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十の輪をくぐる 小学館文庫
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十の輪をくぐる 小学館文庫

辻堂ゆめ(著者)

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十の輪をくぐる 小学館文庫

979

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2023/12/06
JAN 9784094073188

十の輪をくぐる

¥979

商品レビュー

4.1

16件のお客様レビュー

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2024/08/08

 昭和、平成、令和。 それぞれの時代の″正解″を探すお話なのではないかと思った。  時代時代の″当たり前″に合わせることが難しい人は、少なくないと思う。 その人たちは苦しみだけでない、救いに導いてくれる存在がいるということを、この物語は示してくれた。 優しい人ばかりではないけれど...

 昭和、平成、令和。 それぞれの時代の″正解″を探すお話なのではないかと思った。  時代時代の″当たり前″に合わせることが難しい人は、少なくないと思う。 その人たちは苦しみだけでない、救いに導いてくれる存在がいるということを、この物語は示してくれた。 優しい人ばかりではないけれど、必ずいると思いたい。 ーーーーー パリオリンピック開催中に、東京オリンピックのお話を読み、バレー選手に感情移入してしまった。

Posted by ブクログ

2024/07/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 「私は……東洋の魔女」なんて帯だったから、てっきり元日本代表の話なのかと思っていた。まさか自分を奮い立たせるためのお守りのような言葉だったとは……。  全体としては読んでいてイライラの止まらない泰介パートと、爽やかで軽やかでキラキラしている万津子パートが交互に表れる構成で、最初は早く万津子パートにならないかなと思って読んでいたが、次第に万津子パートが読み進めるには辛すぎる展開になると、自分探し中の泰介パートに早く戻らないかなと思った。この逆転現象は単純にすごいと思う。辛くてしんどくて涙が止まらないけど、ページを捲る手が止まらない、そんな中毒性のある本だった。  奇しくも丁度パリ五輪開催中に読み始めて読み終わったのも、何かしらの相乗効果になったかもしれない。今このタイミングで読めて良かった。

Posted by ブクログ

2024/07/13

辻堂ゆめさんの作品は2冊目。 『あの日の交換日記』がとても良かったので 2冊目にはブクログでも高評価だったこの本を選んだ。 ミステリー作家である辻堂さんだが 『十の輪をくぐる』は初めてのミステリーではない作品で 「今回は思いっきり人間ドラマに振り切って書いてみようと思った」と言...

辻堂ゆめさんの作品は2冊目。 『あの日の交換日記』がとても良かったので 2冊目にはブクログでも高評価だったこの本を選んだ。 ミステリー作家である辻堂さんだが 『十の輪をくぐる』は初めてのミステリーではない作品で 「今回は思いっきり人間ドラマに振り切って書いてみようと思った」と言われている。 読み始めたときから泰介に対して私が抱いた違和感。 物語終盤でその理由が分かったたき 想像力の欠如というか… 自分自身にちょっとショックを受けた… 「生きづらさ」を感じていたのは泰介だけではなかった。 母・万津子、さらには1964年の東京オリンピックのころの女性たち。 彼女たちの生きづらさ… オリンピックという表舞台ばかりに光が当たって 影の部分は見えなかった。 いや、見ようとしていなかったなぁ…

Posted by ブクログ

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