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たゆたえども沈まず の商品レビュー

4.3

643件のお客様レビュー

  1. 5つ

    274

  2. 4つ

    248

  3. 3つ

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2024/06/06

原田マハの美術小説面白すぎ 表現力すごくて、いつの間にか絵画の世界に連れていかれる感じ ゴッホの絵はもちろん見たことあるけど、生き方や認められるまでのことは知らなかった ゴッホの絵がすごく好きになった ほんとに生き生きとしてて、タッチが力強い 今でなお惹きつけられて唯一無二だなっ...

原田マハの美術小説面白すぎ 表現力すごくて、いつの間にか絵画の世界に連れていかれる感じ ゴッホの絵はもちろん見たことあるけど、生き方や認められるまでのことは知らなかった ゴッホの絵がすごく好きになった ほんとに生き生きとしてて、タッチが力強い 今でなお惹きつけられて唯一無二だなって感じる

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2024/06/05

フィクションであるがまるで本当の事のように思わされた。 登場人物1人1人の文章の中の生気が伝わってきてまるで過去の出来事かのように綺麗に表現されていた。 読むと安直かもしれないが浮世絵や印象派の絵を見たくなる一冊だった。 「たゆたえども沈まず」 なんども洪水に見舞われても再建し...

フィクションであるがまるで本当の事のように思わされた。 登場人物1人1人の文章の中の生気が伝わってきてまるで過去の出来事かのように綺麗に表現されていた。 読むと安直かもしれないが浮世絵や印象派の絵を見たくなる一冊だった。 「たゆたえども沈まず」 なんども洪水に見舞われても再建し、激流に逆らわずに、しかし決して沈まないパリを表す言葉にパリへの憧れを覚えた

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2024/06/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

フィンセントとテオ、忠正と重吉の物語。ひょんなことから親しくなり、パリへ来たばかりの重吉の心を許せる友となったテオ。お互いを思いながらもすれ違ってしまう兄弟の絆と存命中に評価されなかった無名画家を評価した日本人画商。誰1人欠けても物語は成立しないし、ゴッホという画家は生まれなかったかもしれない。毎回のことながら実話かなと勘違いするくらい面白かった。リボルバーを先に読んでしまったが違う角度から書かれていたので問題なかった。 この本を読んでいるときちょうど国立西洋美術館にゴッホが来ていたので観に行ってしまった。 (読書メーターからの転記)

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2024/05/30

19世紀後半、栄華を極めるパリの美術界。画商・林忠正は助手の加納重吉と共に流暢な仏語で浮世絵等を売り込んでいた。そんな彼らの前に現われたのは日本に憧れる無名の画家ゴッホと、兄を支える画商のテオ。孤高の男たちの矜持と愛が深く胸を打つアート小説。

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2024/05/28

「たゆたえども沈まず」 なんども洪水に見舞われても再建し、激流に逆らわずに、しかし決して沈まないパリを表す言葉。 これこそゴッホが志したパリであり、彼らの生き方であると感じた。

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2024/05/26

フィクションであり、都合よく日本人とゴッホ兄弟を濃密に結びつけたのを感じるが、魅力的な登場人物と史実に基づいたストーリーで飽きさせない。兄弟や人間関係を考えさせられる。

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2024/05/26

パリのアート界で奮闘する日本人とゴッホ兄弟の話。面白かった。有名な画家の裏側、ジャポニズムの影響、原田マハさん読むと美術館に行きたくなる!

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2024/05/26

ゴッホ兄弟と日本人の画商との交友関係を描いた本作ですが、アートの歴史に触れられたような感覚があって、個人的に新しい世界を体験でき、満足した読書体験でした。 本作の主人公は画家である兄のフィンセントと画商である弟のテオドルス。その2人が日本人の画商である林忠正、加納重吉と関わり合...

ゴッホ兄弟と日本人の画商との交友関係を描いた本作ですが、アートの歴史に触れられたような感覚があって、個人的に新しい世界を体験でき、満足した読書体験でした。 本作の主人公は画家である兄のフィンセントと画商である弟のテオドルス。その2人が日本人の画商である林忠正、加納重吉と関わり合い、画家として大成していくというストーリー。 本作の注目ポイントとしては、まずは兄弟愛があります。時には曲がったり、離れ離れになったりしてしまいますが、心の奥で深く繋がっている描写が多く、心打たれる感じがありました。 もう1つは日本と画家、ゴッホとの関係性です。私自身、アートに疎いので、ゴッホという人物をあまり知らなかったこともあって、ゴッホがこんなに日本美術の影響を受け、日本美術に影響を与える存在になることに素直に驚きました。 本作はアートを題材にしながらも、どこかお仕事小説や青春小説のような瑞々しさや、熱さがあって面白い作品だったなと思いました。

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2024/05/26

孤高の画家ゴッホと日本人画商林忠正の交流を描いた重厚なストーリー。 非常に読み応えがあった。 浮世絵がヨーロッパ美術に大きな影響を及ぼしていたとことは知らなかった。

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2024/05/25

読後の余韻に浸りつつ読んだ、巻末の国府寺司さんの解説が非常に興味深かった。ゴッホ研究の第一人者には、この作品がそのように感じられるのだなと。史実をベースにしつつも、史実の「空白」の部分に独自のパズルのピースを当てはめるが如く、美しくドラマチックな物語を作り出している原田マハさんの...

読後の余韻に浸りつつ読んだ、巻末の国府寺司さんの解説が非常に興味深かった。ゴッホ研究の第一人者には、この作品がそのように感じられるのだなと。史実をベースにしつつも、史実の「空白」の部分に独自のパズルのピースを当てはめるが如く、美しくドラマチックな物語を作り出している原田マハさんの凄さを改めて実感でき、この小説の面白さの真髄に迫れた気がした。ゴッホ兄弟や林忠正について、そして彼らが生きた激動の時代について、もっと知りたいと思った。国府寺さんの著作も読んでみたい。

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