商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2017/05/23 |
JAN | 9784309253626 |
- 書籍
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すごい物理学講義
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すごい物理学講義
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商品レビュー
4.4
23件のお客様レビュー
大学時代に量子力学を学び、その後も曲がりなりに技術職をやっていたこともあって、気軽に読めるんじゃないかと思ってました。でも内容の濃さと、知らないことの多さに驚き。概念を理解するのに苦労した部分もありましたが、一冊を通じて大いに興味を掻き立てられる内容でした。「物理学の本、他にも読...
大学時代に量子力学を学び、その後も曲がりなりに技術職をやっていたこともあって、気軽に読めるんじゃないかと思ってました。でも内容の濃さと、知らないことの多さに驚き。概念を理解するのに苦労した部分もありましたが、一冊を通じて大いに興味を掻き立てられる内容でした。「物理学の本、他にも読んでみようかな」と思えるオススメの一冊です。
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時間の概念の転換を想像するのはなかなかしんどい。 今そこに時間があるからなのか。 エネルギーが動こうとするから時間が生まれる。 そういう解釈でいいのかしらね。 そもそもエネルギーが動こうとするという言い方でいいのかもわからない。 すべては情報をやり取りしたいのよ。 そこで生きる私...
時間の概念の転換を想像するのはなかなかしんどい。 今そこに時間があるからなのか。 エネルギーが動こうとするから時間が生まれる。 そういう解釈でいいのかしらね。 そもそもエネルギーが動こうとするという言い方でいいのかもわからない。 すべては情報をやり取りしたいのよ。 そこで生きる私たちもまた、エネルギーが情報を欲したから生きているのか。
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カルロ・ロヴェッリ!『時間は存在しない』も『世界は「関係」でできている』も読みたい本としてチェックしてはいました。でも書名の凄さ…とイタリア人物理学者…という著者への馴染みのなさになかなかページを開くまでには至っていませんでした。(よく考えたらフェルミっていうスーパースターがいる...
カルロ・ロヴェッリ!『時間は存在しない』も『世界は「関係」でできている』も読みたい本としてチェックしてはいました。でも書名の凄さ…とイタリア人物理学者…という著者への馴染みのなさになかなかページを開くまでには至っていませんでした。(よく考えたらフェルミっていうスーパースターがいるので偏見でしかないのですが…)全然、関係ないのですが先日パウロコ二ェッティ『帰れない山』という小説を読んでイタリアの文学に触れ、この本こんなに面白いのは訳者の力もあるかな?と関口英子の訳書調べたらカルロ・ロヴェッリの『すごい物理学入門』が出てきて、これは読むしかない!と手にしたのが本書でした…はい、「入門」と「講義」は違う本なので間違いです。でも間違いでも読んでよかった!こんな読みやすく(っていうことは栗原俊英訳の力もすごいってことですね…)こんなにわかりやすく、こんなにワクワクする物理学の物語は初めて(?)です。本書はデモクリトスの無限の有限の話から熱く始まります。ここが先ずユニーク。デモクリトスの物語であると同時に著者の物理観も伝わってきます。それがアイザック(・ニュートン)、マイケル(・ファラデー)の古典物理学からのアルベルト(・アインシュタイン)の一般相対性理論、ニールス(・ボーア)、ヴェルナー(・ハイゼンベルグ)、ポール(・ディラック)の量子力学の二大ジャンプへ。この物語がイキイキしているのはスーパースターたちがファーストネームで記されていることも一因か。それがマトヴェイ(・プロスタイン)、ジョン(・ホイラー)、(ここらへんはマニアック?)を経て相対論と量子論の融合する量子重力理論に近づいてきます。最近、「超弦理論」についての本は読んだことはありますが、それに対抗するのが著者の提案する「ループ量子重力」。「弦」か「ループ」か、この探索も現在進行形の物語です。やっぱり宇宙ってすごいな、物理学ってすごいな、な本ですが、一番すごいのはそこを理解しようとする人間なのかもしれません、だから本書は物理の物語であると同時に人間の物語でもあるのです。本文はともかく『すごい物理学講義』って書名、安直な訳だと思ったのですが、いや『すごい』でいいのかもしれません。この本の中で章のタイトルになっていたりもするのですが『時間は存在しない』、すぐ読まなくちゃ!
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