商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2024/06/26 |
JAN | 9784101054315 |
- 書籍
- 文庫
キリンを作った男
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キリンを作った男
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商品レビュー
4.3
10件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
・87年のスーパードライの登場で、88年からキリン・サッポロ・サントリーの間でドライ戦争 ・麦芽を粉砕してお湯に浸すと、麦芽の中の酵素の働きでデンプンが糖に変わり、甘い糖化液が得られる。これをろ過したのが一番搾り。再度お湯を加えてろ過したのが二番搾り。これら麦汁に酵母を加えて発酵させる。酵母が下に沈む下面発酵でできるのがラガー、上に浮かぶ上面発酵でできるのがエール。 ・ドライビールでは麦汁中の糖の9割以上を酵母が食べてしまうため、アルコール度数とガス圧が高くなる。結果としてキレのある爽快なビールになる。 ・94年にサントリーが発泡酒を発売。翌年にはサッポロも参入し、発泡酒市場が形成されていく。発泡酒は麦芽比率が低いため、コクや味わいが出にくい。淡麗はその弱点を克服するため、大麦を副原料に使っている。 ・アサヒは96年に生ビール売り上げNo.1宣言を出して、キリンを生ビールの土俵に引きずり込む。これはキリンのラガーから客を引き離し、アサヒの得意な生ビールで客を囲い込むという戦略だった。 ・海外では生ビールと熱処理ビールの違いはない ・具体的な事実をもって簡潔に説明するのではなく、複雑で抽象的な概念と向き合うことがマーケティングでは非常に重要 ・ロングセラーの5つの条件は①企業の思い入れ、②オリジナリティ、③本物感、④経済性(お得感)、⑤親しみやすさ。 ・宣伝を効果的に行うには、①一つの商品にたくさんの情報価値を盛り込む、②発信する情報を受け手の身になって考える、③時代を読む、④関与者を多く作る、⑤即効性の高いメディアほど情報感度は低い、⑥追いかけるより追いかけさせる構造を作る
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普段、飲み物って気分に合わせて飲んでるけど、各企業こんな市場競争があってそれぞれの想いがあるなんて、当たり前だけど消費者側はあまり気にしないんだよな。 それを踏まえて読んでみると、キリンの社員の努力と前田さんの人を育てるという姿勢がとても興味深かった。 変化を嫌うのは人間の性なん...
普段、飲み物って気分に合わせて飲んでるけど、各企業こんな市場競争があってそれぞれの想いがあるなんて、当たり前だけど消費者側はあまり気にしないんだよな。 それを踏まえて読んでみると、キリンの社員の努力と前田さんの人を育てるという姿勢がとても興味深かった。 変化を嫌うのは人間の性なんだろう。 そこを突破して、刷新していく意志と行動がマーケティングには大事ということ。学びが多かった。 淡麗、一番搾り、氷結に全て関わってるって普通に凄い笑 キリンの飲み物めちゃくちゃ飲んでるなあ。サラリーマンってやっぱりかっこいい。
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□問い:「一番搾り」、「淡麗」、「氷結」といったいくつものヒット商品を生み出せたのか? □答え:お客様が欲しいもの、必要とするものを徹底的に考え続ける力があったこと、過去の成功体験にあぐらかをかかず次の成功、新しい価値想像を常に追い求めてやり切る粘り強さがあったから
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