい仕事は、冒険と挑戦の精神によって成し遂げられる。 ・世の中でいちばん大切なのは、自己を律することである。自己を律することがなければ、人格は形成されない。進歩はない。逆境は成長への機会になる。何のために働くのか? (まとめ) 1) 時を告げる預言者になるな。時計をつくる設計者になれ。 2) 「ANDの才能」を重視しよう 3) 基本理念を維持し促す 4) 一貫性を追求しよう
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まず読む前にどんな本なのか調べてみた 何が重要であると言っている(繰り返してる)のか、 っていうか結局なにが言いたいのか 「基本理念の重要性」を何度も繰り返しているようだ なので、まず基本理念について具体的に述べてそうな章を探す 第三章利益を超えての「基本理念」(p75)と 第四章基本理念を維持し、進歩を促す(p131) っていうか結局なにが言いたいか、については ネットで調べたらすぐ出てきたし、終わりにを読めばわかるので 後でまとめることにする とりあえず今は著者にとっての基本理念を知ることにして、 時間があるときにしっかり他の部分も読むことにする -- p89 基本理念ー利益の神話を吹き飛ばす アメリカの独立宣言、ゲスティバーグの演説のような指導原理のように 基本理念とは企業にとって 基礎の基礎に当たり、めったに変わることはないものである 「われわれが何者で、なんのために存在し、 何をやっているかを示すものである」とも書かれている p131 基本理念を維持し、進歩を促す 基本理念を文化、戦略、戦術、計画、方針などの 基本理念でない慣行と合同しないことが重要である 時間の経過とともに文化の規範が変わるからである (「ユダヤ人大富豪の教え」に書いてあった時代を読む力が重要である) 戦略、能力、目標、業務方針、組織構造 それらが変わっても絶対に変えてはならないのが基本理念である IBMはこれを変えてしまったがために衰退した(と書いてある) 「基本理念を維持しながら、進歩を促す」 これこそがビジョナリーカンパニーの真髄である 進歩への意欲には 「日々進歩するために変わり続けることが大切だ、 変わることは全前進することである、恐れることではない」 というようなことが書かれていた (仕事はたのしいかね?の マックスの毎日の目標と同じであることに気がついただろうか) そしてやはりここにもマスターマインドの話が浮上 ここで思ったことを整理 起業する起業しないに関わらず、 自分の人生においての基本理念(目標といってもいい)を持ち、 それに共感または同じ基本理念を持つ仲間を増やし、 その仲間(マスターマインド、ベストパートナー)と日々進化(変化)し続けることが 有意義な人生だったと振り返るための条件なのではないか、と (ちょっとかっこよく言ってみたかっただけです)
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素晴らしい内容でした。もっと早く読めばよかった。 経営に関係する人はもちろん、全てのビジネスマンにとっても有用な本です。
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