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国宝(下) 花道篇 朝日文庫
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国宝(下) 花道篇 朝日文庫

吉田修一(著者)

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国宝(下) 花道篇 朝日文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 2021/09/07
JAN 9784022650092

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商品レビュー

4.5

851件のお客様レビュー

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2025/07/26

日本の伝統芸能『歌舞伎』の底知れぬ奥深さに脱帽。

2025年7月読了。

話題に成っている映画の方を先に観て、映画は映画でとても素晴らしかったのだが、3時間の尺でも『何かのダイジェスト版を見されられている』様な(話が端折られている様な)気がして、速攻で原作を読んだ。
映画を先に観ていたお陰で、登場人物の多さにも...

2025年7月読了。

話題に成っている映画の方を先に観て、映画は映画でとても素晴らしかったのだが、3時間の尺でも『何かのダイジェスト版を見されられている』様な(話が端折られている様な)気がして、速攻で原作を読んだ。
映画を先に観ていたお陰で、登場人物の多さにも関わらず名前と顔が直ぐに浮かんだのは何よりだった。そして劇場で「喰い足りない感」が有った芳醇な物語を、原作を読むことで本当に心からタップリと堪能出来た。

ただ、劇場版が笑い無しのシリアスタッチだったのに対し、原作は『笑い有り涙ありの波瀾万丈な物語』だった事が意外に感じた点だ。まぁこれだけの作品を映画化するには、ストーリーを相当にカットしなければ尺が3時間どころでは済まないことに成ったのであろうから、致し方無かったのかもしれないが、映画は映画でキチンと物語が成立していたので違和感は無かった。

本当に、吉田修一が此処まで『歌舞伎の素晴らしさ、奥深さ』を描き出せるとは思っていなかったので、その事も意外で有り、こうした伝統芸能について“がっぷり四つ”で取り組んだ文芸作品は近年早々出会えないので、その点でも最大の賛辞を送りたい。

とにかく原作と映画、両方とも「違う味合い」でありながら、どちらも楽しめた事が何よりの喜びだった(もう一回劇場行こうかな…w)。

映画は今スゴい興収に成っているそうだが、原作の方も、もっともっと多くの人に読んでいただきたい、『日本の伝統芸能の底知れぬ奥深さを堪能させてくれる大傑作』である。

左衛門佐

2026/03/11

歌舞伎を上手(うも)うならして下さい他には何も要らないと マツや徳次や春江、芸鼓の藤駒、竹野、 見守ってる人たちさえも通り越していく いつしか辿り着く 完璧を越えた完璧な芸へ 芝居の中で自身の目に映るものが いつしか現実の世界を超越していく 景色が見たい と言っていた景色は...

歌舞伎を上手(うも)うならして下さい他には何も要らないと マツや徳次や春江、芸鼓の藤駒、竹野、 見守ってる人たちさえも通り越していく いつしか辿り着く 完璧を越えた完璧な芸へ 芝居の中で自身の目に映るものが いつしか現実の世界を超越していく 景色が見たい と言っていた景色は 現実の均衡が保てない世界 芝居への情熱が深く、その先に行き着こうと心がとらわれる ひとつのキッカケを境に現実と芝居のバランスが崩れる様に息をのんだ わが道しか見えず 不器用なまでに歌舞伎を愛し歌舞伎に魅せられ その中でしか生きられなかった役者の生き様を見せてもらった とても面白かった

Posted by ブクログ

2026/03/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読了。めちゃくちゃ良かったです。下巻は映画とは別物ですね。映画では春江のことしか愛せなかったのかなと思ったけど、原作では市駒のことも綾乃のことも絢子のこともちゃんと向き合ってて良かった。個人的には徳次のことも好きでした。

Posted by ブクログ