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心の傷を癒すということ 新増補版 大災害と心のケア
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 作品社 |
発売年月日 | 2019/12/25 |
JAN | 9784861827853 |
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心の傷を癒すということ 新増補版
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商品レビュー
4.3
20件のお客様レビュー
被災地での様子を内面から伝える為に書かれた本ということで、被災地での混乱ぶりがリアルに伝わってくる。 被災直後は情報も無く、手探りで自分ができることに当たるしかない状況。しかし経過と共に求められる救護活動は変わっていく現実。 医療も震災直後の救急医療、そして後日起きてくる不調...
被災地での様子を内面から伝える為に書かれた本ということで、被災地での混乱ぶりがリアルに伝わってくる。 被災直後は情報も無く、手探りで自分ができることに当たるしかない状況。しかし経過と共に求められる救護活動は変わっていく現実。 医療も震災直後の救急医療、そして後日起きてくる不調に合わせた診療提供、その後長期的に必要な心のケアを読み進めるにつれて実感した。 仮設住宅一つとっても、応募に当たった時の複雑な気持ちがあり、住みづらさに耐え、通勤・通学に苦労し、世間からは解決したと思われがちであるが故に抱く反発心や切なさがある。人の心の葛藤を繊細に捉え、問題視している安医師の考えに触れることは、物事を単純に考えないよう教えてくれる。
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audible39冊目。 夫に勧められて読ました。 わたしが物心ついてから最初に記憶に残っている震災は、阪神淡路大震災です。 著者は、この震災に被災者として、そして精神科医として向き合った方です。 被災者が被災者の救助や支援にあたっていることに、今更ながら気付かされました。 ...
audible39冊目。 夫に勧められて読ました。 わたしが物心ついてから最初に記憶に残っている震災は、阪神淡路大震災です。 著者は、この震災に被災者として、そして精神科医として向き合った方です。 被災者が被災者の救助や支援にあたっていることに、今更ながら気付かされました。 地震発生直後は、命を救うために怪我をした方々の治療が最優先となりますが、次に課題となるのが、心に深い傷を負った方々の治療になります。 一人一人の患者さんに真摯に向き合い、そして、社会全体がよりよい方向に歩み出せるように考えておられ、尊敬の念を抱きました。 被災者や被災地に対する支援の在り方に大きな提言をもたらしてくださったと思います。 大切に読み継がれていくべき一冊だと感じました。
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基本、9割は安克昌の災害体験記であり、別の見方をするなら「セルロイド・クローゼット」のPTSD版である。 おそらくこの本の「患者になり得ぬ患者」とでも言うべき人々は複雑性PTSDに相当するのではないか。 言語に絶する体験をした時、人は「語り得ぬ痛み』を受け、語ることが出来ないのだ...
基本、9割は安克昌の災害体験記であり、別の見方をするなら「セルロイド・クローゼット」のPTSD版である。 おそらくこの本の「患者になり得ぬ患者」とでも言うべき人々は複雑性PTSDに相当するのではないか。 言語に絶する体験をした時、人は「語り得ぬ痛み』を受け、語ることが出来ないのだ。 それは倫理であり対面であり、然し本質的に痛みとは人それぞれの内面に生じたヌノーミスとでもいうか、触り得ない・語り得ない孤独な裂け目だ。 この様にレポート式に安克昌が見聞きしたことを書くことで、「語り得ぬ痛み」を受けた者は自らの痛みに気づく。 終章ではやはり「痛みに手当てするとはどういうことか』の本質が描かれている。 誰でも読んでいい。 例えば「痛みに触れることなく痛みの存在を知り合う」そういうことが話者と聞き手の中で共有される事により、痛みに向かい合える。 一つのレポートとして大変参考になった。
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