YABUNONAKA ヤブノナカ の商品レビュー
2025/05/19予約134 なかなかページを進めることができず断念 今の私には読むことができなかった
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リアルタイムで起こっているようで目を背けずに対峙しなければいけないと改めて思わされました。 一人称の気持ちでここまで違いがあるのかと怖く感じる部分もありました。
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なかなかのボリュームで読むのにめちゃくちゃエネルギーを使った。 現実でも度々問題になる性加害とか性的搾取を題材にした作品である。 犯罪はもちろんダメだが、たとえ当時は当事者間で受け入れていたことであっても、今のモラルによって一方的にジャッジされ断罪される恐ろしい時代になったんだ...
なかなかのボリュームで読むのにめちゃくちゃエネルギーを使った。 現実でも度々問題になる性加害とか性的搾取を題材にした作品である。 犯罪はもちろんダメだが、たとえ当時は当事者間で受け入れていたことであっても、今のモラルによって一方的にジャッジされ断罪される恐ろしい時代になったんだなとこの作品や昨今の報道等でも実感する。 こういった問題はセンシティブであるが故に行為の内容はともかく被害を訴える人の感情を第一に考慮しなければならないところに対処の難しさがあるのだろう。 大きな声では言えないが面倒くさい世の中になったなあと思いつつ、ハラスメント人間に認定されないためには感覚をアップデートし続けなければ ならないのだとも思う。
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これだけ分厚い本を、よくぞ熱量を途切れさせることなく書き切れるな、と思った。 文学的に怒りをぶつけられた、という印象が強い。 そして今作も非常に強烈な性描写。 正直、自分でも少し気分の悪くなるシーンもあり、耐えながら読んだことも否定しない。 突然のロス以降の怒涛の思考、言葉の濁...
これだけ分厚い本を、よくぞ熱量を途切れさせることなく書き切れるな、と思った。 文学的に怒りをぶつけられた、という印象が強い。 そして今作も非常に強烈な性描写。 正直、自分でも少し気分の悪くなるシーンもあり、耐えながら読んだことも否定しない。 突然のロス以降の怒涛の思考、言葉の濁流には、大きな快感を覚えた。 それこそ性的な快感に似たもの、と言っても過言ではないかもしれない。
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※このレビューにはネタバレを含みます
木戸さんの無力感からはじまり、 長岡さんパートからの疾走感であっという間に持っていかれる。 中盤はあらゆるキャラクターが 性搾取や性加害、人や世間との線引きを絶妙な距離感で自論展開しており 今っぽさも相まって私も色々考えたりしていたが、 長岡さんの死を受けて2度目のドライヴ感。 話にのめり込み、 この話の制作意図は、とか普段だったら考えていることが何一つ通用しないまま読了した。 金原さんしか書けない当事者感。 長岡さんだけじゃなくて全ての登場人物の目を通して事象を捉えることができる、息継ぎを忘れる筆致。 そこにいる登場人物が喋っている、じゃなくて 憑依合体させられるから金原さんはすごい。 なんか結局交わらないんだよな、人って。 マザーズを読んだ時の、 グワングワンに揺さぶられる感覚を思い出した。 ただ、あの時感じた胸焼け感は感じず、 少し引いた目線•客観性も感じられる。 それゆえに昔の作品より読みやすい。 マザーズに胸焼けしたのは私が一児の母として同化しただけかもしれないけど。 みんな一度は読んだほうがいい本。
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文字数も多く、難しい単語も多く出てくるのに、文章がつっかえずに入ってくるのでするするとお話に没入していった。 一方で、内容はヘビーでkindleを捲る手が何度も止まってしまいそうになるという拮抗する2つの感情と闘いながら読了した。 どんなヘビーさかというと、「性的搾取」という重...
