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たゆたえども沈まず 幻冬舎文庫
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たゆたえども沈まず 幻冬舎文庫

原田マハ(著者)

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たゆたえども沈まず 幻冬舎文庫

924

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎
発売年月日 2020/04/08
JAN 9784344429727

たゆたえども沈まず

¥924

商品レビュー

4.3

919件のお客様レビュー

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2025/06/29

絵の具の匂いが…

同僚に勧められて読みました。言葉もきれいで優しく、作品から絵の具の匂いやパリの街角の空気や、辻馬車の音が遠くから聞こえてくるような想像力をかきたてる作品ですが、これは私が絵画好きだから?と。
「モンパルナスの灯」という白黒の古い映画がご存知の方は楽しめると思いますが、これは...

同僚に勧められて読みました。言葉もきれいで優しく、作品から絵の具の匂いやパリの街角の空気や、辻馬車の音が遠くから聞こえてくるような想像力をかきたてる作品ですが、これは私が絵画好きだから?と。
「モンパルナスの灯」という白黒の古い映画がご存知の方は楽しめると思いますが、これはマニアックな映画なので、果たしてこのレビューを目にして下さった方、何名が共感して下さるでしょうか???

猫好き

2026/03/11

ノンフィクションのテーマにこれほどまで自然にフィクションのストーリーを差し込める原田マハの文才に感嘆した。 パリの風景の描写も繊細で容易にパリの美しい街並みを想像することができた。 若くして大手画廊の支配人を務め兄を支えるテオと弟からの援助を酒代につぎ込んでしまうどうしようも...

ノンフィクションのテーマにこれほどまで自然にフィクションのストーリーを差し込める原田マハの文才に感嘆した。 パリの風景の描写も繊細で容易にパリの美しい街並みを想像することができた。 若くして大手画廊の支配人を務め兄を支えるテオと弟からの援助を酒代につぎ込んでしまうどうしようもない兄のフィンセント。 正反対のように感じるが自意識の過剰さや繊細さなどどこか通ずる部分が多くやはり兄弟なんだなと感じた。 フィンセントの絵のもつ紛うことなき芸術を信じながらも兄の体たらくな様子に呆れどのように関わるか葛藤するフィンセントの心情に胸が痛んだ。 自分の暮らしを安らかなものにするために自殺を見せかけ兄を改心させようと企んでいたリボルバーでフィンセントが自殺し、結果的に何度かテオの想像した望んでいたフィンセントのいない世界となったことが儚かった。 作品上では重吉がテオの心の拠り所になっていたがテオの存在しなかった実際はどうしていたのだろう。 実際にはどのようにゴッホの作品が世に注目されるようになったのかが気になった。 生粋の商人といった雰囲気の忠正とどこか純粋無垢な香りがする重吉の掛け合いは読んでいて楽しかった。

Posted by ブクログ

2026/03/11

あまりにも美しく、涙が止まらなかった。 家族であり、いちばんの友人でもあったフィンセントとテオの絆は、時には重い鎖となり2人を苦しめた。言葉では簡単に言い表すことができないほど固い絆、あるいは呪い。美しくも悲しい物語は、それでもなお、セーヌ川の芥となって流されていく。 人生で...

あまりにも美しく、涙が止まらなかった。 家族であり、いちばんの友人でもあったフィンセントとテオの絆は、時には重い鎖となり2人を苦しめた。言葉では簡単に言い表すことができないほど固い絆、あるいは呪い。美しくも悲しい物語は、それでもなお、セーヌ川の芥となって流されていく。 人生で初めてパリに行く前に、そしてゴッホの絵を日本で見る前に、この物語を読むことができてよかった。フィクションではあるけれども、時代背景や美術史におけるゴッホの作品の立ち位置を学ぶことができた。彼らに思いを馳せながら見る絵や街は、そうでない時よりもきっと何倍も美しいだろう。

Posted by ブクログ