1,800円以上の注文で送料無料

植物図鑑 幻冬舎文庫
  • 新品
  • 書籍
  • 文庫
  • 1225-01-01

植物図鑑 幻冬舎文庫

有川浩【著】

追加する に追加する

植物図鑑 幻冬舎文庫

754

獲得ポイント6P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎
発売年月日 2013/01/11
JAN 9784344419681

植物図鑑

¥754

商品レビュー

4.1

1345件のお客様レビュー

レビューを投稿

2025/06/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

凄惨なミステリー小説に辟易して、癒し補充のために拝読しました。 内容は、ある時おうちの前に倒れこんでいたイツキをかくまい、その中でお互い惹かれていき、付き合う。そんなお話です。野草採集を二人でしたり、それを調理したり。ただただのびのびゆったりと時間が流れていく素敵なお話でした。 とてもたわいもない内容でしたが、日々の暮らしを大切にしようと思える素敵な作品でした。とくに、私も野草採集を趣味にしたいなと思っていたので、少しためにもなりました。 途中、イツキが出ていくシーンでは、もしかしたらもう二度と戻ってこないのかもしれないという寂しさや悲しさを感じましたが、最終的に帰ってきました。きっと、さやかと素敵な家庭を築いているんじゃないかと思っています。 心温まるお話で、また定期的に拝読したいなと思っています。

Posted by ブクログ

2025/06/16

今月のブックリストテーマ《図鑑》セレクトを迷っているうちに、6月中旬まで来てしまいました。絵とか写真が綺麗なものを探していたんですが、小説コーナーにまさかの図鑑の文字…|д゚)チラッ 有川浩さんは図書館戦争を履修済なので、こういうストーリーに耐性があったかもしれませんが、むず痒い...

今月のブックリストテーマ《図鑑》セレクトを迷っているうちに、6月中旬まで来てしまいました。絵とか写真が綺麗なものを探していたんですが、小説コーナーにまさかの図鑑の文字…|д゚)チラッ 有川浩さんは図書館戦争を履修済なので、こういうストーリーに耐性があったかもしれませんが、むず痒いと感じる人がいるのも頷けます。書く人が違ったら、イツキにもっと暗い過去とか、危険な人物とかを絡めてきそうだな〜と思って読みました。 草花それぞれのカラー写真・巻末には料理レシピが付いていて、植物図鑑にするべくこだわっていた部分がお気に入りポイントです。 『「…人の胃袋までがっちり掴まえてさ」死亡直前の卵とタマネギだけで。あんなごはんがまた食べたいと思わせるなんて反則だ。彼が根負けしたように小さく笑う気配がした。-1.ヘクソカズラ-』 2025.6

Posted by ブクログ

2025/06/16

「別れる男に花の名を一つ教えておきなさい。花は毎年必ず咲きます。」という川端康成の小説の一節が有名かと思います。この小説はこの言葉を実感するような小説でした。 ある日、主人公のさやかが玄関前で拾った男。犬のような感じかと思えば、家事を完璧にこなせるしっかり者。 2人の日課である...

「別れる男に花の名を一つ教えておきなさい。花は毎年必ず咲きます。」という川端康成の小説の一節が有名かと思います。この小説はこの言葉を実感するような小説でした。 ある日、主人公のさやかが玄関前で拾った男。犬のような感じかと思えば、家事を完璧にこなせるしっかり者。 2人の日課である散歩(狩り)でイツキはさやかにたくさんの草花を教えていった。 先ほどの川端康成の言葉になぞらえれば、こんなにたくさんの花の名を教えてくれた男を忘れられるわけない!!! しかも四季折々の植物について教えてもらい、季節が巡ろうといっときたりとも忘れられない…。イツキはとても罪な男でした。 章が進むにつれ、巡る季節とともに2人の生活が紡がれていく様子がとてもよかったです。 本の最後にイツキが実際に作っていたレシピが載っており、いつか作ってみたいです。

Posted by ブクログ