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国宝(下) 花道篇 朝日文庫
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国宝(下) 花道篇 朝日文庫

吉田修一(著者)

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国宝(下) 花道篇 朝日文庫

880円

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 2021/09/07
JAN 9784022650092

国宝(下)

¥880

商品レビュー

4.5

1016件のお客様レビュー

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2025/07/26

日本の伝統芸能『歌舞伎』の底知れぬ奥深さに脱帽。

2025年7月読了。

話題に成っている映画の方を先に観て、映画は映画でとても素晴らしかったのだが、3時間の尺でも『何かのダイジェスト版を見されられている』様な(話が端折られている様な)気がして、速攻で原作を読んだ。
映画を先に観ていたお陰で、登場人物の多さにも...

2025年7月読了。

話題に成っている映画の方を先に観て、映画は映画でとても素晴らしかったのだが、3時間の尺でも『何かのダイジェスト版を見されられている』様な(話が端折られている様な)気がして、速攻で原作を読んだ。
映画を先に観ていたお陰で、登場人物の多さにも関わらず名前と顔が直ぐに浮かんだのは何よりだった。そして劇場で「喰い足りない感」が有った芳醇な物語を、原作を読むことで本当に心からタップリと堪能出来た。

ただ、劇場版が笑い無しのシリアスタッチだったのに対し、原作は『笑い有り涙ありの波瀾万丈な物語』だった事が意外に感じた点だ。まぁこれだけの作品を映画化するには、ストーリーを相当にカットしなければ尺が3時間どころでは済まないことに成ったのであろうから、致し方無かったのかもしれないが、映画は映画でキチンと物語が成立していたので違和感は無かった。

本当に、吉田修一が此処まで『歌舞伎の素晴らしさ、奥深さ』を描き出せるとは思っていなかったので、その事も意外で有り、こうした伝統芸能について“がっぷり四つ”で取り組んだ文芸作品は近年早々出会えないので、その点でも最大の賛辞を送りたい。

とにかく原作と映画、両方とも「違う味合い」でありながら、どちらも楽しめた事が何よりの喜びだった(もう一回劇場行こうかな…w)。

映画は今スゴい興収に成っているそうだが、原作の方も、もっともっと多くの人に読んでいただきたい、『日本の伝統芸能の底知れぬ奥深さを堪能させてくれる大傑作』である。

左衛門佐

2026/09/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

芸術への美学や狂気をとにかく感じたし、人と人の関係性についても考えるものがあった。 男たちの「歌舞伎をやりたい」という思いも、そんな男たちを支える女たちの覚悟も、芸術という美を、美という芸術を表しているのだと思う。 喜久雄は一人で歌舞伎界を盛り上げ、支えている。歌舞伎をやっているのなら、そんな男を誰が離そうとするのだろうか。逆に離すまいと必死になるだろう。 そんなふうに閉じ込め、利用して、見て見ぬふり。 万菊が喜久雄を文楽の人形みたいだと評するのももっともだ。必要な時だけ綺麗に着飾って美しい舞台に上がらせても、幕が下りれば待っているのは現実の喜久雄の世界ですからね。 俊介が喜久雄を観て“本物の役者”になりたいと思ったのも、舞台の上での喜久雄は喜久雄ではない、演じている役そのものだと感じたからなのかもしれない。 舞台の上だけで見える夢幻を、舞台をずっと望み、いつかは降ろされる幕に恐怖していた喜久雄という役者の最後をどう解釈するのか。他の人の感想を聞いてみたい。 2027年の新春に金曜ロードショーで映画『国宝』が放送されるとのことで、皆さんもあの豪華絢爛な世界をぜひ!ご覧ください!

Posted by ブクログ

2026/09/21

目の前で歌舞伎を見ているような感覚に陥る細かい描写が素晴らしかった。そして、登場人物達のそれぞれの人生を想うと読んでいて切なくなる。上下巻と長編だがあっという間に読了。こういう素晴らしい作品に出会えるから読書はやめられない。映画もぜひ見てみたい。

Posted by ブクログ

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