TUGUMI の商品レビュー

吉本ばなな【著】

2010/04/13

再読シリーズ。高校ぶりに読みました。
何に対しても潔いスタイルが読んでて本当に快活な気分にさせてくれます。

最初まりあがつぐみの性格の悪さについて前もって触れてるんだけど、つぐみの最初のセリフを読んで、そうだこいつめちゃくちゃ口が悪かったんだ！と記憶が舞い戻ってきたと同時に、おー！久しぶりだなお前！みたいな感じが湧き上がってきてそれが妙に懐かしくて楽しかったです。

よしもとさんの描写はやっぱり綺麗すぎて難しくなくてやっぱり心惹かれます。美しくて芯があって強い。『淡い』って言葉を作中何度も使用してるけど、全然嫌じゃないのもすごいと思う。的確な表現ではかなさだとかや淡さが伝わってきて、いつも心を射抜かれてしまいます。

あと『泡のような結論』 ってどっかに書いてあったのが、すごく好きです。笑
あと装丁がかわいすぎます。

2010/02/25

過去にも何回か手に取り読んだ記憶がありますが、最後までちゃんと読んだのは今回が初めて。すごく良かったです。最後の手紙は1人で読まないと溢れる涙を誰かに見られるかもしれません。出てくる人たちがみんな優しくて心温かいのでどんな場面も心地よく読むことが出来て、想像することがとても楽しかったです。回りをそういう状況にすることが出来るのは誰よりもまりあが心温かい人だからなんだろうなと思います。つぐみはストレートで人に情けをかけないところがあるけれど、言うことはいちいちまともで的を射ている。こういう人が自分にもいたらいいなと本音をなかなか見せない今の世の中を悲しく思う。

まりあとまりあのお父さんとの会話が何よりも好きです。

2011/03/11

確か初めて買ったよしもとばななの本だ。
作中でつぐみが、語り手であるまりあを迎えた一言が、
「ただ飯食いのブスが来たぞー」
私は、この一言でつぐみのファンになってしまった。

2009/12/13

かつて経験してきた、うまく言い表せない感情たちが、さらさらさらと表現してあって、読み進めずにはいられなかった。全く関係ないお話だけどら、共感せずにはいられなかった。不思議

2010/01/04

・ここのところ、ずいぶんおまえに手紙を書いた。書いては破き、また書き始めていた。
　どうしておまえなんだろう？しかしなぜか私の周りでおまえだけが、私の言葉を正確に
　判断し、理解することができるように思えてなりません。
　どうも本格的に死にのぞんでいるらしい今、おまえに手紙を遺すという考えだけが、
　私の心の中で希望となっています。他の誰もが、いたずらに多く泣いたり、本当は
　私という人間はこうだった、と自分なりに善く解釈したりする様を思い浮かべると、
　虫唾が走ります。（中略）
　おまえは本当に、どうしてそんなにマヌケなのに、きちんとした大きさでものごとを
　測れるのでしょう。不思議でなりません。

●まりあのような友人が欲しい。そして自分もまりあのように、周りの人のことを
　思いやれる人間になりたい。
　まりあが思いやりがあるというのは違うかもしれない。思いやりは陽子のほうが
　あると思う。まりあは、相手のことを理解しようと努めているのかもしれない。

☆きっかけは八方美人な書評

読了日：2009/12/中旬

2009/11/09

親から譲ってもらって読んだ本。家の倉庫と化していた通称「真ん中の部屋」、冷たい床に座り込んで読んだ思い出。

2009/10/30

我がまま、悪戯っこ、でも何故か憎めない女の子、つぐみの話。
彼女の行動の裏にある気持ちが切なくて嬉しくて好きです。

吉本ばななさんの本は読みやすく、新鮮で瑞々しい感じがします。

2013/02/11

友達が「つぐみスゲー嫌な奴だよ」って言ってて、どんだけ嫌な奴かと思ってたらとんでもないですつぐみ超かわいい！！！
どこが嫌な奴なんだ、すげー可愛いいい奴じゃないか。私はもう彼女にメロメロです。
最後、覚悟して読んだら違っててよかったー！すげー怖かったんだからーもう。

2009/10/04

アルゼンチンババアを呼んで以来、
このひととは合わない！
と思っていたけど
これは読みやすくてすんなり楽しめた

つぐみのキャラが
たまらなく好い

2012/03/14

病弱でいつ死んじゃうかわかんないつぐみとお姉ちゃんの陽子ちゃんと彼氏さんとわたしの夏の思い出的なはなし

かなーり昔読んだから全然覚えてなかったけど、おもしろかった！
わがままもいじわるも毒舌も全然気にならないくらい魅力的なこだなー
つぐみちゃんの男の子っぽい喋り方すきだなあ
なんか口悪いこすきみたい＾＾
俺っことかいいよなあわたしには似合わないけど