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ボックス!(下) の商品レビュー

4.3

145件のお客様レビュー

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2024/08/26

ボクシングについて何も知識もない自分がなぜここまで物語にのめり込めたのか、解説を見て納得した。それは物語の視点がボクシング初心者である木樽と高津先生であり、読者が疑問に思っていることを自然と質問してくれてあるからだった。 上下巻ともに風のように読み切ってしまいました。

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2024/07/07

面白い! 詳しく説明がされてるのでリアルに描写を思い浮かべる事が出来るし、緊張感も伝わってくるのでどんどん引き込まれます。 才能に恵まれてるから努力をしなくてもある程度の事は出来てしまうし、負ける悔しさも努力して力が身に付く嬉しさも知らないまま結果だけが付いてきた鏑矢。 誰より...

面白い! 詳しく説明がされてるのでリアルに描写を思い浮かべる事が出来るし、緊張感も伝わってくるのでどんどん引き込まれます。 才能に恵まれてるから努力をしなくてもある程度の事は出来てしまうし、負ける悔しさも努力して力が身に付く嬉しさも知らないまま結果だけが付いてきた鏑矢。 誰よりも努力して、努力する事を苦にせず楽しいと思える才能と、1つの事を真面目に根気強く続けられる誠実な木樽。 誰もが怖れる強さを持ってるけど、ボクシングの怖さを知ってるからこその揺るがない強さを持ってる稲村。 全く違うタイプの3人の天才の物語が面白かった。 努力して、努力して、努力して、結果勝ちました!ってハッピーエンドで終わる話だったら白けてたかもしれないけど、越えられない壁があって悔し涙で終わる。 怪我をして選手生命を絶たれ全く違う道に進む。 そんなところもリアルなスポーツの世界だなあと思って面白かった。 気持ちを新たにした鏑矢がカッコよかったなあ。 木樽もすごかったなあ。

Posted byブクログ

2024/06/21

ボクシングにはあまり興味はなかったけど、スポーツとしてボクシングをやってる人達のすさまじい努力に圧倒されました。 監督や鏑矢を本気にさせた優紀はホントにすごい人だと思います。

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2024/05/14

なによりも終わりが良い。 ボックスならではの真っ直ぐした感情が表現されており、最後の締めくくりに最高である。 序盤から終盤まで人間の感情が素直に表現されており、読みやすくとても面白い本であった。 登場人物全員が脇役ではなく、一人一人がとても輝く星であった。 感情を表に出すことが苦...

なによりも終わりが良い。 ボックスならではの真っ直ぐした感情が表現されており、最後の締めくくりに最高である。 序盤から終盤まで人間の感情が素直に表現されており、読みやすくとても面白い本であった。 登場人物全員が脇役ではなく、一人一人がとても輝く星であった。 感情を表に出すことが苦手な人にぜひ読んでもらいたい。

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2024/04/06

ボクシングには、全く興味も魅力も感じなかったので、この小説も、ずっとスルーしていたが、 高校生のアマチュアボクシング界の話だと知り、読んでみることにした。 ボックスとは、「ボクシングをしろ」と言う意味で、現代のボクシングの試合開始には、レフリー が「ボックス」と言うらしい。 ...

ボクシングには、全く興味も魅力も感じなかったので、この小説も、ずっとスルーしていたが、 高校生のアマチュアボクシング界の話だと知り、読んでみることにした。 ボックスとは、「ボクシングをしろ」と言う意味で、現代のボクシングの試合開始には、レフリー が「ボックス」と言うらしい。 天才的なボクシングセンスを持った、鏑矢義平は大阪の恵美須高校のボクシング部に所属している。 鏑矢に誘われて、幼馴染の木樽優紀も入部したが、木樽は、勉強は得意だけど、運動は大の苦手のいじめられっ子だった。 才能があるゆえに、努力をしない鏑矢。 かたや、コツコツと努力を続ける木樽。 対照的な二人だが、 いつのまにか、ふたりの力が拮抗してくる。 ボクシングを通して、若者の成長と挫折を、爽やかに描かれている。 自身も、大学生時代、アマチュアボクシングの経験を持つ、百田尚樹氏。 所々に、蘊蓄を挟めてくるが、ボクシングのルール等は、理解できて良かったけど、知らなくても良い事もあった。

Posted byブクログ

2024/01/05

青春だなぁ... 試合のシーンもいー感じ! ちょっと読んでから時間経っちゃったので、細かいことは書けませんけど青春小説好きな方は楽しめると思います(^∇^) 上下巻とも、ほぼほぼ一気に読みました! 面白かったです!

