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きことわ 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2013/07/29 |
| JAN | 9784101251813 |
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きことわ
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きことわ
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商品レビュー
3.5
124件のお客様レビュー
つかみどころがなかった。 回想なのか、空想のことなのか、現実のことなのかがわからなくて読み返すことが何度かあった。 自分の読解力の問題かと思ったら、あえてそう書くことで筆者の世界観を表現しているようだ。
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皮膚のやわらかさや体温、湿り気を感じる。 夢と現実との曖昧な境界線。 たゆたうのなら、こんな夢の中がいい。 揺らぎを覚える記憶に名前をつけるとしたらなんだろうかと、ふと思った。 思い出す、降ってくる、浮かび上がる。 そのどれでもあり、どれでもないような二十五年前の記憶。 立ちのぼ...
皮膚のやわらかさや体温、湿り気を感じる。 夢と現実との曖昧な境界線。 たゆたうのなら、こんな夢の中がいい。 揺らぎを覚える記憶に名前をつけるとしたらなんだろうかと、ふと思った。 思い出す、降ってくる、浮かび上がる。 そのどれでもあり、どれでもないような二十五年前の記憶。 立ちのぼり、横切り、通り抜けるようにしながら次々に現れては消えるそれらの曖昧さと際立ちは、きっと誰しもの心のなかに存在する。 通り過ぎた過去たちは、どれだけのものがありのままの姿を残して心の中に居座るのだろうか。 同じ場所であるはずなのに、お互いの中に存在するもの、しないもの、おぼろげなものを補い合い、夢であっても見ている間は本当のことなのだと思い至る。 先細りになる人間関係の先にたどり着いた 永遠子と貴子。 美しく響き、紡がれる文章の先。 二人を繋ぐ、やわらかな見えない何かを尊く思った。
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(再読) 人間の記憶の物語だと思いました。 思い出はそのままの形を保つことが難しいけど、確固たるものとして鮮明に残り続ける。 今まで忘れていたはずの出来事が、物や場所に触れることで蘇ってくる。 覚えていた記憶は本当の記憶なのか、曖昧な思い出もそこにあったという証拠がちゃんと残...
(再読) 人間の記憶の物語だと思いました。 思い出はそのままの形を保つことが難しいけど、確固たるものとして鮮明に残り続ける。 今まで忘れていたはずの出来事が、物や場所に触れることで蘇ってくる。 覚えていた記憶は本当の記憶なのか、曖昧な思い出もそこにあったという証拠がちゃんと残る。 残っていた証拠たちもやがては更地となる。 ただ、思い出を共有した、不思議な繋がりを持った人間関係だけが残る。 まるで詩のように柔らかな、しかし凛とした文章が、とても魅力的でした。
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