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金閣寺 新版 新潮文庫
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金閣寺 新版 新潮文庫

三島由紀夫(著者)

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金閣寺 新版 新潮文庫

737

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2020/10/28
JAN 9784101050454

金閣寺 新版

¥737

商品レビュー

4

248件のお客様レビュー

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2025/02/12

この年齢になって、この小説を読むとは思わなかったが、自宅に積んであったので一読。 三島由紀夫の豊潤ともいうべき文章に圧倒されながら、ストーリーとしては狂気の正当性にやられる。 そんな感じの一冊。 迫力、の一言だと思う。 それにしても、三島由紀夫は何となく読みやすいし、読み応えがあ...

この年齢になって、この小説を読むとは思わなかったが、自宅に積んであったので一読。 三島由紀夫の豊潤ともいうべき文章に圧倒されながら、ストーリーとしては狂気の正当性にやられる。 そんな感じの一冊。 迫力、の一言だと思う。 それにしても、三島由紀夫は何となく読みやすいし、読み応えがある。 何冊かまた読んでみよう。 押し倒されるような圧倒感を感じたい方はぜひ。

Posted by ブクログ

2025/02/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

まず三島由紀夫の表現の美しさに驚きました。 そして内容。私は主人公にあまり共感することは出来ませんでした。何をするにも金閣寺が頭をよぎり、女の子と触れ合うときですら金閣寺が目の前に現れそれに翻弄されていくのは私には違和感でした。しかしそれは私がそれほどまでの完璧な美に出会ったことが無いからだと思います。人生を狂わされるほどの圧倒的美を知ると人はここまでの狂気に走ってしまうのだと思いました。人生で一度は読んでおくべき名作です。

Posted by ブクログ

2025/02/04

吃音をもち、自分の感情もいつも世間からは一つ遅れている。そんなコンプレックスを抱えている学僧の金閣という絶対的な憧れ。そしてそれを破滅しようと思うに至った心情の描写が丁寧に書き進められている。破滅させようと思ったときにふと自分の人生が前よりも前向きになったり、周りの人からの評価や...

吃音をもち、自分の感情もいつも世間からは一つ遅れている。そんなコンプレックスを抱えている学僧の金閣という絶対的な憧れ。そしてそれを破滅しようと思うに至った心情の描写が丁寧に書き進められている。破滅させようと思ったときにふと自分の人生が前よりも前向きになったり、周りの人からの評価や言われがどうでも良くなったり、話の展開の中に共感できるところも数多くあった。 思っていることを言うには、表現するにはもう自分は周りから遅れてしまっている、そんな自分がどんどんと嫌になる。そう言う言葉で片付けてはいけないと思うが、それは現在のSNS文化にも通じるところがある。周りを輝かせて、自分を暗くして、何かと周りと比較して自分を卑下して、私も正直そういうところがある。わかっていても認識を変えるだけではうまくいかない、行動に移さないと変わることができない。そういう葛藤もあると思う。 何かをやり遂げたとき、自分の思いが達成されたとき、そういう自分からの感情が発露されたとき、より人は「生きたい」と強く願うことができるのではないか。

Posted by ブクログ