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2023/10/11

到底、自分では手を出さない部類の本かな。 ボクシングとか、ほとんど興味ないし、知らないし。当然、いろんな動作の表現についても、全然映像化できないまま、読んだ。 上巻はかなりノロノロ。 でも、そこはやはり青春熱血モノだと、下巻に行くと結構入り込んだ感じになった。 ラストはなんか、...

到底、自分では手を出さない部類の本かな。 ボクシングとか、ほとんど興味ないし、知らないし。当然、いろんな動作の表現についても、全然映像化できないまま、読んだ。 上巻はかなりノロノロ。 でも、そこはやはり青春熱血モノだと、下巻に行くと結構入り込んだ感じになった。 ラストはなんか、よくある感じに収まって、拍子抜けした所もあったけど、それでも、まぁ 読後感はよし。かな。 鏑矢が、なんかずーっと、横浜流星のイメージで 進んで行った笑

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2023/10/01

 高校ボクシングの青春ストーリーの下巻です。 主人公の一人である鏑矢は、己の才能に胡座をかき、ろくに努力もせず絵に描いたように挫折します。  まぁ、普通は「こんなヤツはダメ」「当然だ」とレッテルを貼られるでしょうが、本書(下巻)の面白さはここからなんです! 
 その後鏑矢は、親友...

 高校ボクシングの青春ストーリーの下巻です。 主人公の一人である鏑矢は、己の才能に胡座をかき、ろくに努力もせず絵に描いたように挫折します。  まぁ、普通は「こんなヤツはダメ」「当然だ」とレッテルを貼られるでしょうが、本書(下巻)の面白さはここからなんです! 
 その後鏑矢は、親友・木樽のサブに徹しながら自ら考え努力し、その才能が磨かれていきます。女子マネ丸野の想いもたまらなく涙を誘います。数々の試練を乗り越え真に成長していく、その姿に素直に感動します。「負けを認める・受け入れる」ことをが成長・飛躍のスタートなのですね。  取り分け、ヒヨッコのようだった木樽の成長ぶりはどうでしょう! 人は、継続的に学習・練習・訓練していると、突然劇的に成長することがあるという〝量子的飛躍〟に当たるんじゃないでしょうか。過酷で地道な努力はあったものの、尋常じゃない飛躍的成長は非現実的ですが‥。  「純粋に打算なく誰かのために頑張れる」というのは、まさに青春時代にピッタリの胸熱物語でした。人のために頑張れるのは、歳に関係なく人の心がけでしょうが! と心で異論を唱えたくなりますが、哀しいかな、歳と共に邪念が入ってくるんです‥。違う?  手に汗握るボクシング描写の面白さ、一心に一つのことに打ち込む意義、友情と人を思う気持ち等々、密度の濃い素晴らしく熱い青春物語でした。

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2023/08/29

凄いものを読んだよ 本当に。素晴らしいかったと手放しデ褒めるような感覚ではないけれど、素晴らしかった 鏑矢や木樽の魅力が凄い どちらも輝いているって凄いことだよね ただ高津先生のことがあまり好きになれなかったから最後が曜子語りだったのが少し残念(自分勝手)

Posted byブクログ

2023/05/25

 ベタもベタ、これでもかというくらいに月並みな青春部活小説なのに、今更こんな作品でまさかこれほど感動するとは……。  難しいことは何も考えず頭空っぽで楽しめる痛快な物語でした。

Posted byブクログ