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プロトコル・オブ・ヒューマニティ ハヤカワ文庫JA1599
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プロトコル・オブ・ヒューマニティ ハヤカワ文庫JA1599

長谷敏司(著者)

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プロトコル・オブ・ヒューマニティ ハヤカワ文庫JA1599

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2025/07/16
JAN 9784150315993

プロトコル・オブ・ヒューマニティ

¥1,265

商品レビュー

4.1

8件のお客様レビュー

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2026/04/27

面白かったです。事故で右足を失ったプロダンサーがAIを組み込んだ義肢を装着して、新たなダンス表現を生み出すというストーリーです。SF小説というカテゴリーになっていますが、SFというよりはヒューマンドラマ、あるいは哲学色が濃い本かもしれません。そして何より私は著者の文章力に感銘を受...

面白かったです。事故で右足を失ったプロダンサーがAIを組み込んだ義肢を装着して、新たなダンス表現を生み出すというストーリーです。SF小説というカテゴリーになっていますが、SFというよりはヒューマンドラマ、あるいは哲学色が濃い本かもしれません。そして何より私は著者の文章力に感銘を受けました。ダンスという文字で表現しづらいであろう領域をよくここまで文章で表現したなと。 この本で考えさせられた問いは次の2つです。1つ目は「ダンスとは何か」、2つ目は「AIとはどんな存在なのか」ということです(その意味で本書は哲学的)。言い換えると、人間とは何かを考えるにあたって、AIという異質なものと比較をしつつ、一方ではダンスを情報処理的(機械的に)考えることで人間とAIの共通点を見つけようとします。ちなみに「AIとはどんな存在なのか」という問いに対しては、AIを道具としてみる見方が世の中では一般的な気がしますが、本書はそれとは違う視点を提供してくれているのではないでしょうか。それはAIを「器官」としてみる見方です。かつて漫画「寄生獣」というのがありましたが、あれに近いかもしれません。寄生獣は完全にファンタジーなのに対して、AI義肢はすでに世の中に登場しています(とある展示会で見ました)。つまり本書はSFとも言えない、きわめて現実に近い話を書いているともいえるでしょう。人間とは何か、AIとは何かなど考えさせられる本でした。

Posted by ブクログ

2026/01/19

コンテンポラリー・ダンス界の鬼才・護堂森の次男として生まれ、自身もコンテンポラリー・ダンサーとしての表現を追い求める恒明は、交通事故で右足を失ってしまう。義足を装着してダンサーを続けることを決意した恒明は、エンジニアのダンス仲間から「ロボットの共演」を打診される。動きだけなら人間...

コンテンポラリー・ダンス界の鬼才・護堂森の次男として生まれ、自身もコンテンポラリー・ダンサーとしての表現を追い求める恒明は、交通事故で右足を失ってしまう。義足を装着してダンサーを続けることを決意した恒明は、エンジニアのダンス仲間から「ロボットの共演」を打診される。動きだけなら人間のダンサーと遜色のないロボットのダンサーと人間のダンサーが共演する意義、それは「人間性とは何か?」という問いかけへの答えとなるはずだったが・・・。 うーん。鴨の浅薄な想像力では、太刀打ちできない作品でした。 コンテンポラリー・ダンスに関する知識があまりないので、作品中のダンスに関わるシーンを脳内でうまく映像化することがとても難しく、そもそもダンスという分野の世界観を掴むのに難儀して、終盤のハイライトとなる恒明とロボットと重機によるダンスが披露されるシーンも、鴨的にはハイテクなアトラクションのようなイメージしか持てませんでした。 かつ、物語の核心である、人間とロボットとの関わりの中から「人間性」を炙り出す、という課題が解決できたのか?という点が、申し訳ないながら鴨にはよくわからず・・・この作品のもう一つのテーマである「介護の壮絶さ」も絡めてこその「人間性」なんだろうな、とはぼんやり思うのですが、介護問題に関しても唐突な幕切れで、ストーリー自体もそこで終了するので、なんだかモヤモヤした置いてけぼり感が否めませんでした。 読む人が読めば感動的な大傑作だと思います。そこはなんとなく分かります。が、鴨には合わなかったですね・・・。残念ですが、たまにはそういうこともあるということで。

Posted by ブクログ

2025/12/04

面白かった。 ダンスによるヒューマニティーの伝達、それはロボットを通じてでも可能なのか?の問い掛け。その答え合わせが描かれており近未来の話でも現実とシンクロする。 そして介護の話。現実として介護が発達してもお金がないかかるというリアル。そのリアルさがSFでありながらも現実問題とし...

面白かった。 ダンスによるヒューマニティーの伝達、それはロボットを通じてでも可能なのか?の問い掛け。その答え合わせが描かれており近未来の話でも現実とシンクロする。 そして介護の話。現実として介護が発達してもお金がないかかるというリアル。そのリアルさがSFでありながらも現実問題として突き付けられる。 SFではありつつ現実への風刺でもある小説として完成度が高いと思う。

Posted by ブクログ

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