1,800円以上の注文で送料無料

世界史を創ったビジネスモデル 新潮選書
  • 新品
  • 書籍
  • 書籍
  • 1209-02-31

世界史を創ったビジネスモデル 新潮選書

野口悠紀雄(著者)

追加する に追加する

世界史を創ったビジネスモデル 新潮選書

1,870

獲得ポイント17P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2017/05/26
JAN 9784106038044

世界史を創ったビジネスモデル

¥1,870

商品レビュー

3.9

12件のお客様レビュー

レビューを投稿

2025/05/23

●2025年5月23日、Yahooフリマでクーポンを使用するために夜な夜な野口悠紀雄さんの「ゴールドラッシュ」に関する著書2冊をチェックしていて、今日知ったばかりの2冊目のほう、「アメリカ型成功者の物語―ゴールドラッシュとシリコンバレー (新潮文庫)」のAmazon商品ページの下...

●2025年5月23日、Yahooフリマでクーポンを使用するために夜な夜な野口悠紀雄さんの「ゴールドラッシュ」に関する著書2冊をチェックしていて、今日知ったばかりの2冊目のほう、「アメリカ型成功者の物語―ゴールドラッシュとシリコンバレー (新潮文庫)」のAmazon商品ページの下部にある「この商品を買った人はこんな商品も買っています」の欄に、たった1冊だけこの本が表示された。これも同じ野口悠紀雄さんの本だね。 ブクログ内で「koyama1026」さんのレビューによれば「17.6.23 ビジネスブックマラソン」にて取り上げられていた模様。

Posted by ブクログ

2021/06/01

『世界史を創ったビジネスモデル』という題でローマ帝国と海洋国家から入り、IBMやGoogle、マイクロソフト等々のビジネスモデルに繋いでいくとはなかなか斬新かつ大胆だ。Googleやマイクロソフト等々のビジネスモデルがいつまで続くか分からないが、まだ会社が出来てたかだか30〜40...

『世界史を創ったビジネスモデル』という題でローマ帝国と海洋国家から入り、IBMやGoogle、マイクロソフト等々のビジネスモデルに繋いでいくとはなかなか斬新かつ大胆だ。Googleやマイクロソフト等々のビジネスモデルがいつまで続くか分からないが、まだ会社が出来てたかだか30〜40年だ。確かに素晴らしいビジネスモデルであり、誰もが出来ることではない。しかし今や世界は70年代にインターネットが世に出てから様々な分野で技術革新が起き、それぞれの技術革新がインターラクティブに作用して更に新しい技術革新が起きている。しかもそのスピードたるやエクスポネンシャルだ。GoogleもマイクロソフトもAmazonも世界の変化のスピードにいづれ追いつけなくなる時が来るだろう。筆者がローマの成功モデルは柔軟なダイバーシティさが作用して、1500年も続いたと言っているが、既存の成功パターンからの脱却、脱皮をダイバーシティを通じてやって行っても100年がやっとかもしれない。企業は全く別の会社にならないいけないことも排除しないくらいでないと生き残れないかもしれない。

Posted by ブクログ

2019/05/31

17.6.23 ビジネスブックマラソン こんにちは、土井英司です。 「一気に読みました」というのは、本にとって最高の賛辞の一つで すが、「読み終わるのが惜しくて、ちびちび読みました」もまた、 最高の褒め言葉ではないでしょうか。 本日ご紹介する、野口悠紀雄教授の『世界史を創った...

17.6.23 ビジネスブックマラソン こんにちは、土井英司です。 「一気に読みました」というのは、本にとって最高の賛辞の一つで すが、「読み終わるのが惜しくて、ちびちび読みました」もまた、 最高の褒め言葉ではないでしょうか。 本日ご紹介する、野口悠紀雄教授の『世界史を創ったビジネスモデ ル』は、最近読んだ中では最も「読み終わるのが惜しくて、ちびち び読んだ」一冊。 ローマ帝国からヨーロッパ海洋国家のビジネスモデル、さらには最 近のIT企業のビジネスモデルまで、広く「ビジネスモデル」を論 じており、目からウロコの内容でした。 経済学者のフィルターを通して世界史を見ると、一体どう見えるの か。これは、塩野七生さんの一連の著書に匹敵するほど読み応えが ありました。 「多様性の確保」と「フロンティアの拡大」が、なぜ国や企業にと って重要なのか。誰でも受けいれる合理的な寛容さとフロンティア 拡大で成功し続けたローマ帝国の事例に、指導者は学ぶべきでしょう。 そして圧巻は、数百年先を見通し、平和時代のビジネスモデル(= 通商)を開発し、後の海洋国家のモデルの基礎を創った「国造りの 天才」アウグストゥス。 本書を読んで、彼がなぜ歴史上最高のリーダーとして尊敬されるの か、その本質がわかった気がしました。 ビジネスモデルとは何なのか、それが機能するには何が必要なのか、 著者の慧眼も、本書の読みどころです。 さっそく、しびれる内容をチェックして行きましょう。 ----------------------------------------------- 「ビジネスモデル」という概念は、企業だけでなく、国にも当ては まる。国がどのような活動を行なうかは、ビジネスモデルの選択と 考えることができるのだ 重要な概念は、「多様性の確保」と「フロンティアの拡大」である。 多様性を実現できた国や企業は、できなかった国や企業に対して優 位になることが多い ローマを支える柱は、軍と奴隷である。軍を養うには税収が必要だ し、退役後の兵士に与える土地を獲得するには領土を拡張する必要 がある。これらは周辺地に侵略し、征服することで得られる。そし て、戦争は奴隷の最大の供給源だ。つまり、戦争はローマにとって の中核的「ビジネス」なのである 公共施設といえば国や地方公共団体の予算で建設するものだと我々 は思っているが、ローマでは、実力者が私費を投じて作ったのだ ローマとアメリカの類似点は、以上にとどまらない。もっとも重要 な共通点は、戦争後の対外政策にある。それは、よく言えば「寛容 主義」であり、やや否定的なニュアンスを含めて言えば、「敗者同 化主義」だ 人間が自ら進んで働くには、第1に未来への希望が必要だ。そして 第2に、勤勉に働いたことが正しく評価される仕組みが必要だ アウグストゥスは、それまでの空間的なフロンティアの拡大が限界 に来たことを知り、それに代わる新しいフロンティアを、通商の拡 大に求めようとした 時代精神を体現したビジネスモデルが生まれるのは稀だ。現代で言 えば、その稀な例が、iPhoneの登場だ。これが画期的であったの は、もちろん、それが優れた装置であり、便利だからである。ただ し、それだけでなく、時代の精神を体現しているからだ 優れたビジネスモデルは、単に金を儲けるだけのものではない。ま た、余剰労働力を活用するだけのものでもない。そこには、人々を 燃え上がらせるものが含まれているのだ 広い領土は持たず、国を全世界に向って開放する。そして、貿易を 中心的な産業とし、少数精鋭で大きな収益を実現する。これは、広 い領土と多数の国民を持ち、主要産業は農業である大陸型国家とは 異質のものだ。海洋国家は、ヴェネツィアやポルトガルが意識して 採用した、国としてのビジネスモデルなのである ----------------------------------------------- 近年稀に見る日本人著者による力作であり、かつ今後の日本の方向 性への示唆に富む内容でした。 首相を含め、政治家は必読。 企業経営者も、起業家も、読めば歴史上の偉人たちが創り上げた 「ビジネスモデル」のすごさにしびれ、テンションが上がる内容です。 ぜひ読んでみてください。 -----------------------------------------------

Posted by ブクログ