商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2024/04/09 |
| JAN | 9784167921958 |
- 書籍
- 文庫
星落ちて、なお
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星落ちて、なお
¥891
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商品レビュー
3.6
24件のお客様レビュー
河鍋暁斎の娘の半生 淡々とした物語。天才の父と同業の子どもの苦悩。 破天荒な父親と生真面目な娘の対比が面白いんだが、話が淡々としすぎてたかな。 明治、大正の画壇の様子を垣間見できたのは面白かった。
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生まれながらにその家系を継ぐ定め。狩野派巨匠の父河鍋暁斎を持つ長男周三郎(暁雲)と長女とよ (暁翠)の絵師としての葛藤を描く。惜しくも離別して父の元を離れた周三郎も父の逝去の後早逝、残されたとよの絵師、父を超えることが出来ないことへの苦難が次ぐ次に起こる。人は生まれながらに自分の...
生まれながらにその家系を継ぐ定め。狩野派巨匠の父河鍋暁斎を持つ長男周三郎(暁雲)と長女とよ (暁翠)の絵師としての葛藤を描く。惜しくも離別して父の元を離れた周三郎も父の逝去の後早逝、残されたとよの絵師、父を超えることが出来ないことへの苦難が次ぐ次に起こる。人は生まれながらに自分の人生が決められる家系への反発と偉大な父の遺産継承に悩む。家族、弟子、助けびとが繰り出すとよの心理状態を語る。
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澤田瞳子さんのエッセイを読んだ後に図書館で探して読みました。 主人公は、天才絵師、河鍋暁斎の娘とよ。 読み進めていくうちに、多くの弟子達がいて、当時の流行、流派の事、父ではなく師匠だった暁斎という人、その中で絵を描いて生きていくしかなかったとよの苦しみが痛い。暁斎の才能を一番受...
澤田瞳子さんのエッセイを読んだ後に図書館で探して読みました。 主人公は、天才絵師、河鍋暁斎の娘とよ。 読み進めていくうちに、多くの弟子達がいて、当時の流行、流派の事、父ではなく師匠だった暁斎という人、その中で絵を描いて生きていくしかなかったとよの苦しみが痛い。暁斎の才能を一番受け継いだと思われる兄周三郎も、どうしても越えられない父暁斎の背中にもがきながら絵を描き続け、父親と同じ病で息をひきとる。そんな兄から、暁斎はとよを北斎の娘、応為にしたかったのだと言われる。そうなのかもしれないと思った。自分の娘にも遺伝子を残したかったのか、ただ、画鬼と言われる暁斎のこと、弟子の一人としてしか見ていなかったのかもしれない。 登場人物として面白かったのは、清兵衛とぽん太。豪商の主人で暁斎のパトロンだった清兵衛の人生も流転の日々というか、暁斎の弟子から最後は能楽の笛方となって、貧しい暮らしの中で亡くなる。ここに澤田瞳子さんの能楽の知識が生かされているのだなと思う。 河鍋暁翠は応為とは違った星を持った女性絵師だったのだと思う。母親であり、多くの弟子や兄弟の面倒もみていかなければならなかった彼女は、最後に自分なりの生き方をみつける。「自分は父と兄について話さねばならない。それがたった一人この世に残った、画鬼の娘の務めではないか。小器用、結構。猥雑戯狂、大いに結構。それこそが暁斎が描き続けた絵の神髄であり、自分と周三郎がついに届かなかった高み。そして自分たちの足元に灯り続けた、たった一穂の灯だ。」 初めて読んだ澤田さんの時代小説、面白かったです。次はまた、何を読もうかな。
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