商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 日経BP |
| 発売年月日 | 2025/09/03 |
| JAN | 9784296121045 |
- 書籍
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イン・ザ・メガチャーチ
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イン・ザ・メガチャーチ
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商品レビュー
4.4
1624件のお客様レビュー
作者の作品を読むのは初めてである。余談だが、私はこれまで、いわゆる「書店大賞ノミネート作!」のような作品をあえて避けて来たように思う。その代わり小難しい芥川賞受賞(候補)作などを読んで自分でもよくわからない感想を抱いたりしていたのだが… この作品は実に平易な文体で、また飽きさせ...
作者の作品を読むのは初めてである。余談だが、私はこれまで、いわゆる「書店大賞ノミネート作!」のような作品をあえて避けて来たように思う。その代わり小難しい芥川賞受賞(候補)作などを読んで自分でもよくわからない感想を抱いたりしていたのだが… この作品は実に平易な文体で、また飽きさせないストーリー構成で描かれており、昨年の本屋大賞にノミネートされた経緯も理解できる。 そのような事情からか?、図書館でお借りしようとしてもなかなか順番が回って来なかったが、先日、ようやく読み終えることができた。 感想を一言で言うなら、「(救いようのある)翻弄される者たちのストーリー」だろうか?、もっとも、そこに至るまでの緻密な描写(家族の関係であったりとか、現代のSNSを絡めた事実の取り上げられ方、オールドメディアさもありなん、とでも言えるその双方向の影響力の大きさとそれを良くも悪くも利用しようとする者たちの恐ろしさとか)は、実に読みやすく、理解しやすく、情景を思い浮かべやすく、書かれており、大変参考になった。 思えば以前読んだ「なぜ働いていると本が読めなくなるのか?(三宅香帆・著)」にあったように、時間をかけてこの長篇を読むことで、遠回りながらも、人それぞれの考え方、立ち居振る舞い方、また上記最新のSNSが企業や個人にどう影響を及ぼしているか?、等について触れることができたようにも思う。 また、私の場合、作中で家族に捨てられ、職場でも日の当たらない仕事に従事している(していた)主人公・久保田の気持ちに大いに共感させられると共に、(あのような)振る舞いをしないように気をつけてつけなければならないな…と言う気持ちにもさせられた。 さらに繰り返しになるが、昨今のオールドメディア、はたまたSNS、の活用(悪用)、の一部始終の詳細の記述を読んでいると「こんな時代に生まれなくて良かったな…」とも思ったりもする。そう、私は久保田(親子)と同じような轍を踏むことになりそうで怖かった。 ところで、昨年から読んだ書籍の多くが、結果的にこのような(陰謀論、推し活、SNS、オールドメディア、世代間格差、フェミニズム、等々…)テーマを取り上げていて、少し不思議な気もする。私の本棚にある作品でも、 「方舟を燃やす(角田光代)」、「ヤブノナカ(金原ひとみ)」、「ナチュラルボーンチキン(金原ひとみ)」、等がある。文藝会が、そのような社会の傾向を面白いと思っているのか?、或いは警鐘を鳴らそうとしているのか?、と、ふと頭の中に浮かんだ…
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大まかに3つの視点から描かれる推し活界隈のストーリー。 サブカルは好きだけど推しと呼べるレベルの人のいない自分としては共感はなかったけど、現代の推し文化を俯瞰して読めるところ良い。 3視点交差する全体のストーリーもしっかり作られてて流石この作者の作品。
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登場人物すべてについて解像度が高かったし、際限のない共感をおぼえた。 普段アイドルのファンをしている身として、物語を消費している自覚はありながら、そういうものだとして自身の幸せのために見て見ぬふりをしている、まさに自分のことを描いているのかと思うぐらいだった。特に澄香の「花道」と...
登場人物すべてについて解像度が高かったし、際限のない共感をおぼえた。 普段アイドルのファンをしている身として、物語を消費している自覚はありながら、そういうものだとして自身の幸せのために見て見ぬふりをしている、まさに自分のことを描いているのかと思うぐらいだった。特に澄香の「花道」として「開花」する前の思考回路などもまさに自分がよく陥るものであった。 終わり方にはモヤモヤしたものが残ったが、視野の広い/狭いの正誤や、物語に没頭することが幸せかどうか、かなり考えさせられる話だった。 人生の岐路にいるこのタイミングで読めて良かったと心から思う本だった。
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