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人生を「半分」降りる 哲学的生き方のすすめ ちくま文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2008/01/10 |
JAN | 9784480424129 |
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人生を「半分」降りる
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人生を「半分」降りる
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商品レビュー
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26件のお客様レビュー
著者が、表面的な考え方や人を徹底的に嫌悪しているのが伝わってくる。生きるために必要最低限の仕事や交流は続けても、世の中に必要とされていることや求められていることを可能な限り排除していこうという提案はとても新鮮だった。私も、生きることの意味や価値に真剣に向き合うほどそれが何の根拠も...
著者が、表面的な考え方や人を徹底的に嫌悪しているのが伝わってくる。生きるために必要最低限の仕事や交流は続けても、世の中に必要とされていることや求められていることを可能な限り排除していこうという提案はとても新鮮だった。私も、生きることの意味や価値に真剣に向き合うほどそれが何の根拠もない偽善的で軽薄な仮ものに思えてしまう感覚は何だか理解できる気がする。また、何かしら社会を良くしてから(大勢の人の役に立ってから)死にたいと思っていたが、その奥底には自分という存在が消滅することを拒絶するがための自己欺瞞なのかもしれないという考えが頭をよぎった。私は人生に失望する気にはならないし、半隠居をするつもりもないが、時には著者のような視点で批判的に自分の価値観を見直したい。
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中島義道が描く人間模様(大学の教授連や家族たち、あるいはカントやニーチェの人間像)はどこか筒井康隆『文学部唯野教授』的な俗物の見本市のようで、そして中島義道という人だって半隠遁生活を薦めるわりに立派な・生粋の俗物である。いや、ぼくだってそんなことを言い出せば隠遁なんてできるわけも...
中島義道が描く人間模様(大学の教授連や家族たち、あるいはカントやニーチェの人間像)はどこか筒井康隆『文学部唯野教授』的な俗物の見本市のようで、そして中島義道という人だって半隠遁生活を薦めるわりに立派な・生粋の俗物である。いや、ぼくだってそんなことを言い出せば隠遁なんてできるわけもないのにこんな本をしゃぶるように読んで癒されるのだから「オマエモナー」なのだけれど、中島義道の書くものの底力とはそんな感じで聖人君子や完璧超人になることをあきらめて底知れない俗を生きることを残酷に、かつ優しく諭してくれることにある
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感想 したくないことをしない。例え嫌われても自分を貫く。そのために他者に依存しない自己を確立しなくてはいけない。まずはそこから始める。
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