エレンディラ の商品レビュー
なつきさん推薦図書だったので、駅前の古本市にたまたま並んでいたので買ったけど、はじめて実物を見ましたよ。筑摩文庫に入ってるんですね。知りませんでした。
Posted by
ガルシア=マルケスの短編集。 彼の著作を読むのはこれで4冊目なので、作風が大分掴めるようになった。 短編集ということもあり、かなり読み易い。 同じラテンアメリカ文学の短編でもボルヘスなんかはかなり癖があってハードルがやや高いと思うのだが、この作品はガルシア=マルケスとしても...
ガルシア=マルケスの短編集。 彼の著作を読むのはこれで4冊目なので、作風が大分掴めるようになった。 短編集ということもあり、かなり読み易い。 同じラテンアメリカ文学の短編でもボルヘスなんかはかなり癖があってハードルがやや高いと思うのだが、この作品はガルシア=マルケスとしてもラテンアメリカ文学としてもいい入門書になっているではないだろうか。 単行本では先に読んだ「族長の秋」とこの作品群が一緒に収録されているようだが、出版社はいい仕事をしていると思う。 振り幅が大きいので一冊でガルシア=マルケスを堪能できるようになっている。 文庫版「族長の秋」が絶版ということを考えると、文庫で2冊揃えるよりも単行本で購入し、先に短編を読んでから何かと読み難い「族長の秋」に手をつけるのが良いと思う。
Posted by
マルケス的非現実な世界が事実として語られる。リアリティあり、惹きこまれた。リアルとリアリティが違うとはよくいうが、抒情詩的な、、いや荒唐無稽な、リアリティ。
Posted by
童話のジャンルなのでは、と。 そこはかとなく乾燥した雰囲気がして、 バスに乗り遅れた気分になりました。
Posted by
余韻。 初めてのガルシアマルケス体験。 翼を持った男の話で立ち読みを1時間は覚悟した。 で、店員にイヤな目で見られた。
Posted by
戸山生協にて発見。 何かの授業の関連でか、お勧めされていた。 ラテンアメリカ文学になじみがあまりなかったので、文体の違いに少々戸惑った。 普通ではありえない、ファンタジー的な要素がかなり強い。これが魔術的文学か。
Posted by
短編集。ガルシアマルケスの他の作品に比べて、かなり魔術性というか、ファンタジー性が強い作品群で、個人的にはもうちょっとリアリズムのある話の方が好きです。とはいえ、巻末の解説で「南米では何が起きてもおかしくない」とあり、全くのフィクションとはいえないんですけれども。
Posted by
ガルシア=マルケスの本。『予告された殺人の記録』に次いで二冊目を読んだ。6編のうち、「大きな翼のある、ひどく年取った男」と「無垢なエレンディラと無情な祖母の信じがたい悲惨の物語」が印象的だった。 私にとって不思議なことが起こっても、話の中の人物たちはそれを当然として受け入れてい...
ガルシア=マルケスの本。『予告された殺人の記録』に次いで二冊目を読んだ。6編のうち、「大きな翼のある、ひどく年取った男」と「無垢なエレンディラと無情な祖母の信じがたい悲惨の物語」が印象的だった。 私にとって不思議なことが起こっても、話の中の人物たちはそれを当然として受け入れているように感じた。日本とラテンアメリカの文化・習慣・気候などの違いによるのかなぁ。日本の外に出てみると、日本の不思議が実感できるのかもしれない。
Posted by
短編集 あまり昔は好きでなかった。 話が短いから、ラストの余韻がきつくて。 最近はその余韻に浸るという遊びを覚えた。 たのしい。 砂漠と海と不思議、それと悲惨
Posted by
この想像力に脱帽。 ベッドは空を飛び、天使は寄り添い、オレンジからはダイアモンドが こぼれる。
Posted by