エレンディラ の商品レビュー
ノーベル賞作家である…
ノーベル賞作家である著者が、孤独と死をモチーフに描いた大人のための残酷な童話。いちおしです。
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目を覆いたくなるよう…
目を覆いたくなるようなおぞましいことばっかり起こるのに、何だか全然しんどくない。
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コロンビアのノーベル…
コロンビアのノーベル賞作家ガルシア=マルケスの異色の短篇集。"大人のための残酷な童話"として書かれたといわれる6つの短篇と中篇「無垢なエレンディラと無情な祖母の信じがたい悲惨の物語」を収める。
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童話をよんでいるよう…
童話をよんでいるような無邪気に残酷で美しい世界。夢のような色使いとか 風景描写とか 物語の舞台とか。
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悲惨なのに不思議な作…
悲惨なのに不思議な作品集。白昼夢を見たような、独特の読後感です。
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不思議な感じのする物…
不思議な感じのする物語ばかり。個人的には一番最後の話が好きだった。荒廃した村の様子など、風景の描写がいい。
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文庫本を買ったはずな…
文庫本を買ったはずなのに…って思ってしまうくらい不思議な感覚だった。読んでいてこんなに奇妙になるのはこの本だけかも。
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ダークファンタジー、まさに「大人のための童話」 「百年の孤独」を読んだあとに読んだ作品。 世界観がやはり不思議。でも、「百年の孤独」よりも読みやすかった。タイトルともなっている「無垢なエレンディラと無情な祖母の信じがたい悲惨の物語」は、本当にひどい。こんなことあってはならない。ど...
ダークファンタジー、まさに「大人のための童話」 「百年の孤独」を読んだあとに読んだ作品。 世界観がやはり不思議。でも、「百年の孤独」よりも読みやすかった。タイトルともなっている「無垢なエレンディラと無情な祖母の信じがたい悲惨の物語」は、本当にひどい。こんなことあってはならない。どういう発想なのか。それともこういうことが実際あったから得た発想なのか。。 親とか血がつながっているとか、関係ないのかって思わされる。100年の孤独にも言えたことだけど、ある種ドライな家族観ていうか。
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現実と幻想が入り混じった世界観で、夢を見ているような奇妙な気分になれる作品。 これまでは欧米の作品を読むことが多かったため、この作品が持つ独特の雰囲気は新鮮だった。やはり国や大陸によって、その作品が持つ雰囲気は大きく変わるものだなぁ。
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するする読めてめちゃくちゃ面白いんだけど何がどう面白いのか説明できない!想像していく行為が楽しいというのか。1作短いんだけどそれぞれインパクトが強くて間を空けないと次の作品にいけない。読み終えると酔っ払って放心したみたいにポーッとなる。文章はきれいに繋がっているのに全く予想できな...
するする読めてめちゃくちゃ面白いんだけど何がどう面白いのか説明できない!想像していく行為が楽しいというのか。1作短いんだけどそれぞれインパクトが強くて間を空けないと次の作品にいけない。読み終えると酔っ払って放心したみたいにポーッとなる。文章はきれいに繋がっているのに全く予想できないものが飛び出てくる。当たり前のように、そっけないほど自然に素っ頓狂な文章が展開する。何が飛び出てくるかわからないワクワクとした興奮。静かな文体だからかじわじわくる。冗談のようで大真面目なこの感じが超ツボ! 「この世でいちばん美しい水死人」が一番好き。絶句する面白さ。村人たちのテンションの高揚に合わせて読んでるこちらも胸がいっぱいになってくる。スーパー面白い。エステーバン!!!!(;_;) 表題作の「無垢なエレンディラと無情な祖母の信じがたい悲惨な物語」淡々とした文体で凄い話が展開する。文章の熱が凄い。一文一文にエネルギーがあるというか、読む端から風が吹いて暑さに汗が滲み、悲惨に耐え、和やかさに頬が緩み、手に汗握って虚脱してしまう。
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