文字数も多く、難しい単語も多く出てくるのに、文章がつっかえずに入ってくるのでするするとお話に没入していった。 一方で、内容はヘビーでkindleを捲る手が何度も止まってしまいそうになるという拮抗する2つの感情と闘いながら読了した。 どんなヘビーさかというと、「性的搾取」という重めなテーマだという事だけでなく、誰が被害者で加害者なのか?何が正義なのか?答えのないループに飲み込まれるから。 全員が人間の汚い部分を持っていて胸糞悪くて、全員が心に傷や葛藤を抱えていて可哀想な生物。 旦那からレイプをされていたと感じ憎しみを抱えて生きる40代女性作家、10年前に付き合っていた編集長から若さゆえに搾取されていたと告発文を出したかつて小説家を目指していた女性、またその加害者とされる男性たち、そしてその周りの娘や息子やパートナーなどそれぞれの視点で一章ずつ纏められている。 正直この本の中で被害を訴えているような内容は少なからず似たような経験をした事ある女性は多いのではないかと思う。 男性から雑に扱われ搾取をされ自尊心をすり減らす。 そこに憎しみを抱えて正しさで相手を殺して生きていくべきなのか。 それともそれなりの落とし所を自分で見つけて、辛くならないよう生きていくしかないのか。 ちなみに、私は男女という違う生き物が共生していく以上ある程度の違和感は受け入れて生きてくしかないと思っている。 けど、私のように多少の事を見てみぬふりしている人のせいで、耐え切れないくらい辛い思いしている人の叫ぶ声を殺してしまう可能性があるという恐怖も覚えた。 だからと言って、常に正義を振り翳して嫌なことされるたびに断罪して生きていくなんて私にはできないと思う。 伽耶の「世界はおかしいのが普通」が一番共感したな。 そして、「新しいことに出会えるのは30代までだった。-それから先はもう、"当てはめられるが感想がない"という思考停止状態に陥った。」という50代社会に取り残されたおじさんとなった木戸の言葉が最も恐ろしかった。 私は思考停止おばさんにはなりたくない。 受け手が感じたものが全てという"ポストトゥルース"が年々強くなっていったり 色んな正義と悪が蔓延っている社会に置いてかれたくない。 読了後、「変わりゆく世界を共にダイブしよう」という金原ひとみさんのメッセージに本当の意味で共感することができたかもしれない。
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※このレビューにはネタバレを含みます
金原ひとみはなんでこんなに、色んな世代の視点や立場を描けるんだろう、作家の観察眼て怖いわぁ。 ひとつの事案に対して、関わる人それぞれに解釈がある。当たり前なんだけど、何が正解なんだかわからなくなる、まさに真相は藪の中。 友梨奈は私と同世代なんだけど、この人もまた癖強い。フェミニストぽい事言うくせに、この人もしも男に生まれてたらめちゃくちゃマチズモ思想持ってそうだよな。 娘に対する態度ひどいしな。正しいことを言う時は控えめにする方がいい。って祝婚歌でも言ってるやつよね、それ一哉がたしなめてて、ほんとにいい彼氏だなーと。一哉が10代の頃から付き合ってたって、マジで木戸さんとは状況は違えど、紙一重よ。 そしてまさかの友梨奈が英雄になって死ぬ 祭りあげられる この展開にはびっくり。 そして、木戸さんよね、世の中の50代男性に木戸さんはけっこういるんだろうな。 2度の離婚 うだつの上がらない仕事 マンションのローン 子供の養育費 妹の治療費 母親の老人施設費 と、各方面への支払いを強いられATM化している 文学インポと呼ばれる からの性加害告発 自分の生きる意味も見失い、自殺を図る描写がすごい。実際こんな感じで死んでいく人、本当にいると思える。 きゃーー、もう後半は木戸さんを救いたいって気持ちにさせられたわ。 最後リコが全部いいとこ持ってゆく。
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相変わらずわけわからん金原ひとみさん。 久々の長編だったが、飽きずに読み終えた。時間はかかったけど。 最後どうなったのかな?と思う登場人物もいたけど。 なぜこんなにも、世代の違う登場人物をうまく引き出せるのか? 才能やばい。 自分がこれから歳を取っていく中で、どこかで加害者...
相変わらずわけわからん金原ひとみさん。 久々の長編だったが、飽きずに読み終えた。時間はかかったけど。 最後どうなったのかな?と思う登場人物もいたけど。 なぜこんなにも、世代の違う登場人物をうまく引き出せるのか? 才能やばい。 自分がこれから歳を取っていく中で、どこかで加害者にならないか…。 もはや加害者になっていて、これから告発されるのか…。 ありえないけど、絶対ないとは言えない。そんな想像をさせてしまう。
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生きていく上で誰しも加害性を持ち合わせて生きてるよなと思った。老若男女さまざまな年代の視点で描かれていて、すごく良かった。 長岡友梨奈のあの暴力的な正義感は読んでて辛いところもあるけど、現代で働く女性としては理解できる部分が多かった。
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長編小説を読むときには、脳内キャスティングすると読みやすいよと三宅香帆さんが言ってたから設定したけど、そんなのいらないくらい面白かった。 木戸悠介 光石研 越山恵斗 奥平大兼 五松武夫 仲野太賀 優美 河合優実 橋山美津 安藤サクラ 長岡友梨奈 木村佳乃 横山一哉 横浜流星 安...
長編小説を読むときには、脳内キャスティングすると読みやすいよと三宅香帆さんが言ってたから設定したけど、そんなのいらないくらい面白かった。 木戸悠介 光石研 越山恵斗 奥平大兼 五松武夫 仲野太賀 優美 河合優実 橋山美津 安藤サクラ 長岡友梨奈 木村佳乃 横山一哉 横浜流星 安住伽耶 永野芽郁 安住克己 長谷川博己 こうしてみると、まあまあ字面にひっぱられてるね。
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