TUGUMI の商品レビュー

吉本ばなな【著】

2011/09/05

好きです。
はかなげな現状とは全然違う、違いすぎるキャラのＴＳＵＧＵＭＩも、彼女につきあう主人公やお姉さんもよかった。

2011/06/05

身体は弱いが気が強く、恐ろしくわがままな「つぐみ」。
めっちゃ嫌なヤツ！と思いきや、なぜか憎めないキャラでした。
いつも死を意識しながら、つぐみなりに一生懸命生きてるのが、
痛々しくもあり、可愛らしくもあり。
不器用なまっすぐさに魅かれました。
つぐみ以外の登場人物はみんなすごくいい人で、
逆に現実味がないような気がしてしまったくらい。

小説というより、童話のような・・・そんな綺麗なお話でした。

2011/05/30

――つぐみは病弱なのに意地悪で粗野で甘ったれのわがまま娘。しかし誰もがはっとするくらいの、とてつもない美少女だった。つぐみの従姉、まりあは彼女と過ごした町に帰省し、一夏を過ごす。――
つぐみは本当に口が悪くて、自分の病弱を逆手にとって相手を困らせるようないやな女の子ですが、美しく、頭が良いので、その好き勝手な様も自然と許せてしまいます。主人公のまりあはつぐみに振り回されて育った苦労人ですが、彼女のことを大事に想っているのが伝わってきて、そんな二人の関係がどこか羨ましくなってきます。生活感溢れる優しい文章に、自然と町の様子が浮かんできます。

2011/05/16

何なんだ、これは？ノンフィクションか？
つぐみ、超虚弱体質のはずなのに、案外元気だし(笑)最後も別に死なないし結婚もしないし、何なんだこれは？
普通に、そこらじゅうに溢れてる話・・・なんですけど。
読んでどうと・・・どう反応しろと？

つぐみの突飛な行動が、彼女を想う暖かさ溢れる友達視点で描かれてるので、その友達が言うほど｢つぐみうぜー｣なんてことにはなりません。
普通に読めます。

一つ解せないというか、説明不足が悔やまれたのは、そんな傍若無人のつぐみが学校一のモテ女でしかも男の前では態度が１８０度変わるということと、それに対するまりあが｢あいつマジ態度ちげー(笑)｣ってならないことです。
人が出来てますね。

2011/02/04

中学はよしもとばなな色だったなと思う。
この本に出てきた忘れられない描写があります。
つぐみの肌が白すぎて血管が透けてみえてるんです。
こういう書き方がいとしくてたまらない。

2011/02/04

内容（「BOOK」データベースより）
二度とかえらない少女たちの輝かしい季節。光みちた夏の恋の物語。

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怖い話でした。
ホラーではないんですが、「死」に対しての表現が出ていてなんだか、ぞわぞわっと怖かったです。

でも、つぐみはやはり好きです。
やんちゃなのにかわいいのはずるいなぁと思います。やんちゃで片付かないところのありますが。

吉本ばななさんの話はこういうなんとも日常的に「死」を見つけていく話が好きです。

2011/02/18

美少女つぐみ。
でも性格は悪くむちゃくちゃ。
でも病弱。
文字にするとベタだけど、作品の中では綺麗に収まってた気がする。
ひと夏の恋を綺麗にふんわり書かれた作品。
映画の牧瀬理穂がつぐみ役にはびっくりした・・・・

2010/10/02

今更、ですが。はじめてのよしもとばなな作品でした。
・・・私は、あまり好きではないかも
決してつまらなくはないけれど、読み返したいと思うわけではなく、私にとっては村上春樹と同様に、
なぜそこまでベストセラーになったのか、よくわからない
なんであんなにベストセラーになったのかしら？
時代の空気、、、なのかなぁ。
でも。
この本を読んだきっかけは、西伊豆を旅して、
TUGUMIの旅館をみたこと。
だから、海岸沿いを散歩する、とか。船着場、とか。
場面を思い浮かんできて、それはきれいな映像でした。
映画は、どう映像化されたかは見て見たいです。

2010/05/01

内容（「BOOK」データベースより）
二度とかえらない少女たちの輝かしい季節。光みちた夏の恋の物語。

2010/04/15

性悪美少女つぐみのキャラクターがとても魅力的。
作中で終始描かれる海の美しい切なさや、
作者独特のキラッとした表現は印象に残る。

…でも何故か、読破に苦労したなあ……
いまいち世界に入り込めませんでした。
全体がなんとなくゆったり優しくて、私には合わないのかも。