商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2013/04/12 |
| JAN | 9784062775366 |
- 書籍
- 文庫
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商品レビュー
4.3
153件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
(上下巻同じ感想を綴ります) 本日は祝日だったのですが、奥様が朝から友人らに会いにいくということで9時にそこまで車で送って、迎えに行くまでの4時間で上巻を、迎えに行って夕ご飯までの間で下巻を読みました! 年取って涙もろくなったのもありましたが、途中で二回ほど嗚咽。 友情、頑張ること、親しい人の死、その死者から託された夢、等々。私の「つぼ」が多かった話で、堪能いたしました。 ・・・ まあ高校生のボクシングドラマなのですが、やはり目がいくのは、センスのないモヤシ君だったユウキが愚直に練習に励み、めきめきと強くなることですね。 サラリーマン的には、このあたりに希望を見出したくもなります。 素直であること、否、時に愚直であることで、学歴とか運とか、あるいは容姿とか、言ってしまえばそれまでのdisadvantageはひっくり返せる、という可能性を信じたくなります。また、運動はcause-effectの因果が出やすくPDCAを回すことで如実に差が出そうですが、こうした物語から凡人サラリーマンは「そう、凡人でも工夫しだいで戦える!」と信じたくなりますね。 他方ユウキの才能は今後も多角的に開花してゆくのですが、才能というものはセンスvs努力という単純なものではないことはカブとユウキの先生たちによっても語られています。本人自身が探求を続ける努力を果たすということは大事。そして仮にその才能が見つかったとて、今度は必ずしもそれが幸せとも限らない、というのです。 下巻のP.242-244辺りで語られていましたが、「タイガー・ウッズは凄い」と呟くオヤジたちは実はウッズ以上に才能がある場合も大いにあり得るという話がありました。ただ、その才能に気付くかどうか、本人や周囲がその「鉱脈」を掘り続けることが出来るかどうか。本文では、指導によってプロになり、ランカーとなるも、そのファイター型のスタイルの才能開花だった故、後に指導者のことも分からなくなる後遺症を負った例が挙げられていました。 なかなか難しいものです。 ・・・ あと、まんまと泣かされたのは、ボクシング部のマネージャーの丸野さんの死でしょうか。 丸野さん、もう登場したときから病弱で入院も多い、という前振りがあったので「ああ、これは途中で死んじゃうパターンだ」というのは天気予報ばりに予測がつきました。降水確率90%以上です。 で、亡くなったあと、選手一人ひとりのクセを書き綴ったノートの存在を母親からボクシング部の監督に伝えられたところで号泣。更に、以降の大会で選手が丸野さんの遺影に挨拶してからリングに上がるという部分で涙目。こういうのは弱いです。 ・・・ そして、物語終盤の天才ボクサーのカブとユウキの二人三脚のトレーニングとかね。絶対勝つと約束する→実際には苦戦→ピンチに場外から聞こえてくる「勝ってくれるんじゃなかったのかよ」の声にはっとする→まさかの逆転勝利、みたいな筋。 分かっているのに涙してしまうのですよねー。 ・・・ ということで久しぶりの百田氏の作品でした。 トリックとか、驚かせるというより、上手にシーンを楽しませてくれる作品でした。映画化されたというのもむべなるかな。 友情系で泣きたいという方にはかなりの確率でヒットすると思います。
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青春時代のスポーツ物、大人になってから初めて読みました。 鏑矢君と木樽君の挫折と成長、ボクシング部の顧問として初めてボクシングを間近で見る高津先生、的確な判断と指示を出す沢木監督、他のボクシング部の選手の成長など、読んでいて読者が満足する、読んで良かったと思える、自分も諦めちゃダ...
青春時代のスポーツ物、大人になってから初めて読みました。 鏑矢君と木樽君の挫折と成長、ボクシング部の顧問として初めてボクシングを間近で見る高津先生、的確な判断と指示を出す沢木監督、他のボクシング部の選手の成長など、読んでいて読者が満足する、読んで良かったと思える、自分も諦めちゃダメなんだと思わせる作品でした。 仕事が忙しくなり、読む時間は寝る前にベッドの中での短時間しかなかったですが、最後まで感動しながら読みました。 次は百田尚樹さんの「永遠の0」読もうかなぁ。
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読み始めは、鏑矢にあこがれる木樽というイメージのまま、鏑矢の活躍や葛藤を描く物語だと思っていたが、木樽の成長ぶりが忠実に描かれていて、紛れもない主人公へと変わっていく姿に心を打たれた。 二人のライバルである稲村を含め、登場人物それぞれの物語が濃く、読み応えが抜群だった。
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