商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2023/02/07 |
JAN | 9784094072242 |
- 書籍
- 文庫
口福のレシピ
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
口福のレシピ
¥792
在庫なし
商品レビュー
3.7
51件のお客様レビュー
昭和と令和、2つの時間軸で交互に話が進んでいく。 女中奉公で品川料理研究所に来て、旦那様を支えるしずえと、老舗料理学校の後継者という環境に反発して家を出て、SNSでレシピを発信する現代の留希子、2つの物語が段々と交わっていく。 暮らしぶりや男女の関係、家や苗字を残すことの考え方な...
昭和と令和、2つの時間軸で交互に話が進んでいく。 女中奉公で品川料理研究所に来て、旦那様を支えるしずえと、老舗料理学校の後継者という環境に反発して家を出て、SNSでレシピを発信する現代の留希子、2つの物語が段々と交わっていく。 暮らしぶりや男女の関係、家や苗字を残すことの考え方など、色んな意味での2つの時代の対比が面白かった。 昔の人は丁寧に丁寧に日々を生きていたんだなと思う。 この本を読んで、令和の時代の留希子パートでは、時短のレンジレシピが焦点となっているけれど、逆に昭和のしずさんのように丁寧な料理をしたいと思った。
Posted by
ふぉぉぉ。( ゚д゚) すんごい食の歴史小説読んだ気分。 表紙の絵が単行本はよく見るとちょっと怖かったけどw 今と昔の2つの時間軸で物語が始まって、最初は主人公の作る美味しそうなご飯の様子でワクワクします♪ それがやがてひとつのレシピで交わります。 何か映画のジュリー&...
ふぉぉぉ。( ゚д゚) すんごい食の歴史小説読んだ気分。 表紙の絵が単行本はよく見るとちょっと怖かったけどw 今と昔の2つの時間軸で物語が始まって、最初は主人公の作る美味しそうなご飯の様子でワクワクします♪ それがやがてひとつのレシピで交わります。 何か映画のジュリー&ジュリアみたいな感覚。 私は料理作るのめんどくさくて嫌いなんだけど、作らなきゃいけないのでごはんを作りたくなる気分にさせてくれる本が大好きです。 いつもスマホでパッと検索してパッと作るけど、「このレシピ考えた人天才☆ありがとう(;;)」ってよく言っちゃうから、何か余計に料理を研究してる人の苦労が伝わったなぁ。 ありがたや(-人-) ちょっと心が苦しくなる部分がいくつかあって考えちゃったけど読んで良かった。 骨酒って何よ?(*´﹃`*)美味しそぉ(*´﹃`*) 2人の今後も気になる☆ 丁寧に料理をしたくなる1冊です。
Posted by
原田ひ香作品のなかでこれまでベスト! 大手料理学校の跡継ぎを嫌って家を出たのに、いつしか料理ブロガーとして活躍している主人公と、その曽祖父の時代に洋食を家庭料理にすべく苦心する女中が交互に語られ、結びついていくのだけど、料理の美味描写も女性の生きづらさもいつも異常にせつせつと胸に...
原田ひ香作品のなかでこれまでベスト! 大手料理学校の跡継ぎを嫌って家を出たのに、いつしか料理ブロガーとして活躍している主人公と、その曽祖父の時代に洋食を家庭料理にすべく苦心する女中が交互に語られ、結びついていくのだけど、料理の美味描写も女性の生きづらさもいつも異常にせつせつと胸に舌に迫る。 ところで作中に出てくる銀座のとんぶりそうめん、それは創作和食屋というより、ワインバーのシノワのメニューですよね?あれは絶品。死ぬ前に食べたいやつw
Posted by