エレンディラ の商品レビュー
6編の短編と、1つの中編を収めたもの 羽根の生えた男、バラの香りのする町、美しい水死体等々、不思議な設定だけど、そこに出てくる人々は、どこまでも人間臭くて生々しい。一編一編がテンション高いなぁ、と思う
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桜庭さんの読書日記に影響されて読んだ。好きな作品とか表現とか書こうと思ったのに、先に返却してしまった…!後悔。でも少女エレンディラのお話がいちばん強烈な印象だった。他のお話も、綺麗な表現が多すぎる。貧困な想像力でたとえるならアンティークの家具や雑貨のような、自分の周辺にはないんだ...
桜庭さんの読書日記に影響されて読んだ。好きな作品とか表現とか書こうと思ったのに、先に返却してしまった…!後悔。でも少女エレンディラのお話がいちばん強烈な印象だった。他のお話も、綺麗な表現が多すぎる。貧困な想像力でたとえるならアンティークの家具や雑貨のような、自分の周辺にはないんだけど想像出来てうっとりとしてしまうような比喩。テーマは綺麗なものばかりではないのに。
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不条理なファンタジー、祝祭と死の混沌。本からこれほどの衝撃を受けたことはない。慌てふためいてほかの著作を読み漁る過程で、著者がノーベル賞作家であることを知った。本書を手にしたときには彼はまったく無名(私にとって)であったので、自分が見出し、育てたような気持ちでいる。買ったのは3冊...
不条理なファンタジー、祝祭と死の混沌。本からこれほどの衝撃を受けたことはない。慌てふためいてほかの著作を読み漁る過程で、著者がノーベル賞作家であることを知った。本書を手にしたときには彼はまったく無名(私にとって)であったので、自分が見出し、育てたような気持ちでいる。買ったのは3冊(しかも文庫)だけなのだが。 ところで映画『パイレーツ・オブ・カリビアン3』に本書の一編を想起させる幻想的なシーンがあって、公開当時「絶対読んでるな」と思っていた。しかし、これがガルシア・マルケスの想像力の産物ではなく、カリブ海あたりで共有されているイメージである、ということもありえることだ。もしそうだとしたら。…カリブ海って、日本海とはずいぶん違うんだろうな…。
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ものすごく皮肉なのか、きついジョークなのか、表現が過激。 迫害を受けるのが一方的で理不尽すぎる・・・ あとかなりシュール。普通な感じでクモ女とか出てくる なので始め戸惑ってしまったが、なれると面白く読めた。 乙一作品(の暗めのやつ)が好きな人はすんなり読めるかも ブラカマン...
ものすごく皮肉なのか、きついジョークなのか、表現が過激。 迫害を受けるのが一方的で理不尽すぎる・・・ あとかなりシュール。普通な感じでクモ女とか出てくる なので始め戸惑ってしまったが、なれると面白く読めた。 乙一作品(の暗めのやつ)が好きな人はすんなり読めるかも ブラカマンとか 近い気がする この世でいちばん美しい水死人と、大きな翼のある、ひどく年取った男がお気に入り。 ハッピーエンドだからかもしれないが
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短篇集。 時期的には『百年の孤独』の後、『族長の秋』の前の間に書かれた作品を収録。 全体的に民話的、神話的な雰囲気の作品が多く、簡潔な文章で訥々と語られる「お話」は、どれも読んでいて何とも不思議な心地よさを感じる。話の面白さ、幻想的な出来事、話の裏に読み取れる教訓、あるいはマル...
短篇集。 時期的には『百年の孤独』の後、『族長の秋』の前の間に書かれた作品を収録。 全体的に民話的、神話的な雰囲気の作品が多く、簡潔な文章で訥々と語られる「お話」は、どれも読んでいて何とも不思議な心地よさを感じる。話の面白さ、幻想的な出来事、話の裏に読み取れる教訓、あるいはマルケスらしさなどについても勿論論じることもできるだろう。けれどもこの短編集に関しては、寝物語でも聞くように、ただただマルケスの語るお話に耳を傾けるつもりでのんびりと楽しむことができれば、それでいいと思う。 そういう意味で、なかなかに魅力的な短篇集。
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数年前、『百年の孤独』で2回挫折したので、ひとまず短篇で。 友だちの本棚からするりと抜け出て鞄に入ってきた、人見知りをしない小説でした。 色彩とか汗とか埃とか、感覚的なものに頼らずに書かれているような。 みんな花柄のシャツ着たり汗かいたりしているのに。 感覚の対語って・・・・・?
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No esperaba tanto para esete libro/ Gabrier Garcia Marquez, pero (al menos) son unas cuentas maravillas.
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幻想的でもあり 現実的でもあり。。 寝苦しい夜にみる悪夢のような。。。 でも、何度も読みたいお話たち
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ノーベル文学賞を受賞したガルシア・マルケスの短編集。どの話も全体に、蒸し暑い南国の空気が漂っていて、情景が目に浮かびます。ひとつ目の短編「大きな翼のある、ひどく年取った男」は、最初のページからその世界にぐぐっと引き込まれました。最後に収められている中篇「無垢なエレンディラと無情な...
ノーベル文学賞を受賞したガルシア・マルケスの短編集。どの話も全体に、蒸し暑い南国の空気が漂っていて、情景が目に浮かびます。ひとつ目の短編「大きな翼のある、ひどく年取った男」は、最初のページからその世界にぐぐっと引き込まれました。最後に収められている中篇「無垢なエレンディラと無情な祖母の信じがたい悲惨の物語」は、おとぎ話のような世界の中に、リアルで冷たい現実が、すっと入っているような名作。ラストが、いい。暑い夏、更に南国気分を高めたい方にオススメ。
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不思議というか、幻想的というか。でもそれが、作りごとではないラテンアメリカという地がものすごく気になってくる今日この頃です。
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