商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 京都大学学術出版会 |
| 発売年月日 | 2025/04/16 |
| JAN | 9784814005888 |
- 書籍
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プラトンのプラトニック・ラブ
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プラトンのプラトニック・ラブ
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商品レビュー
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エロス的な愛とは何か。プラトニック・ラブがさも純粋で高尚な精神的な愛を指すようになったのはなぜか。そのことのきっかけはフィチーノに由来が求められている。しかしそもそも、エロス的な愛とプラトニック・ラブが別のものとして語られることが、プラトン著作に馴染んでいる人にとって違和感を伴...
エロス的な愛とは何か。プラトニック・ラブがさも純粋で高尚な精神的な愛を指すようになったのはなぜか。そのことのきっかけはフィチーノに由来が求められている。しかしそもそも、エロス的な愛とプラトニック・ラブが別のものとして語られることが、プラトン著作に馴染んでいる人にとって違和感を伴うのである。しかしそのもやっとした「変だぞ」という感覚を確かめるのは、なかなか骨の折れることではある。ひとたび受け留められてしまった誤解を解くことの大変さは人生においてもしばしば経験することであろう。本書はプラトニック・ラブの実相を確かめるべく、プラトンが恋について語る二つの対話篇、すなわち『饗宴』と『パイドロス』を中心にプラトンの語るエロースが如何なるものであるかを実際に読み解いていくものである。 エロースには様々な狂気が伴う。しかしそれが情熱的なものか忘我的なものか、あまり区別することはないのかもしれない。しかしプラトンが語るものには明確に区別があるのである。情熱的と日本語で表現されるエントゥシアスモスと脱我あるいは忘我と表現されるエクスタシスはまったく別の事態を表す言葉なのである。このことは本書の三章の冒頭に書かれていることである。このことに留まらず本書はプラトンの著作の中で用いられる様々な神話や狂気にまつわる言葉の一つひとつを解きほぐし、プラトンがそれぞれの著作の中で用いる言葉の奥行きと含意とを丁寧に明らかにしていく本である。『クリトン』の最後にも登場するコリュバンテスの話や、『イオン』に出てくる詩人憑依論、そして『法律』で語られる男女の恋愛観など、プラトンが神話を交えながら語る事柄の内実を確かめてくれる本はそうそうない。古代ギリシアの中で性愛がどのように受け留められ、プラトン自身がどのように考えていたのか、それは冷静な目で改めてプラトンの著作と向き合うことを通して一人一人が確かめることなのであろう。 本書はむしろ、おいそれとは様々な疑問に解答を与えてくれる本ではない。しかしプラトンにすでに向き合っている人にプラトン対話篇の奥行きと理解の方法とを惜しげもなく提示する本である。その手法は、先にも述べた主要著作『饗宴』と『パイドロス』を柱に、あまり知られていない『イオン』や『法律』といった著作やプラトンが念頭に置いていたホメロスやヘシオドスの実際の記述を突き合わせることで解釈していくことにある。そこで提示されていく読解は、時として鵜呑みにしてしまいがちな解釈をプラトンの原典によって修正しつつも、読者をプラトンを読むことの深みへと招いている。まさに汲めども尽きぬプラトン著作への案内となっているのである。本書に明確な論の終着点のようなものは見出せない。しかしプラトン自身の著作がそうであるように、一つひとつの言葉の意味を精査していくことの内に、その読解の深度を確かめさせる洞察を一人一人の読者が見出していくこと自体にプラトン読解の鍵があると伝えようとしているかのようである。
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2025年5月3日、グラビティの読書の星で紹介してる男性がいた。「ビールと読書」この本の表紙と、上にビール缶「檸檬Weizen(レモン・ヴァイツェン)」が写った写真が。ビールおいしそう。 ダジャレかよ、と思ったら京都大学が出版。おそれいりました。
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