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屋根裏のチェリー ハルキ文庫
880円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 角川春樹事務所 |
| 発売年月日 | 2022/10/14 |
| JAN | 9784758445214 |
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屋根裏のチェリー
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屋根裏のチェリー
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商品レビュー
4
20件のお客様レビュー
流星シネマに続いて連作の2作目を読みました。 流星シネマを読んだ時に、脇役の一人一人の人生感じられて物語に奥行があるのが良いと思ったのだけど、まさにその部分を一つの作品として仕上げてくれているのがすごく嬉しい。 1作目とは独立した作品として書かれているけれど、舞台も時間軸も被...
流星シネマに続いて連作の2作目を読みました。 流星シネマを読んだ時に、脇役の一人一人の人生感じられて物語に奥行があるのが良いと思ったのだけど、まさにその部分を一つの作品として仕上げてくれているのがすごく嬉しい。 1作目とは独立した作品として書かれているけれど、舞台も時間軸も被っていて1作目の出来事を違う視点で見ていたりするのが面白い。 ちょっと勇気を出して一歩を踏み出すことで新たな出会いがあって、思いがけない方向に人生が進んでいくのが、さまざまな形で描かれていたのが良かった。
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「そして、冬はある日、何の予告もなしに終わってしまう。」と、始まるお話。 主人公は崖の上の屋根裏に住むオーボエ吹きの女の子。彼女の守護天使はオシャレなイマジナリーフレンドのチェリー。 フィルターのかかった映像みたいな街を歩く心地よさ。約束だけ残していなくなってしまった友達。悩...
「そして、冬はある日、何の予告もなしに終わってしまう。」と、始まるお話。 主人公は崖の上の屋根裏に住むオーボエ吹きの女の子。彼女の守護天使はオシャレなイマジナリーフレンドのチェリー。 フィルターのかかった映像みたいな街を歩く心地よさ。約束だけ残していなくなってしまった友達。悩みながら再生を待つ食堂、軽やかに繰り返される性別問わずの一目惚れ。森の中の図書館、暗渠、歯医者と廃工場、鯨、ヴァイオリンとヴィオラ、チェロとチェロとチェロ、調律のすんだピアノ。 舞台装置も登場人物も小さなエピソードも「流星シネマ」と呼応しながら、また別のお話が連なっていく。 詩と死に重なる、3つ目の「シ」。 それはドレミファソラシのシ。 シの次は、ド。 彼女がつくると決めたのは 「土曜日のハンバーガー」 つまり、シから一歩踏み出して 「ド」曜日のハンバーガー ってコト? ともあれ、離散からリユニオンへ。 鯨オーケストラに幸あれ。
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ガケ上の古いアパートの屋根裏で暮らす元オーボエ奏者のサユリと、サユリの空想上の友人チェリーとのやり取りを中心に進む静かな物語。 イマジナリーフレンドのチェリーが唯一の友達で、人見知りで人付き合いは最小限のサユリが実はレモンソーダを愛飲しハンバーガーやカツを好んで食べる食いしん坊キ...
ガケ上の古いアパートの屋根裏で暮らす元オーボエ奏者のサユリと、サユリの空想上の友人チェリーとのやり取りを中心に進む静かな物語。 イマジナリーフレンドのチェリーが唯一の友達で、人見知りで人付き合いは最小限のサユリが実はレモンソーダを愛飲しハンバーガーやカツを好んで食べる食いしん坊キャラという意外性。彼女が胸の内に秘めた音楽への思いと、解散してしまったオーケストラへの思い。 前作の『流星シネマ』と同じシーンがサユリの視点でも描かれており、視点が変わることで前とは違った見え方になる。 内に籠もりがちなサユリが、前作の主人公 太郎や街の人と知り合い、交流を重ねていくのと同時に仕舞い込んでいた音楽への気持ちを取り戻していく姿がとても良い。 新たな門出を祝う音は、はじまりのラの音だ。
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