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YABUNONAKA ヤブノナカ
2,420円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2025/04/10 |
| JAN | 9784163919683 |
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YABUNONAKA ヤブノナカ
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商品レビュー
4.1
431件のお客様レビュー
同じ事でも、人や視点が変われば違って見えてくる。 章ごとに、それぞれの悪行、言い分、正義感を語っているのがおもしろい。後味は微妙な感じだが、とても良かったです。
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芥川龍之介の「藪の中」のごとく、語り手が変わると見え方が変わりどれが真実なのかわからなくなる、よもや一つの真実なんてないのではないか…そんな考察をしていく物語なのだろうと想像しながら読み始めたが、いやいやそんな生易しい謎解きではなかった。書き手も読み手も登場人物も、ズタズタになり...
芥川龍之介の「藪の中」のごとく、語り手が変わると見え方が変わりどれが真実なのかわからなくなる、よもや一つの真実なんてないのではないか…そんな考察をしていく物語なのだろうと想像しながら読み始めたが、いやいやそんな生易しい謎解きではなかった。書き手も読み手も登場人物も、ズタズタになりながらイバラの道を最後までたどり着くような、なかなかにしんどい読後感。金原さんの、怒りがベースにあるのだろう強く澱みない突き詰めた文体一つ一つが圧巻であり、受け手にもパワーがないと倒れてしまいそう。クズ人間も多く、性描写を含むさまざまなシーンに絶望的な気分にもなる。そんな中で、私は友梨奈と一哉の甘やかな日常の描写がとても好きだった。「あ、とスマホの通知に反応して溢れた言葉に一哉がうん?と反応する。彼は私の感情や意思を取りこぼさない。取りこぼされ続けてきた感情と意思が彼によって掬われるたび、私は胸の中でポップコーンのように小さな何かが爆ぜるのを感じてきた。私は自分が隅々まで感知され、正確に回収されることに歓喜する」。この幸せを守る生きようもあったのではないか…と考えても仕方のないことを思う。
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同じ出来事でも、誰の目を通すかでこんなにも見え方が変わる。 似た考えを持っているように見えても、少しずつ違う思考や価値観。 それぞれが現代的な思想の中で絡まりながら、「藪の中」でもがいている感じが面白かった。 文学は着地がすっきりしなくて苦手なジャンルだけど、本が分厚いから内...
同じ出来事でも、誰の目を通すかでこんなにも見え方が変わる。 似た考えを持っているように見えても、少しずつ違う思考や価値観。 それぞれが現代的な思想の中で絡まりながら、「藪の中」でもがいている感じが面白かった。 文学は着地がすっきりしなくて苦手なジャンルだけど、本が分厚いから内容も濃くて面白くて、読んでるだけでカロリー消費するので読み応えに大満足。 読み終わったあともふと思い出して、「この出来事がこの本の中で起きたら、みんなどう考えるんだろう」と想像してしまう。 しばらく頭に残りそうな一冊。
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