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金閣寺 新版 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2020/10/28 |
JAN | 9784101050454 |
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金閣寺 新版
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商品レビュー
4
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せっかく『潮騒』を読んだし、これを機にチャレンジしてみようと思って読んだ。 「なんかドロドロした独白なのかな」という長年抱いてきたイメージとは真逆で、むしろ終盤までは乾いた印象を受けた。風景や金閣寺そのものの描写は『潮騒』と変わらず繊細で美しく、人物はそれぞれタイプが違って主人公...
せっかく『潮騒』を読んだし、これを機にチャレンジしてみようと思って読んだ。 「なんかドロドロした独白なのかな」という長年抱いてきたイメージとは真逆で、むしろ終盤までは乾いた印象を受けた。風景や金閣寺そのものの描写は『潮騒』と変わらず繊細で美しく、人物はそれぞれタイプが違って主人公への影響の仕方の違いがよく分かる。 印象的だったのは、主人公の吃音がセリフ(鉤括弧の中)としてはほとんど描写されないこと。読みやすさを考えて地の文での説明になったのだとは思うが、この物語が主人公の回想の形を取っているので、吃音の無いセリフが「自分の理想の話し方・伝え方」を表しているようだなと思った。 なんとなくだけど、これは当時たまたま金閣寺が燃えたからその事件と犯人を題材に取っただけで、金閣が燃えずともいつか誰かが(というか三島由紀夫が)書き、いつでも、誰にでも起こりうる出来事だと感じた。世界から受けた様々な傷の蓄積と、推しに対する愛憎の果ての物語だと思う。
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理解されないということが、私の存在理由だった。 母を殊更醜くしているものは、それは希望だった。 胸にズキンときました。
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