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金閣寺 新版 新潮文庫
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金閣寺 新版 新潮文庫

三島由紀夫(著者)

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金閣寺 新版 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2020/10/28
JAN 9784101050454

金閣寺 新版

¥440

商品レビュー

4

242件のお客様レビュー

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2025/01/23

金閣寺燃えるまでに50回くらい挫折した。 正直あんまり覚えてないけどコンプレックスの塊みたいな主人公が毎日見るほど美しすぎる金閣寺を燃やした話だった気がする。美しいって概念を直接的な言葉以外で長々と物語で書いてたような気がする。

Posted by ブクログ

2025/01/22

正直に自分には、まだ読解力が足りないと痛感させられた。 難しい。この一言に尽きる。 主人公は、理解されないことを自分の信念としていたが、金閣寺の住職ではなく、最後の方で出る和尚の元でもしも修行していたら内面は少し変わっていたんじゃないかなあと思った。 主人公は病んでるし、厨二病...

正直に自分には、まだ読解力が足りないと痛感させられた。 難しい。この一言に尽きる。 主人公は、理解されないことを自分の信念としていたが、金閣寺の住職ではなく、最後の方で出る和尚の元でもしも修行していたら内面は少し変わっていたんじゃないかなあと思った。 主人公は病んでるし、厨二病を拗らせてるとも思った。 柏木みたいな、大学生が同期にいたら絶対に関わらん。 あと個人的に鶴川の死は驚かされた。ずっと陽の人間だと思って読み進めていたらそれはまさかのミスリードであった。その時、主人公も自分の確信を初めて疑ったという。 ちなみに初めて、三島作品を読んだが、とにかく情景を表現する項が多いなと個人的に思った。 風俗嬢に、これから俺は新聞にのるぞとアピールする所は、なんか昔の自分が俺は実は凄いんだと自慢する所と重ねてほろ苦い思いを想起させて苦笑した。笑

Posted by ブクログ

2025/01/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

仏教建築用語や風景描写が多いため、読みずらさはあった。だが、言葉は難しいのに目の前にその情景が浮かぶような描写、分かりやすく直接的ではないのに強いメッセージ性が伝わってくる所が、さすが文豪!という感じで感動した。あと、非常に哲学的な作品だと思う。※以下、私の解釈です。 プラトンはイデア論を提唱した。イデア論とは何かというと、例えば私たちは何かを見て、「美しい」と思うことはできるが、「美しさそのもの」を見ることはできない。このように、私たちが知覚できない、「善」とか「美」のそのもの、すなわちイデアが、別次元(イデア界)に存在するというのがイデア論である。私たちは洞窟の中(現実の世界)におり、洞窟の外にある物体(美や善のイデア)の影(この世における美しいものや善いもの)しか知覚することが出来ないのである。 『金閣寺』は、主人公が金閣寺を「美のイデア」(美そのもの)だと思いこむことから始まる物語だと思われる。例えば前半、主人公が実物の金閣寺を初めて見て、「模型のようだ」と期待外れの感想を抱くシーンがある。これは、絵葉書越しに見た金閣寺を「美のイデア」だと思いこみ、自分の様々な理想を金閣寺に付与した結果、実物を見た時に期待外れであった、ということだと思う。 問題は、金閣寺という「美そのもの」「美のイデア」が現在していることによって、身の回りに起きる事柄が全てあっけなく思えてしまうということである。例えば、主人公は二度ほど女性と性行為を試みようとするが、女性の乳房を見た瞬間に金閣寺が頭によぎって漠然としてしまう。自分の欲情や、それによる快楽は、偉大なる美のイデアに比べればなんとちっぽけでくだらないことか。彼は萎えてしまうのだ。 だから、主人公は金閣寺を燃やそうとする。ここで重要な哲学的問いがもう1つ。世界を変えるのは認識か?行動か?という問いである。金閣寺を燃やす前日の主人公と、柏木の会話にこの問いがよく現れている。柏木は、世界を変えるのは認識であるという。「金閣寺=美のイデア」というのは事実ではなく、あくまで個人の認識である。その認識を変えれば、主人公にとって世界は変わる。柏木は、認識は、人間が辛い世の中で生きていくための武器だと言い、主人公を説得しようとする。だが主人公は、認識では世界を変えられない、すなわち行動によって実物としての金閣寺を破壊しなければ、自分の世界は変わらないと考える。だから、「金閣寺を焼かねばならぬ」と行動に出るのだ。

Posted by ブクログ

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