商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 白水社 |
発売年月日 | 2011/07/27 |
JAN | 9784560081518 |
- 書籍
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紙の民
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紙の民
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商品レビュー
3.9
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スペイン語圏、それも中南米で書かれた小説らしい匂いが全編に漂っている。 ロシア小説な匂い、フランス小説な匂い、イタリア小説な匂いがそれぞれあるように、中南米な匂い。各言語固有の文体がそうさせるのか、訳者が異なったぐらいでは地域柄は変わらない。どんな匂いなんだと問われたら窮するなぁ...
スペイン語圏、それも中南米で書かれた小説らしい匂いが全編に漂っている。 ロシア小説な匂い、フランス小説な匂い、イタリア小説な匂いがそれぞれあるように、中南米な匂い。各言語固有の文体がそうさせるのか、訳者が異なったぐらいでは地域柄は変わらない。どんな匂いなんだと問われたら窮するなぁと考えて、本作を読み通しながら鼻をひくつかせ言葉を探したが、とどのつまりわからない。遠く白熱する太陽のもと、砂埃と冷えた汗でうっすら覆われた肌のような…? なんて、言ったそばからあやしい。じゃロシアは? イタリアは? フランスって? 矢継ぎ早に問いただされたらアーアーと喚いて話をご破産にするか、えへえへ笑って誤魔化すかしてしまう。でも、たしかにあると思うんです、匂い。冷酷な審判をくだした会場を振り返りながら「それでも…」と言ったとされるガリレオと同じ気持ち。 ところで、日本の小説の匂いって。
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ズバリ、比較的に意味が分からないでしょう。と言わざるを得ないのではないか。 いやしかしここまで意味不明だと頑張って読もうと思うのが読書に身を捧げた男の末路ではないか。 そんなわけだから意味が分からないなりにも読み進んでいって分かったのは大体において意味不明な文学を著す男とは結局女...
ズバリ、比較的に意味が分からないでしょう。と言わざるを得ないのではないか。 いやしかしここまで意味不明だと頑張って読もうと思うのが読書に身を捧げた男の末路ではないか。 そんなわけだから意味が分からないなりにも読み進んでいって分かったのは大体において意味不明な文学を著す男とは結局女の子のことばっか考えててしょうもないけど3次元は大変だから二次元ていうか紙ていうかエロ本とか読んで痛い目にあっているよということではないか。だって紙でできた女の子って言われたら。ねぇ。 そしてオッサンは夜尿に悩むという。切ねぇ。
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悲しくて胸がぎゅっと詰まるような物語でした。 愛する人を失って葛藤し、忘れるために痛みを伴う方法を選ぶ人達は見ていて正直辛かった……。 けれど、巧みな心理描写や、詩的なレトリック、奇抜なレイアウトにより、著者の独特な世界観に没入させられました。 また物語の結末も色々考察ができて面...
悲しくて胸がぎゅっと詰まるような物語でした。 愛する人を失って葛藤し、忘れるために痛みを伴う方法を選ぶ人達は見ていて正直辛かった……。 けれど、巧みな心理描写や、詩的なレトリック、奇抜なレイアウトにより、著者の独特な世界観に没入させられました。 また物語の結末も色々考察ができて面白かったです。 半年前に読んだけど、何年経っても記憶に残る本だと思います。 この本が好きな人は、紙葉の家もオススメします。
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