商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2025/09/18 |
| JAN | 9784065388815 |
- 書籍
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普天を我が手に(第二部)
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普天を我が手に(第二部)
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商品レビュー
4.6
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初巻に続き読み応えの有る大作。 大東亜戦争(太平洋戦争)に途中して戦時中から戦争に負けた日本での4人の若者の生き様を描く。1巻の戦前親世代から其々の子世代に話が移り、其々の戦争下での苦しい生活を多角的に描かれ不幸な時代を逞しく生き抜く姿が眩しいが、戦争の不条理さを痛感する。異なる...
初巻に続き読み応えの有る大作。 大東亜戦争(太平洋戦争)に途中して戦時中から戦争に負けた日本での4人の若者の生き様を描く。1巻の戦前親世代から其々の子世代に話が移り、其々の戦争下での苦しい生活を多角的に描かれ不幸な時代を逞しく生き抜く姿が眩しいが、戦争の不条理さを痛感する。異なる環境の4人が接点を持ちながら進行する話は面白く、其々次巻での戦後の飛躍が楽しみだ。 竹田四郎:岩崎財閥家出身の陸軍省のエリート軍人竹田耕三の子 父の米国赴任に向学の為同行するも米国との戦争に突入する。帰国船の父との待合せにスパイと間違われ1人収容所に収監される。理不尽な収監生活を経験して何とか渡米時の知人の助けで帰国でき捕虜収容所の通訳を担い理不尽な米国捕虜への仕打ちを擁護する。戦後帝国大学に進学しながらGHQ通訳を行いながら志郎、ノラ、満と接点を経験しながら検事を目指す。 矢野志郎:北陸能登のやくざ一家の親分矢野辰一の養子 戦時中は、新宿を拠点に不良生活で名を上げて行くも襟を正し海軍飛行隊に志願する。死をも覚悟して飛行機乗りでの交戦を目指すも戦況の悪化で人間魚雷「回天」の乗務に選出され死を覚悟して受諾し友人の後に続く直前に終戦を迎える。友人との靖国での再会を果たす為、自決をしようとするも旧知の世話人に止められ生き日本大学に進学しながら志郎、ノラと接点を経験しながら戦後の闇市で名を上げてるも検事に捕まり更生を決意する。 五十嵐満:満洲国でエンターテイメント事業を成功させた五十嵐譲二の子 映画俳優として戦争とは無縁の左寄りの生き方をする中で戦争に突入してソ連の満州進行を逃れ家族は満州を離れるも別行動でソ連軍に捕虜として連行される。シベリア送りの直前に脱走するも中国国民軍に捕まり紆余曲折な囚人生活を経験して日本に帰国出来る。終戦後、米軍キャンプ地でのタップ等のエンターテイメントで人気を集める。 森村ノラ: 左翼活動家で雑誌「群青」の編集者森村タキの子 育ての父神父は通訳で戦争に取られ、母は左翼活動で刑務所に収監され戦時中は1人で生き抜く。軍事工場で働きながら、ふとしたきっかけで喫茶店を任され闇コーヒーで上手く生活するも喫茶店も長続きせず父の教会で兵隊逃れの偽神父と厳しい買い出しを経験しながら生き抜く。教会で孤児の面倒を見ながら終戦を迎え働きながら津田塾大に進学し知り合った女性GHQ官僚の勧めで渡米を決意する。
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それぞれの親が主人公であった第1部。第2部は、その子供達に物語が受け継がれ、激動の戦争編となる。 昭和元年生まれの4人の主人公、青春の年齢を戦中で過ごすこととなるが、それぞれが類稀なる環境と才能を有し、それを開花させていく。4人共が見事なまでに主人公であるのだ。 その4人が少しづ...
それぞれの親が主人公であった第1部。第2部は、その子供達に物語が受け継がれ、激動の戦争編となる。 昭和元年生まれの4人の主人公、青春の年齢を戦中で過ごすこととなるが、それぞれが類稀なる環境と才能を有し、それを開花させていく。4人共が見事なまでに主人公であるのだ。 その4人が少しづつだがそれぞれに接触していく。そして本格的な邂逅。まるでドラクエ4のようだ。次巻へのワクワクが止まらない! 最後に、第2部では戦中の悲惨な生活や思想がありありと感じられ、胸が痛くなる。特に人間魚雷と言われた回天に関する章は言葉にできないものがある。国家による、個の思考を奪う集団的な思想の危険さを痛感させられる。 今現在も色々な情報や同調性の圧力により、自分もそうだが、人々は簡単に方向性を操られる。戦中の思想の操作は決して昔の話ではなく、他人事ではないということを事あるごとに思い出さなくてはならないのだと感じた。
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『四郎たちは察した。自分たちが向かうのは、人間魚雷の基地だ。』 矢野四郎 『今の世の中はどこにも真実がない。ただ上の人たちが、何かを必死に隠そうとしていることだけが伝わって来る』 森村ノラ 『戦前、日本が戦争に突っ走ったのは、みなが同じ方向を向いたからではないか。ファシズムを阻...
『四郎たちは察した。自分たちが向かうのは、人間魚雷の基地だ。』 矢野四郎 『今の世の中はどこにも真実がない。ただ上の人たちが、何かを必死に隠そうとしていることだけが伝わって来る』 森村ノラ 『戦前、日本が戦争に突っ走ったのは、みなが同じ方向を向いたからではないか。ファシズムを阻止するのは、思想ではなく多様性だ』 竹田志郎 『もしかして自分たちが世界を動かせるのではないか』 五十嵐満 「生か死の選択を迫られたときは、生を選んで欲しい」木下の言葉に四郎は返事をしない プレゼントされた一生もののオメガの腕時計。 『いつまで使えるかは、自分でもわからない。』 生きて!と読みながら力が入る 人間魚雷「回天」に志願した四郎にページをめぐる手が止まらない 戦争真っ只中の第二部。一気に読みました
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