商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
発売年月日 | 2024/04/03 |
JAN | 9784344433717 |
- 書籍
- 文庫
白鳥とコウモリ(下)
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白鳥とコウモリ(下)
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商品レビュー
4.4
222件のお客様レビュー
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ハードカバーの時からあのカバーが気になりつつ、文庫化を待ってやっと読みました。 東野作品は読み易く、結末も早く知りたくて上下巻あっという間に読了。 「白鳥とコウモリ」タイトルの意味を考えながら読み進めるのも楽しかった。 下巻の何気ない会話の中でその意味は回収されるけれど、意味を知ると切なく、大なり小なり誰しもこんな風に思うことはあるのでは…と思ってしまった。 主軸はもちろん東野ミステリ。 序盤で自供した倉木が真犯人ではないと想像できるけれど、じゃあ現代と過去の事件はどう繋がっていくのか、真犯人は誰で動機は…浅羽親娘は幸せを取り戻せるのか…などなどやはり面白い。 最初は刑事の五代と中町が主人公で話しが進んでいくのかと思っていたけれど、そうでもなくて。でもこの中町がなかなか良い。ナイスガイ笑 登場人物それぞれの描写が丁寧で、感情移入し易かった。後半は、倉木の息子、和真と被害者白木の娘の美令が中心で事件を解決していこうとする。 「常識」ではこの2人が協力し合うことは考えられないけれど、ただもっと純粋なところで違う次元で惹かれあい、相棒となるのだろう。 いつの日か「常識」なんて飛び越えて行ければ良いけれど…。 結末はそうかぁ…という気持ちでした。納得はできたけれど、殺人をしている犯人はやはりいる訳で、いないことには出来ないから当たり前だけれども、やっぱり悲しい。 みんな家族を想い、真面目に生きているからこそ。 旅先で偶然清洲橋をバスで通り、おおっ〜とひとり心の中で 和真と美令の初対面のシーンを思い出していました。
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犯人については最初から違和感があったので、やっぱりねーって思ったけど、じゃあ本当の犯人は?ってところが分からなかったので、真相が判明した時は驚いた。30年前の事件についても同様で、後半は先が早く知りたくて若干寝不足気味。それくらい物語にのめり込む事が出来て大満足!いくら癌で余命幾許もないとは言え、また贖罪のためとはいえ、他人の罪を被る事が出来るだろうか。登場人物たちそれぞれの覚悟がたくさん詰まった物語でした。
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複雑な人間関係に途中何度も、読み返しをしながらも、読み応えのあった作品だった。 ただ、主人公の過去の事件に対する自らの行動に対しての贖罪から、自らしてもいない罪を被ってしまったのだが、それによって、今度は自分の息子が世間から厳しい立場に立たされてしまった。 それについての親としての心情があまり書かれてなく、モヤモヤとする部分もあった。
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