商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2020/06/29 |
JAN | 9784103319825 |
- 書籍
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サキの忘れ物
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サキの忘れ物
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商品レビュー
3.6
130件のお客様レビュー
とても良かった〜! 津村記久子先生の文章は没入度が段違いで、 「隣のビル」では本当に窓越しの逃避を実行した気になる。常務に怒られている時の薄ら寒いのにじっとりと背中に汗が滲む感じ。足を離した瞬間のお尻がひやっとする感覚、手には握った金網の感触、そしてやりとけた清々しさが残る。 ...
とても良かった〜! 津村記久子先生の文章は没入度が段違いで、 「隣のビル」では本当に窓越しの逃避を実行した気になる。常務に怒られている時の薄ら寒いのにじっとりと背中に汗が滲む感じ。足を離した瞬間のお尻がひやっとする感覚、手には握った金網の感触、そしてやりとけた清々しさが残る。 いい人に見えても嫌な一面が見えたり、逆もある。 嫌なやつが成敗されることもないけれど、善行を積まなくても自分なりに、普通に生きていればたまに大きな虹を見られるようないいこともある。 自分を幸せにできるのは自分で、自分のご機嫌をとって、理不尽からは戦わずに逃げてもいい。 一見消極的で穏やかなようだけど、実際は自分を傷つけさせないための戦いだ。 それってサステナブルにできる人生に・自分に対しての最大の肯定だと思った。
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色々なタイプのお話の短編集です。 ゲーム感覚で話が進むものもあって新鮮でした。 個人的にはは本の題名にもなってる『サキの忘れ物』が1番好きでした。
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高校をやめて病院併設の喫茶店でアルバイト中の千春は、常連の女性が置き忘れた本を手にする。「サキ」という外国人の男性が書いた短篇集。これまでに一度も本を読み通したことがない千春だったが、その日からゆっくりと人生が動き始める。深く心に染み入る表題作から、謎めいた旅行案内、読者が主役の...
高校をやめて病院併設の喫茶店でアルバイト中の千春は、常連の女性が置き忘れた本を手にする。「サキ」という外国人の男性が書いた短篇集。これまでに一度も本を読み通したことがない千春だったが、その日からゆっくりと人生が動き始める。深く心に染み入る表題作から、謎めいた旅行案内、読者が主役のゲームブックまで、かがやきに満ちた全九編。
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