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つみびと 中公文庫
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つみびと 中公文庫

山田詠美(著者)

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つみびと 中公文庫

792

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2021/09/22
JAN 9784122071179

つみびと

¥792

商品レビュー

3.5

58件のお客様レビュー

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2025/02/08

“鬼母”と呼ばれた蓮音、蓮音の母親 琴音、蓮音の子どもモモタとモネの3つの視点で語られる、ネグレクトを題材にした物語。まさか実際の事件をもとにしていたとは。 モモがどんどん弱っていく様を見るのはつらかった。 まさに虐待の連鎖、なんだけど、それは「血」なのか「環境」なのか…蓮音が生...

“鬼母”と呼ばれた蓮音、蓮音の母親 琴音、蓮音の子どもモモタとモネの3つの視点で語られる、ネグレクトを題材にした物語。まさか実際の事件をもとにしていたとは。 モモがどんどん弱っていく様を見るのはつらかった。 まさに虐待の連鎖、なんだけど、それは「血」なのか「環境」なのか…蓮音が生まれ育った地は閉鎖的な土地なのだろう、「血縁」が重視され過ぎている点も悲しい。

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2024/12/16

二人の幼い子どもを放置して死なせてしまった母は鬼畜と呼ばれた、でも・・・その母は不幸な生い立ちであった。ネグレクト・虐待は連鎖する。だからといって仕方ないとはならない。やっぱり今回の小説(事件)に出てくる母蓮音には同情できない。琴音から蓮音へと続く不幸の連鎖は確かに気の毒だし、そ...

二人の幼い子どもを放置して死なせてしまった母は鬼畜と呼ばれた、でも・・・その母は不幸な生い立ちであった。ネグレクト・虐待は連鎖する。だからといって仕方ないとはならない。やっぱり今回の小説(事件)に出てくる母蓮音には同情できない。琴音から蓮音へと続く不幸の連鎖は確かに気の毒だし、その影響は計り知れないとは思うけど、蓮音の身勝手さに読んでてイライラした。子どもたちがただただ可哀想。やるせないです。

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2024/10/31

身を置く環境は大事だと思った 琴音も蓮音も、音吉や笹谷も、 それぞれ育った環境が分岐点になっているのだろうが、 みんな素直で真面目な人という印象を受けた 蓮音だけが鬼と呼ばれ非難され重い刑を受けたが、 「つみびと」は決して蓮音だけじゃないよね、と思った 育児放棄や赤ちゃんの遺体...

身を置く環境は大事だと思った 琴音も蓮音も、音吉や笹谷も、 それぞれ育った環境が分岐点になっているのだろうが、 みんな素直で真面目な人という印象を受けた 蓮音だけが鬼と呼ばれ非難され重い刑を受けたが、 「つみびと」は決して蓮音だけじゃないよね、と思った 育児放棄や赤ちゃんの遺体遺棄事件で逮捕される女性達が頭をよぎった 「逃げる」と「放り出す」は似て非なるものだと気付いた 色々な視点から糸を撚り合わせるように話が進んでいき、とても惹き込まれた 山田詠美って後味の悪い気持ちになると思ってばかりいたけど、 それと同時に読みやすいんだなと思った

Posted by ブクログ