商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
| 発売年月日 | 2007/10/09 |
| JAN | 9784344410251 |
- 書籍
- 文庫
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商品レビュー
4.1
33件のお客様レビュー
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連続して黒川博行の疫病神シリーズ。これは第三弾。 疫病神・ヤクザの桑原保彦に頼まれ、賭け麻雀の代打ちを務めた建設コンサルタントの二宮啓之。 利のよいアルバイトのつもりだったが、その真相は大手運送会社の利権が絡む接待麻雀。 運送会社の巨額の裏金にシノギの匂いを嗅ぎつけた桑原に、三たび誑し込まれる契機となった―。 何故第一弾の後に第三弾なのか、というと単に「母の遺品になかった」からであって、深い理由はない。 『疫病神』と言う作品自体、面白くはあったが好みの軸とは少しズレている気もしていた。 そんな気持ちを抱えつつ「まあせっかくだから読んでみるか」的な気持ちで読み始めたことを素直にここに記しておく。 …面白かった。 個人的には『疫病神』より断然良かった。 自分が小慣れてきたのか、作者が二宮と桑原の見せ方に慣れたのか分からないが、一作目よりもスイスイと読めたのだ。 使ってる言葉が平易になった訳でも無いと思うのでやはりこちらが馴染んできたのかもしれない。 作中の二宮も桑原の扱い方にだいぶ慣れたようで、桑原を適度に持ち上げつつちゃっかり自分の取り分だけは主張するように成長していた。 いや、そうしないとやっていけないのだろうが。 ただ会話が楽しそうになっているのは確かかと思う。 桑原が「二宮くん」と呼ぶ時のやり取りはちょっとした漫才の掛け合いのようでもある。 一方で今回のシノギの対象はかなりの規模の会社であり、その額も相当な物。 桑原も本気で狙いに行っているのだが、それにうまいこと使われている二宮はまあまた災難ではある。 (ある種の自業自得な部分もある) 最後は極道の世界の大物(どれくらいの大物なのかは分からないが)も登場し、あの桑原ですらアッサリとやられてしまう。 げに恐ろしき極道の世界である。知らんけど。 こんな中で平然と(?)分け前もらったりする二宮の肝の座り方はやっぱり異常だ。父親がその筋だったとしても。 あとこの2人絶対仲良し。 と言う訳で上下巻に分かれているが長くは感じられないほど夢中で読めた作品である。
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疫病神シリーズ第3弾。上下巻の下巻。 桑原と二宮のコンビが下巻では沖縄へ。 沖縄へ行き、沖縄のヤクザとゴロをまく。 実はこのシリーズは色々な場所を旅する物語でもあるのかしら。 関西、北朝鮮、沖縄、次作はどこへ。 桑原はここ一番、状況を把握し無理をしないところが流石だ。 突っ込...
疫病神シリーズ第3弾。上下巻の下巻。 桑原と二宮のコンビが下巻では沖縄へ。 沖縄へ行き、沖縄のヤクザとゴロをまく。 実はこのシリーズは色々な場所を旅する物語でもあるのかしら。 関西、北朝鮮、沖縄、次作はどこへ。 桑原はここ一番、状況を把握し無理をしないところが流石だ。 突っ込んでいくだけじゃないところがいい。 このシリーズ、既に桑原と二宮が会話するだけで楽しい。 星は3つ。3.7とするが、星に意味はない。
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またもや桑原、二宮の冒険(?) 最初は関西圏でちょこまかやっていて、派手なシーンはあまりなく、これはこれで、のんびり読めていいなと思っていました。が、きました。後半からは沖縄入り! 沖縄に入ってからは展開が早い早い。 ゆっくり読むつもりがあっという間に読み終わってしまいました。 まるでジェットコースターのような急展開。 沖縄に行きたくなったし、モデルになってる佐川急便のことも気になったし。 読むのが楽しかったです!
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